一覧へ戻る

頭の中のイメージを「色彩」に置き換えるメソッド

シャボン玉が舞う作品シリーズや広告作品を撮り続けている写真家・大橋愛氏を講師に迎えた撮影会テーマは「自分の考えるイメージを色彩として表現する」。人が目で見るイメージとカメラで写すイメージは異なる、ということを前提に自分が一番伝えたいもの・撮りたいものを生かす背景の入れ方や、色のバランスはどうすればよいかといったメソッドを学びました。被写体を「カメラで撮る」という行為にはアングルやポジションで様々なバリエーションも生まれます。
今回は被写体にシャボン玉を取り入れながら、イメージしたシーンを色彩で捉えるための撮影に挑戦していただきました。

講師大橋 愛
日程2016年7月9日(土)
撮影地神代植物公園
貸出機材 D500
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR
AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

講師紹介

写真家 大橋 愛 ( おおはし あい )
1974年、神奈川県生まれ。1995年、東京綜合写真専門学校卒業。2000年、第15回『写真ひとつぼ展』入選。2002年に『longe daqui』、2004年に『世界の果てにつれてって』、2008年に『UNCHAINED』、2013年に『piece』、2014年に『イヤーンの村』など数々の個展を開催。グループ展として、2011年の『“FOIL”hpgrp gallery New York』、『禅居庵×FOIL 現代美術作家グループ展「明日はわからへん。」』などがある。
サムネイル画像を拡大する

レンズ:AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR 撮影モード:マニュアル、1/1600秒、f/5 WB:色温度 4000K ISO感度:1000 ピクチャーコントロール:ニュートラル

サムネイル画像を拡大する

レンズ:AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR 撮影モード:マニュアル、1/4秒、f/16 WB:色温度 5000K ISO感度:100 ピクチャーコントロール:ビビッド

参加者の作品

撮影協力:神代植物公園

イベントの様子

今回の撮影は、雨上がりの神代植物公園にて行われました。講師の大橋氏が普段の作品作りで活用している「シャボン玉」を被写体に、参加者全員で連写撮影に挑戦。D500の連写機能を最大限に活用して夢中でシャッターを押している皆さんの姿が印象的でした。
場所を変えて、大温室ではチルト式液晶を活用して植物を様々な角度から切り取り、またマイクロレンズを生かした撮影なども楽しまれていました。

参加者の声

作品を読みとる力を身につけるために自分で撮ったり、人の作品をたくさん見たりして続けていくことが大切だと思った。対象のものを生かすための背景の選び方や色の選び方をもっと考えたいと思った。
(D500について)想像していたよりも軽く、動体に対してスムーズで驚きでした。
とても参考になりました。目だけで被写体を見てはいけない。視覚はあてにならない等、目からウロコでした。
キャリアの長い人にも短い人にも配慮した内容、理解しやすいように、かみ砕いて説明してくださり助かりました。
(D500について)普段使っているD5300との違いに驚きました。フォーカスの合わせ方、解像度、また85mmのマイクロレンズも今までにない表現や被写体を撮れて非常に良い体験でした。
あれもこれもではなく、課題と場所が絞られていて、集中して取り組める撮影会でした。
講評で撮りたいイメージを実現するにはどうするか具体的なアドバイスが貰えてよかったです。
(D500について)ISOで頑張れるので思ったことをしやすい。写真もクリアに感じました。
(D500について)連写がさくさく撮れておもしろかった。
先生が写真に対して考えていることを伝えようとして下さっていたので良かったです。先生の見る力、発見する力を感じました。
一覧ページへ戻る

その他の回