首都圏大学写真部合同「ニコンZシリーズ撮影会」(Supported by 『風景写真』『フォトコン』)

首都圏大学写真部合同「ニコンZシリーズ撮影会」
(Supported by 『風景写真』『フォトコン』)

首都圏の14大学の写真部から39名が集まり、講師に写真家の今浦友喜氏をお招きし開催したニコン「Zシリーズ」撮影会。貸し出しの最新機材を使い実際に撮影体験をしていただくだけではなく、普段交流の少ない他大学写真部の学生とも交流ができるとあり会場は熱気に包まれました。また、当日はニコンから開発者など10名近い社員が会場に駆けつけ、学生との活発な交流を行いました。撮影された写真はその場でA3ノビという大きなサイズにプリントされ、今浦氏をはじめ、『風景写真』石川薫編集長、『フォトコン』藤森邦晃編集長の3者による作品講評会が行われるなど、密度の濃いイベントになりました。

講師今浦 友喜(いまうら ゆうき)
日程2018年12月22日(土)
撮影地都内公園
主な貸出機材 Z 7
Z 6
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
マウントアダプター FTZ
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

イベントの様子


① まず、今浦氏による「Z 7」で撮られた近作のスライドショーによるオリエンテーションからスタート。メモを取りながら聞く学生も。その後、いよいよ実際に「Z7」や「Z6」を手に持ち、カメラの使い方講習に。


② 今浦先生の実践的で分かりやすい操作説明を食い入るように聞く学生たち。初めて手にする「Zシリーズ」のカメラに、ワクワクドキドキの様子が伝わってきましたが、さすがはデジタルネイティブ世代とあって、すぐに使い方をマスターしていました。


③ セットで貸し出しの「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」レンズだけではなく、たくさんの追加のレンズの貸し出しを発表すると、皆さん大盛り上がり。憧れ、使ってみたいと思っていてくれたレンズなどは争奪戦となり、最後はじゃんけんで決めることに。


④ 使い方講習など座学の後は、近くの公園に移動していよいよ実践編です。しとしとと雨の降る天気でしたが、紅葉の残る園内は、雨のおかげで一層彩りが増し、新機材を手に、皆さん思い思いの被写体を夢中で狙っていました。


⑤ 撮影指導に力の入る今浦氏。学生たちも比較的年齢の近い今浦氏だからか、積極的に被写体の狙い方や構図の決め方などの質問が出ていました。マニアックな機材の話で盛り上がる場面も。


⑥ 撮影の後は講評会です。講習会場に戻ってくると、撮影した写真の中から一人1点を選び、すぐさまA3ノビ用紙にプリントアウト。撮影したばかりの写真が精細な画質でプリントアウトされてくると、歓声が上がっていました。


⑦ 講評会は、今浦氏とともに、雑誌『風景写真』石川薫編集長、雑誌『フォトコン』藤森邦晃編集長も加わり、豪華な内容になりました。自分の作品をプロに講評してもらえる貴重な機会とあり、学生たちは真剣に聞き入っていました。


⑧ 講評会に続いて行われたのは質問タイム。実はこの日、10名近いニコン社員が学生の皆さんとの交流のため会場に駆けつけました。光学設計や商品企画について、学生たちから率直で真摯な質問がたくさん出される濃い時間になりました。就職で悩む学生からは切実な質問も。


⑨ 丸一日がかりの大学写真部合同撮影会の最後は、「Zシリーズ」のカメラを手に全員で記念撮影。大学を横断してこれだけの人数の写真を愛する学生が集まれたことで、同じ趣味を持つ知り合いも増え、お互いに大きな刺激になったようです。

参加者の作品

参加者の声

最新のカメラを使って撮影ができて、純粋に楽しかった。最後に講評をいただけたこと、他の参加者の作品が見られたことも楽しかった。
今浦先生のトークで写真撮影に対する姿勢や考え方が知れて勉強になった。
実際にカメラを作っている方にお会いして、そのカメラに対するこだわりを聞き、ニコンというメーカーへの信頼性が増すとともに、もっと好きになりました。
二コンの方々とお会いしてお話を聞けるというのは中々無く、貴重で楽しかったです。大きな用紙にその場で印刷してくれるのも自分の写真をマジマジと見れてよかったです。
今回の撮影会でニコンのフルサイズミラーレス及びレンズを堪能できたのはもちろん、他大学の写真部との交流、プロの方からの講評など、多くの刺激を受けることができ、とても有意義な撮影会だった。
今まで「自分はAPS-C ⼀眼レフしか使わない、フルサイズミラーレスなんて絶対買わないし興味ない」と思っていたが、今回の撮影会で今まで抱いていたフルサイズカメラ、ミラーレスカメラ、フルサイズミラーレスカメラの印象が大きく変わった。
ニコン=超本格的なカメラで初心者には扱えないというイメージがあったが、Z 6を実際に使ってみたら性能はとても良く、かつ扱いやすいということが分かった。
歴史あるカメラメーカーでも新しいことにも全力で取り組む姿勢、そして、社員の方が優しく、自由な感じがした。
就職についての話も聞けたのがよかった。また、光学設計や宣伝、デザインなど、カメラ以外の幅広い分野の話も聞けて勉強になった。
仕事へのこだわりや、仕事と趣味がどこかで繋がっているところが業界や会社として魅力的に思えた。
操作系がシンプルかつ直感でわかり、使いやすかった。画質も今までの機種よりもWBなどが優れていると感じた。レンズはNIKKOR Z 24-70mm f/4 S、NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 共にずば抜けた物を感じた。
今回のような電子ビューファインダーを搭載したミラーレス一眼を使うことには抵抗を感じていたが、光学ファインダーと比べて特に違和感なくファインダーを覗いて撮影することができた。

講師紹介

写真家 今浦友喜 ( いまうら ゆうき )
1986年埼玉県川口市生まれ。風景写真家。楽器製作学校講師を経て、´13年に株式会社 風景写真出版に入社。´16年にフリーランスとなる。自然風景、生き物の姿を精力的に撮影。雑誌制作の経験や豊富なカメラ知識を生かし、雑誌への執筆や写真講師として活動している。カメラグランプリ選考委員。
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Z 7、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 撮影モード:マニュアル、1/40秒、f/5.6 WB:4170K ISO感度:1800 ピクチャーコントロール:ビビッド

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Z 7、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 撮影モード:マニュアル(露出補正-0.3段)、1/60秒、f/5 WB:4350K ISO感度:2800 ピクチャーコントロール:ビビッド