NIKKOR90周年

NIKKOR Z 17-28mm f/2.8

NIKKOR Z
17-28mm f/2.8

小春 ハルカ×NIKKOR Z 17-28mm f/2.8作品
Shintaro Tsushima×NIKKOR Z 17-28mm f/2.8作品
NIKKOR Z 17-28mm f/2.8

Photographer

「どんな世界が
見られるんだろう」

はじめてこのレンズを手にしたとき、『これがf/2.8の超広角ズームなの?』と思った。小さくて手になじみ、その軽さにも驚いた。そして、このレンズでどんな世界が見られるのだろうとワクワクした。実際に撮ってみると、目の前に広がる景色を自分が残したいと感じるままに写し出してくれ、撮影後もその記憶が鮮やかによみがえるような、すばらしい表現力を実感した。とくに超広角、絞り開放で被写体に寄った撮影では、ゆったりと広がりのある空気感と背景のとろけるようなボケがとても心地よい。このレンズとこれから、どんな旅をしようか。どんな日常を切りとろうか。

小春 ハルカプロフィール写真

写真家

小春 ハルカ(こはる はるか)

季節の花や夕焼け空、何気ない田舎の景色など、日々過ごしていく中で身近に感じる「心動かされる瞬間」を撮影。花と風景の淡色世界を表現している。

季節の花や夕焼け空、何気ない田舎の景色など、日々過ごしていく中で身近に感じる「心動かされる瞬間」を撮影。花と風景の淡色世界を表現している。

広々とした空の下で、マイペースな時を過ごす放牧牛を撮影した。超広角の17mmで壮大な空一面に広がる雲を背景とし、草を食む牛の存在感を強調。少しまぶしいぐらいの空を背景にしたけれど、牧草のしなやかさも、のんびりとした牛の雰囲気もしっかり表現できた。

カメラ
Z 5
シャッタースピード
1/320秒
ISO感度
100
焦点距離
17mm
絞り
f/5.6

夕方になって、太陽がやっと顔を出した。草原と空の奥行きを出したかったので、超広角17mmで手前の草を入れローアングルで撮影。ふんわりとした印象にしたかったのであまり絞らずに。やさしく見守るような太陽となめらかに変化する空の色。夕日がレンズに射し込んだけれど、その描写は素晴らしい。

カメラ
Z 5
シャッタースピード
1/200秒
ISO感度
100
焦点距離
17mm
絞り
f/5.6

海辺の波音にいやされながら、キラキラと輝く天の川を28mmで撮影した。絞りは開放、長めにシャッターを開けたけれど、星は画面隅々まで描かれ、淡い光に照らされていた海岸のディテールもしっかりと浮かび上がっていることに驚く。星景の経験はあまりないが、『また撮りたいな』と思った。

カメラ
Z 6II
シャッタースピード
20秒
ISO感度
4000
焦点距離
28mm
絞り
f/2.8

秋の空へ背伸びするコスモスをイメージ。広角、ローアングルで小さな生きものの視点も表現したかった。やさしく、やわらかい雰囲気を出すために絞りは開放で。花びらの繊細さはもちろん、手前や背景の美しいボケ、ふんわりとした雲の立体感が気に入っている。ボディーには小型・軽量の Z 50を使用した。

カメラ
Z 50
シャッタースピード
1/2000秒
ISO感度
100
焦点距離
17mm(35mm判換算で、25.5mm相当)
絞り
f/2.8

ふと水たまりをのぞき込むと、そこにはきれいな夕焼けのリフレクション。どちらの景色が本物なのか分からなくなるほど、くっきりと美しかった。焦点距離17mmの超広角で、ごく小さな水たまりの水面に近い位置から撮影。大きく広がるふたつの世界を表現することができた。

カメラ
Z 5
シャッタースピード
1/160秒
ISO感度
100
焦点距離
17mm
絞り
f/5.6

四国カルストの雄大な景観と、どこまでも続くような道を撮影した。厚い雲に覆われながらも、ときおり見える青空に心がおどる。起伏に富んだ草原と表情豊かな空を広角で捉えることによって、とても開放感のある表現になった。遠景の石灰岩と牛たちもしっかりと描写されている。

カメラ
Z 50
シャッタースピード
1/320秒
ISO感度
100
焦点距離
17mm(35mm判換算で、25.5mm相当)
絞り
f/8

四国カルストの標高約1400mから見る夕日は絶景だった。“天空の道”とも呼ばれるワインディングロードや、やさしいオレンジ色につつまれる山々をはっきり捉えるために焦点距離28mmで撮影。逆光でもフレアやゴーストが抑えられ、狙いどおりの情景を残すことができた。

カメラ
Z 50
シャッタースピード
1/640秒
ISO感度
100
焦点距離
28mm(35mm判換算で、42mm相当)
絞り
f/5.6

Photographer

「理想の超広角ズームに
出会った」

生を受けた青森の大地と空と海を撮り続けている。そんな私にとって、このレンズはひとつの理想形だと思う。早朝や夕刻のシーンで開放F値2.8一定の明るさは頼もしい力となり、大きく美しいボケはとても柔らかく繊細。一方ピント面の解像は同等のズームレンズと比べても最高のクオリティーといえるだろう。星景撮影でも収差が抑制され、優れた点像再現性※を味わうことができる。そして、移動の多い撮影スタイルにはこのコンパクトさと軽さが嬉しい。さらに、ズーミング時にレンズの長さが変化しないため重心が安定し、撮影に集中できる。今までにない超広角ズームレンズに、出会うことができた。

※ 画像周辺部まで、「点光源」を歪みやにじみのない「点」として描写できる性能。

Shintaro Tsushimaプロフィール写真

風景写真家

Shintaro Tsushima(対馬 慎太郎)

青森の絶景カメラマン。belu studio代表。青森県内をくまなく巡り、豊かな自然を撮り続ける。また、青森県弘前市の岩木地区(旧岩木町)にて、地域おこし協力隊として活動。東京カメラ部「日本写真100景<四季> 2021」青森県枠、IPA 2022 Professional Architecture, Historic Official Selection / Nature, Landscape Official Selection。その他、写真専門誌への寄稿、写真講座講師、TV出演など、多彩な活動を展開する。

青森の絶景カメラマン。belu studio代表。青森県内をくまなく巡り、豊かな自然を撮り続ける。また、青森県弘前市の岩木地区(旧岩木町)にて、地域おこし協力隊として活動。東京カメラ部「日本写真100景<四季> 2021」青森県枠、IPA 2022 Professional Architecture, Historic Official Selection / Nature, Landscape Official Selection。その他、写真専門誌への寄稿、写真講座講師、TV出演など、多彩な活動を展開する。

青森県五所川原市にて日中に撮影。天気がよかったこの日は、青空が印象的で青森の短い夏の終わりを感じた。絞りは開放だが、豊かに実った稲穂や道の小石、遠くの山々までしっかりと描かれている。焦点距離は28mm、表現が難しいパースのバランスもズームレンズだからこそ調整がしやすい。

カメラ
Z 6II
シャッタースピード
1/2500秒
ISO感度
100
焦点距離
28mm
絞り
f/2.8

青森県五所川原市にてキバナコスモスを撮影。このレンズは、最短撮影距離が非常に短いため、被写体に思い切り寄ったダイナミックな表現ができる。さらに、開放f/2.8による大きなボケは、やわらかく繊細だ。AFも素早く、風で揺れる花にもピントが合いやすい。

カメラ
Z 6II
シャッタースピード
1/2000秒
ISO感度
100
焦点距離
17mm
絞り
f/2.8
「至近からの撮影で、
新しい表現に挑戦できる」

NIKKOR Z 17-28mm f/2.8は焦点距離17mmで最短撮影距離が0.19mとなるため、至近からの撮影が可能となる。超広角の場合、パースを活かした構図がメインとなりがちだが、ここまでの接写が可能になることで、新しい被写体や表現に挑戦することができる。

青森県北津軽郡鶴田町の廻堰(まわりぜき)大溜池にて日の出を撮影。この日は風がなくとても美しいリフレクションが見られた。早暁の神秘的なグラデーションを表現するため、日が少し昇ったところでシャッターをきった。絞り開放でありながら逆光耐性も発揮され、遠景までクリアーに描写されている。

カメラ
Z 6II
シャッタースピード
1/2000秒
ISO感度
100
焦点距離
28mm
絞り
f/2.8

青森県南津軽郡大鰐(おおわに)町の阿闍羅山(あじゃらやま)から望む八甲田連峰。日の出が近づくにつれ、東の空が淡くオレンジ色に染まり始め、猛烈な朝焼けになることを確信した。そして日の出前の燃えるような情景を、超広角17mm、絞り開放で撮影。薄明時でも画面の隅々まで克明に描写され、ダイナミックな自然の息吹を表現することができた。

カメラ
Z 6II
シャッタースピード
1/30秒
ISO感度
100
焦点距離
17mm
絞り
f/2.8

青森県西津軽郡深浦町にて。日没後の残照と空一面を流れる低い雲が印象的だった。絞り開放、焦点距離は17mmとして、辺りが暗くなり星が見えてくるタイミングで撮影。画像周辺部までの解像感が素晴らしく、輝き始めた星や海岸の岩の描写、空のグラデーションも思いどおりに表現できた。

カメラ
Z 6II
シャッタースピード
20秒
ISO感度
125
焦点距離
17mm
絞り
f/2.8

青森県西津軽郡深浦町の千畳敷で日没時に撮影。空に広がるベールのような雲が印象的で、主題とした大きな岩とともにスケール感のあるシーンを表現できた。開放であっても解像度が周辺部まで安定しているからこそ、超広角17mmで理想的なパースを攻めることができる。

カメラ
Z 6II
シャッタースピード
1/200秒
ISO感度
100
焦点距離
17mm
絞り
f/2.8

Lens

NIKKOR Z 17-28mm f/2.8

NIKKOR Z 17-28mm f/2.8

軽く小さい、そして表現は大きく広がる

表現の可能性が広がる、開放F値2.8で一定の超広角ズームレンズ
旅行や普段使いに最適な、軽量・コンパクト設計
ズーム全域で、絞り開放から安定して得られる高画質
被写体に思い切って近づける、0.19m※1の最短撮影距離
ズーミングによる鏡筒の全長変化がなく、バランスが取りやすい
フォーカスブリージング※2の低減など、動画撮影に配慮した設計
安心して持ち歩ける、防塵・防滴に配慮した設計※3

※1 焦点距離17mm時。
※2 フォーカシング時にピント位置の移動にともなって画角が変化する現象。
すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。

  • フルサイズ FX フォーマット
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