




調布市は、東京都のほぼ中央、多摩地区に位置する街。調布駅は2012年にホームが地下化される大改修が施され、それに伴い駅も新しくきれいになりました。駅周辺はもともと商業地でにぎやかでしたが、いまも再開発で大規模工事が行われ新しい街に生まれ変わりつつあります。
調布市は映画の撮影所や映画関連企業が多く集まっていることから、映画の街とも呼ばれています。また調布は多くの漫画や小説、ドラマの舞台にもなっており、なかでも話題となったのが漫画家の水木しげる氏夫妻を描いたドラマ「ゲゲゲの女房」。調布市に50年以上在住する水木氏は、ゲゲゲの鬼太郎などさまざまなマンガをここ調布から発表してきました。調布は水木氏にゆかりある街として、街のあちこちに鬼太郎を始めとした妖怪のモニュメントを設置。また、深大寺山門の前には、鬼太郎やその仲間の妖怪に会える鬼太郎茶屋があります。深大寺の緑深い静かな雰囲気と妖怪は相性ぴったりで、いまにも木の向こうから本物の鬼太郎が顔を出しそうです。




■場所:調布市深大寺元町5-31-10 ■アクセス:京王線「調布駅」より小田急バス「吉祥寺駅」または「三鷹駅」行き「神代植物公園」下車、または京王バス「深大寺」行き「神代植物公園」下車 ■開園時間:9:30~17:00 ■休園日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~翌年1月1日) ■入園料:大人500円、65歳以上250円、中学生200円(小学生以下及び、都内在住・在学中学生は無料) ■TEL:042-483-2300(神代植物公園サービスセンター) ■駐車場:あり(有料) ■設備:芝生広場、自由広場、ばら園、自然林、大温室、植物会館、ガーデンビューロー、売店、トイレ、ベンチ |
広大な敷地の中に、約4800種、10万本・株もの樹木が植えられている神代植物公園。もともとは東京の街路樹などを育てるための苗圃でしたが、戦後に神代緑地として公開されたのち、昭和36年に神代植物公園と名を改めました。
園内は、植物の種類ごとに30のブロックに分かれており、楽しく散策しながら植物の知識を得られるようになっています。また植物多様性センターや植物会館など、植物の魅力や情報を発信する施設も充実。季節に合わせた展示を行ったり、植物の多様性保全の重要性などの普及に努めたりしています。


















神代植物公園のばら園は、昭和34年に日米親善のためロサンゼルス市から贈られた80品種のばらをもとにしてつくられました。現在は、シンメトリーに設計された沈床式庭園に、409品種約5,200本の春ばらと、約300品種約5,000本の秋ばらが植えられています。春や秋のばらの見ごろになると色とりどりのばらが咲き競い、まるでヨーロッパの宮殿の庭園のような美しさです。 |
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パティシエ歴50年以上のオーナーシェフによるパイピングデコレーションは、まさに芸術。側面まで細かな飾り付けが施された手のひらサイズの「プチデコレーション」(2,625円)は、宝石箱のような愛らしさ。「半分趣味で作っているようなもの」とシェフが言う手の込んだケーキは、一見、一食の価値ありです。 |