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ニッコールクラブ会員展

「ATHLETE 私はアスリート」佐藤 玲

撮影者プロフィール

東京都出身。10才の頃より、父の指導で写真の撮影・現像などを始める。2009年二科展に初出品し、以降6度入選する。2012年には『アスリート』で写真弘社賞受賞。本展が初の個展となる。

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インタビュー

馬術の撮影で意識したことはなんですか?

光とシャッタースピードです。馬の動きを止める、流すのにはどんな光や設定が適しているのかを考えました。
また、撮影地である馬事公苑は被写体までの距離、ポジション、撮影できる範囲やタイミングなどが制限されています。ですので、レンズ使いやアングルなどもいろいろな工夫を重ねました。
フィルム時代から馬術を撮り続けてきましたが、何度も失敗して、そこから学んで改善していくという行為の繰り返しでした。

今回モノクロで作品をまとめた理由はなんですか?

私は以前、彫金※をしていたこともあり、色彩よりも形状への関心を先行します。写真を撮る際も同様で、今回は馬の身体的な造形、乗馬という種目の厳しさや凜とした美しさを表現するには、モノクロのほうが適していると判断しました。

今回が初めての個展開催だと伺いました。

私は主に二科会写真部で写真の勉強を続けてきました。撮り溜めた作品の行く先に迷っていた矢先、馬を撮り始めてからちょうど20年目だったこともあり、これまでの活動の意味を確かめたいと思い開催を決意しました。作品を個展という形で見ていただくのも初めての経験なのでとても緊張しますが、みなさんに馬術の魅力を感じていただければうれしいです。
※ここでは金属を主材料として行う板金彫刻を示す。

顧問講評 三好 和義

美しく華麗なる作品です。これほどまで格調高い写真はあまり見たことがないと思いました。どの作品にも緊張感と躍動感がみなぎっています。白と黒だけでこれだけの表現ができるものなのかと驚きます。佐藤さんの意気込みが強く感じられる作品ばかりです。光に浮かび上がる生き生きとした馬の雄姿にドラマチックなストーリーを感じ、馬術というものに興味を持ちました。大きなプリントになるとどんなに美しいだろうと思います。