Nikon Imaging
Japan

ザ・ワークス Vol.23 ニコン フォト コンテスト インターナショナル

「NPCIを通じてさまざまな作品、先生方に出会えたことで たくさんの感動・よろこびを得ることができました」

入賞作品の選考会場。安田は審査中、審査員
の先生方とずっと一緒だ。

たくさんの応募があるので、審査も大変なのでしょうね。

「はい。世界各地から力作が集まるので、審査は本当に大変です。また扱うのは大事な作品ですから、必ず手袋をはめて慎重にあつかっています。私自身が審査するわけではないのですが、非常に緊張しますね」

審査の基準はありますか?

「そうですね。技術的なものもありますが、問題テーマに相応しい作品かどうかも重要なポイントです。なお、〔NPCI 2002-2003〕審査結果は、ニコンイメージング・NPCIでも発表する予定です」

いままで出会った応募作品の中で、印象深い作品はありますか?

「それはもうたくさんあります(笑)。とても気に入っていた作品が入選したときは非常にうれしいですし、逆に落選したときは残念な気持ちになりますよね。審査中はもう一喜一憂です(笑)。とくに印象に残っている作品は、1998年の自由題目で1位になったものなのです。水中でくつろぐ犬を中心に、真っ青な空、やしの木、水中で遊ぶ人々などをとらえた作品なのですが、この作品を見ていると、自らが水の中にいるような気持ちになります。現実を忘れさせてくれる作品です」

安田のお気に入りの作品「A Dog’s
life」Mike Johnson(USA)。毎回コン
テスト後に出るNPCIの写真集を時
間がある時には見るそうだ。「過去
の作品を見直すことで新たに気付く
こともたくさんあります」と話してくれた。

安田さんは動物が好きなんですか?

「動物というより、“癒し系”な作品が好きですね。仕事をしながら癒されるなんて、幸せものですよね(笑)」

審査に立ち会えて良かったと思うことはどんなことですか?

「審査員である有名な写真家の先生方とお近づきになり、その方たちの写真や撮影に対する考え方や作品の見方などを知る機会を持てたことです。非常に勉強になりますよ」

印象に残っているエピソードはありますか?

「審査員のある先生がこうおっしゃっていました。“被写体が人間や風景、動物など何であっても、写した写真にはそのときそのときの撮影者の気持ちが表れる。写真を撮ることは、撮影者と被写体のコミュニケーションなのだ。その一瞬を大事にしてあげられるように、メーカーとして自覚を持ち、しっかりとした商品づくりをしてほしい。”と」

たとえばどのようなことですか?

「どこかへ出かけて写真を撮ったときに、途中でカメラが動かなくなるなどのトラブルが発生したら、その時間は取り戻すことませんよね。ですから、撮影者が大事な一瞬に、納得のいく写真が撮れるような商品づくりをしてほしいということです。私達は使われるお客様の身になって商品づくりをしなければならないと痛感しています」

「お客様がよろこんでくださったとき、やっていて良かったと実感します」

NPCI作品展の様子。〔NPCI2000-2001〕の入賞
作品全195点を一堂に集めた。会場にはたくさん
の人が来場し大好評だった。

この世界的なフォトコンテストという仕事をしていて、感動したエピソードなどはありますか?

「昨年4月に東京・恵比寿の東京都立写真美術館で〔NPCI2000-2001〕の作品展を開催した時のことです。来場者の中にはNPCI をホームページなどでご覧になり、コンテストそのものの趣旨に賛同されてご来場くださった方々が多数いらしたことです。とくに感動したのは、“世の中にこんな壮大なコンテストがあるとは思わなかった”というコメントをいただいた時でした。このコンテストを企画して本当に良かったと思いました」。

安田さんの努力が実ったということですね。

「そう信じています(笑)。ですが、もちろん私だけの力で成り立ったわけではありません。NPCIは、世界中の多くの人や組織・団体などの助けを借りて運営しています。みなさん、写真文化の発展のためニコンというブランドを信頼して協力してくださっている方々ばかりです。その方たちのためにも、今後ともNPCIをより良いものにしていくことが必要だと思っています」

では、最後に今後の抱負をお願いします。

「はい。まずはNPCIをもっとたくさんの方に知っていただくことです。コンテストは世の中にたくさんありますが、世界を舞台に腕を試せるチャンスってそうはないと思います。写真を撮られる方は、NPCIの撮影テーマに挑戦したり、世界の写真家と腕を競うことで、国境を越えたコミュニケーションを実感してください。写真を撮らない方々もNPCIのウェブサイトや写真集をご覧になったり、展覧会に遊びにきていただき、世界の眼が見た無数のビジョンや文化の多様性を楽しんでいただけたらと思います。」

写真文化の発展のため、これからもがんばってください!!

「今後も、NPCI を通して写真文化の発展に貢献していきたいと考えています。これからもがんばりまずので、ご期待ください」