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NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S New

製品特長

被写体をよりダイナミックに捉える焦点距離800mm

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、NIKKOR Z レンズの中で最長※1の焦点距離800mm。航空機や野鳥など遠くの被写体を、ダイナミックな映像表現で捉えられます。撮像範囲を[DX(24×16)]に設定すれば、焦点距離1200mm相当の画角で、被写体をより大きく捉えることも可能です。さらに、テレコンバーター(Z TELECONVERTER TC-1.4x、Z TELECONVERTER TC-2.0x。いずれも別売)を装着することで、それぞれ、焦点距離を1120mm、1600mmまで拡大可能※2。テレコンバーターを装着した場合でも、高い光学性能を安定して維持できます。また、Z 9での動画撮影時には、テレコンバーターを装着しなくても、焦点距離の約2.3倍相当の映像を切り出し可能※3。遠くの被写体も、確実に高画質で撮影でき、満足度の高い映像が得られます。

2022年4月6日現在。
被写体や周囲の明るさ、フォーカスポイントの位置によっては、オートフォーカスでピントが合いにくい場合や、フォーカスエイドがちらついて表示される場合があります。
Z 9で[画像サイズ/フレームレート]を[3840×2160 120p]、[3840×2160 100p]、[1920×1080 120p]、[1920×1080 100p]に設定している場合に、[撮像範囲設定]を[DX]に設定するかDXレンズを装着すると、FXフォーマットの焦点距離の約2.3倍に相当する画角になります。
焦点距離:800mm(1200mm相当の画角・撮像範囲[DX(24×16)]時) シャッタースピード:1/800秒 絞り:f/6.3 フォーマット:ニコンDXフォーマット © Edin Whitehead

多彩な超望遠域での撮影が可能

焦点距離:800mm

テレコンバーター併用でさらに大きく、さらに遠くの被写体を撮影可能

Z TELECONVERTER TC-1.4x併用
焦点距離:1120mm
Z TELECONVERTER TC-2.0x併用
焦点距離:1600mm

撮像範囲を変えるだけで異なる焦点距離域を気軽に使用可能

撮像範囲[DX(24×16)]時
焦点距離1200mm(1.5倍)相当の画角
Z 9の動画撮影:2.3倍時
焦点距離1840mm相当の画角
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S 01
焦点距離:1120mm シャッタースピード:1/250秒 絞り:f/9 フォーマット:ニコンFXフォーマット
© Alex Schwarz
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S 02
焦点距離:1600mm シャッタースピード:1/160秒 絞り:f/13 フォーマット:ニコンFXフォーマット
© Edin Whitehead

重量バランスに優れた小型・軽量ボディー

NIKKOR Z レンズで初めてPF(Phase Fresnel:位相フレネル)レンズを採用し、大幅な小型化と軽量化を達成しました。PFレンズは、光の回折現象を利用することで高い色収差補正能力を実現。その結果、全体として使用するレンズ枚数を減らすことができ、大幅な小型・軽量化に貢献しています。質量はわずか約2385g、長さは約385mm。長時間の写真撮影や持ち運びの負荷を軽減でき、山間部での野鳥撮影もより快適に行えます。

AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR との比較

PF(位相フレネル)レンズ

PF(Phase Fresnel:位相フレネル)レンズは、光の回折現象※を利用して色収差を補正するレンズです。PF素子と通常のガラスレンズを組み合わせることで、優れた色収差補正能力を実現。PFレンズの強力な色消し効果によって、レンズの薄肉化や比重の小さい硝材の使用が可能となり、レンズの軽量化が可能になりました。

回折現象:光は波としての性質を持っています。波は、障害物に出会ったときにその影の部分に回りこむ性質を持っており、これを回折と呼んでいます。回折は、屈折とは逆順に色分散が発生する特徴があります。
PFレンズイメージ図

軽量・小型化に大きく貢献

望遠レンズの全長を短縮させるためには、テレ比(全長/焦点距離)を小さくする必要があります。一般的なカメラ用レンズ(屈折レンズ)のみの構成でテレ比を小さくすると、レンズ前方の凸群で発生する色収差を後方の凹群で拡大してしまうため、全長の短縮には限界がありました。PFレンズは、一般的なカメラ用レンズとは逆の方向に強力な色収差を発生させることで効率的な色消しが可能となり、全長を短縮しても優れた色収差補正を達成。光学系の全長短縮が鏡筒の短縮を実現し、望遠レンズの軽量・小型化ができるようになりました。

優れた色収差補正

一般的なカメラ用レンズ(屈折レンズ)は、光の屈折現象を利用して撮像面に像を結んでいます。光は色(波長)により屈折する強さが異なり、レンズに近い方から青(B)・緑(G)・赤(R)の順で結像します。この色ズレは「色収差」と呼ばれ、色のにじみとして画像の劣化につながります。これに対しPF素子は、レンズに近い方から赤(R)・緑(G)・青(B)の順で結像します。PFレンズは、PF素子と屈折レンズを組み合わせることで、それぞれの色収差を打ち消し合い高い色収差補正を可能にしています。

PF(位相フレネル)レンズ 色収差補正の仕組みのイメージ図

NX Studio、Capture NX-Dに「PFフレアコントロール」を搭載

PFレンズの特性上、画面内外に強い光源がある場合、光源を中心にリング状の色つきのフレア(以降「PFフレア」とする)が写り込むことがあります。画像に写り込んだPFフレアは、NX Studio、Capture NX-Dに搭載の「PFフレアコントロール」機能で軽減することが可能です。詳細についてはソフトウェアのヘルプをご覧ください。ソフトウェアは必ず最新版にバージョンアップしてお使いください。

「PFフレアコントロール」は静止画にのみ使用可能です。動画には使用できません。

超望遠レンズのスムーズなハンドリングには、レンズの適切な重量バランスが特に重要です。NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sでは、レンズの重心をボディー側に近づけることで、軽量化とともに重量バランスを改善。カメラを左右に振るときなどにもレンズの重さが気になりにくく、スムーズな撮影が可能です。

静止画、動画を問わない圧倒的な光学性能と被写体捕捉力

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、超望遠800mmの焦点距離とともに、高度な設計思想に基づく厳格な品質基準をクリアーしたS-Lineにふさわしい、高い光学性能を実現しています。大幅な小型・軽量化の達成に貢献したPFレンズ1枚に加え、軸上色収差を効果的に抑制するSRレンズ1枚、EDレンズ3枚を使用。その結果、AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRに匹敵する優れた解像度を実現し、遠く離れた野鳥の細かい羽毛まで正確に描写できます。また、定評のあるナノクリスタルコートの採用だけでなく、PFレンズの形状や配置を最適化することでゴーストを低減。厳しい光の条件下でも鮮明な画像を実現します。

SRレンズ

青より短い波長の光を大きく屈折させる特性を持つ、ニコン独自開発の特殊高分散ガラスを使用したレンズ。補正が難しい短波長の光を制御することで、各波長の光をより高度に集光できるようにし、高精度な色収差補正が可能になります。また、通常の光学ガラスと同様に使用できるためレンズ構成の自由度が向上し、高い光学性能を実現しながらレンズの小型・軽量化にも寄与します。

EDレンズ

プリズムの色分解作用を少なくするED(特殊低分散)ガラスを使用したレンズです。EDガラスは低分散で、しかも結晶素材の蛍石のように異常部分分散性を有し、2次スペクトルの低減が可能。通常の光学ガラス使用のレンズでは焦点距離が長くなるほど補正が困難になる焦点ずれを効果的に低減します。

解像比較[800mm、絞り開放、遠景]

赤枠内を拡大

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S
絞り開放でも解像感が高い。
AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR
絞り開放でも解像感が高い。
他社製レンズ
鳥の羽毛、背景の枝に精細感が無く、枝の輪郭に色収差が発生している。

レンズシフト方式VR機構は5.0段(CIPA規格準拠)の優れた手ブレ補正効果を発揮。手ブレの影響を受けやすい超望遠撮影や光量の少ないシーンでの撮影でも、安心して撮影できます。また、Z 9との組み合わせでは、カメラボディー内のセンサーシフト方式VRとレンズ内のレンズシフト方式VRが連動するシンクロVRの適用により、5.5段※(CIPA規格準拠)の手ブレ補正効果を発揮します。

[NORMAL]モード使用時。35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したミラーレスカメラ使用時。
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S 03
焦点距離:800mm シャッタースピード:1/320秒 絞り:f/6.3 フォーマット:ニコンFXフォーマット
© Alex Schwarz

高速、高精度なAFは、静止画、動画を問わず動きのある被写体を的確に捉え続けます。さらに、STM(ステッピングモーター)の採用でフォーカス時や動画撮影時のAF駆動音を低減。優れた静粛性を実現しており、野鳥をはじめとする野生動物の撮影のような、静粛性が求められるシーンに最適です。

優れた操作性と信頼性

より快適にレンズを保持できるよう、鏡筒の表面に広範囲にわたって滑り止めのラバーコーティングを施しました。また、ローレット※加工や小さな凹みなどの感触が、目視で確認しなくても操作できるようサポート。さらに、レンズ版のファンクションボタン(L-Fn/L-Fn2)には、好みに合わせて多彩な機能を割り当てることができます。片手で取り外せるようにロック機構を改良したレンズフード HB-104も付属。高い操作性とカスタマイズ性で、プロフェッショナルフォトグラファーも安心して使用できます。

滑り止めを目的とした、フォーカスリングやコントロールリングに施された凹凸形状。

鏡筒の可動部分をはじめ随所にシーリングを施し、さらにレンズマウントゴムリングを採用して、高い防塵・防滴性能を確保しています。また、レンズ最前面には、優れた防汚性能で汚れが付着しにくく、付着した場合も簡単に拭き取り可能な、フッ素コートも採用。過酷な条件下でも安心して撮影に集中できます。

すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
フッ素コートの効果イメージ図
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S動画
動画の解像度は閲覧するデバイスや回線速度に応じて調整される場合があります。

撮影体験をさらに高めるその他の機能

優れた操作性を維持しながら、インパクトのある大胆なフォルムと繊細なデザインを実現。ヘアラインのベースにNIKKORのエンブレムとレンズ名を刻印した金属製の銘板を設け、洗練された印象に仕上げました。鏡筒先端には、レンズフード装着時にも見える位置にニコンコーポレートカラーをイメージしたイエローリングを配置。側面の金属製「Sバッジ」がNIKKOR Z レンズS-Lineのアイデンティティーを主張します。

金属製銘板
Sバッジ

静止画撮影だけでなく、動画撮影においても優れた操作性を追求しています。静止画と変わらない高解像度映像とともに、AF駆動系にステッピングモーターを採用することで静かなAF駆動を実現。また、フォーカスを手前から奥、奥から手前に移動させるときに発生する画角変動(フォーカスブリージング)を抑制しており、フォーカス時の画角変動を気にせず、撮影に集中できます。さらに、ちらつきにくいスムーズな絞り制御で、明るさが滑らかに変化する自然な映像が得られます。

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S動画
NIKKOR Z フォーカスブリージング比較ムービー
動画の解像度は閲覧するデバイスや回線速度に応じて調整される場合があります。
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