Nikon Imaging
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新宿ニコンサロン 2016年9月

juna21 藤本 篤史 写真展

写真
カーテンコール
8/30 (火) ~9/5 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

彼の舞台は喝采と共に幕を閉じた。

カーテンで仕切られた境界。
舞台のあちらとこちら。
拍手を送る者と送られる者。

いつかは僕の劇も終わる。
僕が喝采を受ける者になるかどうかはわからない。

しかし今は観客として、僕のただ一人の祖父に拍手を送りたいと思う。
これらの写真を今は亡き祖父に捧げる。  (藤本 篤史)


「自分自身」をテーマに写真制作を続ける作者。唯一の祖父が亡くなったことをきっかけに、自らの生といつか訪れるであろう死を見つめ直すシリーズ。
カラー50点。

作者のプロフィール

藤本 篤史(フジモト アツシ)
1991年群馬県生まれ。受賞歴に、2014年コニカミノルタ「フォト・プレミオ」入賞がある。

伊藤 昌世 写真展

写真
A Map of Memories
9/6 (火) ~9/19 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

ある時期から作者は墓地へと足を運ぶ機会が増えた。墓守のためである。墓前に花や線香を立てながらあたりを眺めると、真新しい花や少ししおれた花、すっかり枯れて色の変わった花などが人々の来訪の跡を感じさせている。墓園を歩きながらこれらを眺めていると、作者は「いつくしむ」という大和言葉を思い出す。ここでは皆、そんな気持ちをどこかに携えながら記憶の中の故人と共に過ごすのだ。
ひとつひとつの魂は波頭に舞う飛沫のようなものだと僧侶が言う。飛沫は波に落ちてうねりとなり、また飛沫となって舞っては落ちる。この波が日本人の心の記憶であるのなら、そこに脈打つ共通感覚を見つめてみたいと作者は思う。それは現代社会が私たちに、否応なく突きつけてくる問いへの手がかりのような気がするからだ。

作者のプロフィール

伊藤 昌世(イトウ マサヨ)
1959年三重県生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。
写真展に、78年「面接ポートレイト」(武蔵野美術大学)、80年「標準温度」(同学)、91年「同心円東京」(ガーディアン・ガーデン/渋谷)、「幸福論」(07年Place M、08年銀座ニコンサロン、10年Place M、他)がある。11年「Taylor Wessing Photographic Portrait Prize 2011展」(National Portrait Gallery/ロンドン)に選出。 
写真集に08年「幸福論2006-2008」(ItoDesign)、13年「標準温度」(冬青社)がある。

全日本写真連盟展

写真
全日本写真展 2016
9/20 (火) ~9/26 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展は、「国際写真サロン」、「日本の自然」とともに全日本写真連盟が主催する代表的な公募写真コンテストで、一般の部、高校生の部の2部門で作品を募っている。
44回目を迎えた今年のテーマは、身のまわりの暮らしや風俗、人間の営み、政治経済に至るまで、“あなたのセンスで現代を切りとろう”である。
展示する作品には、変貌する都市や農村、地方に残る昔ながらの暮らしなど、全日本写真連盟の会員をはじめとする全国のアマチュアカメラマンや高校生が、足で歩いて捜し出した“現代のひとコマ”が写し出されている。
今回からは、高校生の部でウェブ応募を開始し、幅広く作品を募った。本展では、入賞作品一般の部113点、高校生の部44点の合計157点を展示する。
大阪ニコンサロン(10月13日(木)から10月19日(水)まで)や全国の主要都市を巡回するほか、全入賞作品を収録した作品集の制作も行う。
モノクロ・カラー計157点。

団体のプロフィール

全日本写真連盟は1926(大正15)年に創設され、朝日新聞社が後援する全国的な組織で、現在約1万4,000人の会員を擁する写真愛好家の団体である。

juna21 米山 洋平 写真展

写真
光景
9/27 (火) ~10/3 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

川口駅から10分ほど自転車をこいだところに自分のアパートがあり、そこからさらに10分ほど歩くと川があり、畑もあります。これはそんな自分の近所を歩き回って撮った写真です。

何故、近所を撮ったのかと問われれば、すごく簡単に言うとなんか気楽だったからです。
写真を撮れなくても川の近くに行けば釣りをしているおじさんや、犬を散歩しているおばさんがいて、そののんびりとした雰囲気はどことなく故郷鹿児島に似ているところがあり、それに引き寄せられたのかもしれません。
少なくない距離を歩いたような気もしますが、それでもこの街のことは何も知らない気がします。
ただたくさんの光景を見ました。
そして、それにシャッターを切るということは自分とこの街を一度切り離し、それと同時に目で名づけなおすことだったように思います。    (米山洋平)

モノクロ35点。

作者のプロフィール

米山 洋平(ヨネヤマ ヨウヘイ)
1983年鹿児島県生まれ。
写真展に、2010年「3.141」(Juna21新宿ニコンサロン、Juna21大阪ニコンサロン)、13年「サンポスル」(コニカミノルタプラザ)がある。

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