Nikon Imaging
Japan

talk! talk! talk! タレント・森下千里さん


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撮る側と撮られる側 それぞれの魅力

森下さんにとっての写真の魅力についてうかがいたいのですが、まず撮る側としての魅力は何だと思われますか?

写真を通して日常の楽しみ方が見つけられるところですね。日常を撮ることで、生活していることが楽しくなってくるんです。たとえ辛い1日だったとしても、たった1枚でも面白い写真が撮れていたら「今日も面白かったな」って思えるんです。

お持ちいただいた写真からも、楽しい、面白いという雰囲気がすごく伝わってきました。

ありがとうございます。上手に撮ろうというよりは、そのときの空気感を大切にしたいと思って撮っているんです。写真にうまい、へたはもちろんありますけど、私にとっては重要ではありません。シャッターチャンスをいかにものにできるか、という点に集中して撮っています。
それに、普段の生活を写真にすることで、自分の過ごした時間に愛情が持てる気がするんです。悪い日でも良い日でも振り返れるのは素晴らしいことだなと思います。

では、撮られる側としての写真の魅力は何だと思われますか?

被写体である私も含め、みんなでひとつの作品を作り上げていく過程が魅力的ですね。仕上がった1枚の写真はもちろん素晴らしいんですけど、そのベストな1枚をつくるためのエネルギーにあふれた現場も好きなんです。

タレント・森下千里さん

モデルとして撮影されて誌面を飾り、多くの人に認知される喜びということではなく、多くの人と力を合わせて写真を作り上げていく作業を楽しまれているのですね。

はい。1枚の写真をつくるまでの撮影現場はとても面白いですね。たとえばスタイリストさんだったら、今日のフォトグラファーさんは絶対に風を使ってくるから、風になびく衣装を選ぶ、メイクさんだったら衣装に合わせた色味を使う、私は風になびく衣装をキレイに見えるようなポージングをする。衣装が活きることで私自身も活きる。そういったことを考えると面白いし、楽しい。パズルゲームみたいな感覚なんです。いろいろな選択肢からベストなものを選び、それらを総合した上で最高の瞬間をカメラに収めて1枚の写真ができるんですね。皆さんの目に触れる時点では、私の写真と捉えられるかもしれませんが、でもそれはたまたまモデルが私であったというだけ。私も写真をつくる多くの要素のひとつなんです。

森下さんがモデルであっても、森下さんの作品という意識ではないのですか?

スタッフ全員のものです。私が一番嫌だとな思うのは、たとえば写真集を出してそのピーアール広告を雑誌などに出した際に、フォトグラファーさんやメイクさん、スタッフさんの名前が載らないことなんです。それがとても悔しい。グラビア写真というと、どうしても水着を着たお姉ちゃんというイメージですが、私としてはひとつの写真作品だと思ってやっていますし、私の写真集でもありますが、スタッフ全員の写真集でもあると思っているんです。

なるほど。お話を聞いていると、写真自体をとても愛していていらっしゃるのが伝わってきます。これからのご活躍も期待しています。

ありがとうございます!