
萩原 俊哉
コメツガの根と大岩の力作。
またここまで会いに来た。
山に登り、森を歩くからこそ『Z 7』の軽さとコンパクトさがありがたい。
志賀高原の針葉樹林。風景写真家には少しつらい登山道を30分ほど歩いたところに「たこ松」と呼ばれるコメツガの樹がある。大岩を抱くように張られた根の形と本数から名付けられたらしい。現場に着いても疲労を感じないのは、ボディーとレンズで1.2キロ弱の小型・軽量な、Z 7とNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの組み合わせだからこそ。チルト式の画像モニターを開いてZ 7を低い位置にセットし、遠近感を強調することで力強さを表現した。さらに解像感を高めて立体感を強調するため、絞りf/11を選択し、[ミドルレンジシャープ]を+5に設定。木と岩の質感や苔の細部まで緻密に表現することができた。
撮影情報
- レンズ
- NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
- 画質モード
- 14bit RAW
- 撮影モード
- 絞り優先オート
- シャッタースピード
- 1/1.6秒
- 絞り
- f/11
- ホワイトバランス
- 晴天
- ISO 感度
- 100
- ピクチャーコントロール
- スタンダード
