
中村 博之 (なかむら ひろゆき)
1977年生まれ 福岡県出身1999年から12年間スタッフフォトグラファーを務め、2011年からフリーランスとして活動。
オリンピックは夏季冬季合わせて8大会、FINA世界水泳選手権大会は7大会、また、学生スポーツからトップアスリートまで幅広く撮影を続けている。2015年の第16回FINA世界水泳選手権カザン大会よりオフィシャルFINAフォトグラファーを担当。2018年FINA世界短水路選手権杭州大会(25m)においても、オフィシャルFINAフォトグラファーを担当。
1995年17歳のとき、将来はスポーツに携わる仕事につきたいと漠然と思っていた。学校の帰り道にある小さな本屋で手にしたスポーツの写真集を購入し、スポーツフォトグラファーという職業を知る。 それから5年後、23歳になった僕は2000年9月に開催されたシドニー夏季オリンピックを取材する機会を頂いた。当時シドニーで流行っていたダニに刺され、上半身が麻痺、何を食べても味がしない。医師からは本気か冗談か?『あと1日遅れてたら、死んでたぞ』と言われた。それでもオリンピックの取材が楽しくて楽しくて、無我夢中でシャッターを押した。それから11年後の34歳のときに、お世話になったスポーツフォトエージェンシーの『フォート・キシモト』から独立。
顔の皺も増え、髪の白髪も増えたが、今でもアスリートを撮影する気持ちとリスペクトは20代のままだ。
今回の世界水泳選手権の取材も楽しみで待ち遠しい。