Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン 2016年1月

12/30 (水) ~1/4 (月)
年末年始休館
写真
第63回ニッコールフォトコンテスト入賞作品展
第1部モノクローム 第2部カラー
1/5 (火) ~1/18 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展は、ニッコールクラブが主催する第63回ニッコールフォトコンテスト(平成27年度)に入賞した作品を一堂に展示するものである。
ニッコールフォトコンテストは、世界中の写真愛好家に広く門戸を開き、写真芸術の発展と写真技術の向上を図るとともに、写真を通じて友好を深めようという趣旨のもとに行われるもので、ニッコールクラブ創立以来毎年行い、今回で63回を数える。今回も3月から募集を開始して7月上旬に締め切り、応募点数は55,057点(第1部11,071点、第2部23,254点、第3部10,409点、第4部10,323点)となった。入賞作品の内訳は、第1部46点、第2部79点、第3部46点、第4部46点と決定した。
なお作品は、1月5日(火)から18日(月)まで、新宿ニコンサロンにおいて第1部モノクローム入賞作品と第2部カラー入賞作品、またニコンサロンbis新宿において第3部ネイチャー入賞作品と第4部U-31(Under31)入賞作品を、それぞれの会場で同時開催する。

<第1部 モノクローム>
長岡賞・ニッコール大賞(1点)  「火炎の中」 青木 竹二郎(奈良)
推選(1点)  「老漁師」 弓場 康廣(和歌山)
準推選(1点)  「畔道」 柏原 力(千葉)
特選(3点)  
「春はあけぼの」 岡田 元章(東京)
「木漏れ日」 松本 アキラ(東京)
「台風過ぎて」 岩城 治(大阪)

<第2部 カラー>
ニッコール大賞(1点)  「正月準備」 志岐 利恵子(奈良)      
推選(1点) 「Study-Pakistan-」 清水 匡(千葉)
準推選(2点)  
「盆のころ」 吉林 真寿美(静岡) 
「佳き日」 新海 すみ子(愛知)
特選(5点)  
「猛者」 伊藤 久幸(愛知)      
「記念撮影」 斎藤 光一(東京) 
「豊作を願って」 星川 明美(奈良) 
「愛のココナッツ」 西端 雅(大阪)
「海の記憶」 廣池 昌弘(鳥取)            

<第3部 ネイチャー>
ニッコール大賞(1点)  「多様性バンザイ」 植松 利晃(東京)
推選(1点)  「小休止」 小野 敏明(千葉)
準推選(1点)  「蟲譜三景」 武田 憲幸(大阪)
特選(3点)
「大東京臨海の群鳥」 市川 淳(千葉)
「夕暮れ間近の贈物」 新田 学(長野)
「視線」  斎藤 光一(東京)

<第4部 U―31>
ニッコール大賞(1点)  「残された時間」 井上 太志(埼玉)
推選(1点)  「お食い初め、大きくなるぞ!」 深野 達也(和歌山)
準推選(1点)  「The Don」 宮田 裕介(東京)
特選(3点)
「少女イェン」 亀谷 佳佑(岐阜)
「初雪」 金本 凜太朗(広島)
「daydream 翡翠(カワセミ)」  高橋 海斗(群馬)

<審査員>
ニッコールクラブ顧問:大西 みつぐ、織作 峰子、小林 紀晴、ハナブサ・リュウ、三好 和義
ゲスト審査員:熊切 圭介、菅原 隆治、ハービー・山口
(敬称略・五十音順)

中西 建太郎写真展

写真
「赤岩」 知床昆布番屋の夏
~漁師、家族、婆+わんこ~
1/19 (火) ~1/25 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

日本最東北端、北海道知床岬を少しばかり南へ回り込んだ場所に位置する『赤岩』。 手付かずの大自然に育まれたその北の海は、日本一の誉れ高き羅臼昆布の一大産地であり、夏の間、その入江は多くの昆布漁船で賑わいをみせる。
しかし、かつてこの地で数十軒を数えた昆布番屋も合理化という時代の流れの中で、今は最後の二軒二家族と伝説の一老婆を残すのみとなった。
道路をはじめ電気、ガス、水道などの公共のインフラが一切ない、地の果てを思わせる陸の孤島での番屋暮らしは過酷を極めるが、この地に最後まで踏みとどまった漁師とその家族、老女+わんこたちの胆力と、彼らが織り成す海辺の世界は、地の果てで人知れず坦々と繰り広げられるお伽話の挿絵さながらの風景であった。
これは、そんな風景たちを昆布番屋で働く人間の目線から作者が撮影した8回の夏の記録である。モノクロ約45点。

作者のプロフィール

中西 建太郎(ナカニシ ケンタロウ)
1971年京都府生まれ。1994年日本大学芸術学部写真学科卒業。93年「第8回コニカ画像科学振興財団奨学金」により「インド亜大陸」を制作。
94年「原発銀座若狭より」で金丸重嶺賞を受賞。以降はフリーで東南アジアを中心に活動する。96年「アジア淡々」が「ヤング・ポートフォリオ」(清里フォトアートミュージアム)に入選。2000年「アジア淡々」が同展入選。2015年世界旅写真展入選。

juna21 小須田 翔写真展

写真
TOKYO Riverbed
1/26 (火) ~2/1 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展では、東京の都市部を取り巻くように存在する、荒川および多摩川の河川敷を撮影した写真を展示する。

土手道を歩きながら、ふと開けた河川敷の隅に目をやると、草木が隆々と茂っている場所がある事に作者は気づいた。それは河畔(かはん)林(りん)と呼ばれる場所で、河川に沿うように繁茂した森林を指す。都市部では防災上の観点から定期的に伐採されることが基本であるが、自然保護の目的で残されていたり、水生生物や野鳥の生態系を保つために人工的に作られることもある。

闇に浸っている河畔林に作者は足を踏み入れる。
シルエットだけが残された木々の間から、色づいた不自然な夜空が見える。手の届く距離にある物体を認識できないのに、遠くの明かりがやけに光って見えることを不思議に感じる。どこか遠い場所に来てしまったようで、作者の恐怖心をより一層引き出すのであった。

子供の頃に見た木々の細部や、風に揺れる葉先も、暗やみの一部としてほとんどが隠されている。作者には捉えることができない秘密めいた日常が、違った形で送られているようだった。
私たちが眠るすぐそばで、私たちの意思とは関係なしに、植物たちは好き勝手に繁茂と枯渇を繰り返しているのであった。カラー約30点。

作者のプロフィール

小須田 翔(コスダ ショウ)
1985年東京都生まれ。2010年日本写真芸術専門学校フォトアートコース卒業。
受賞歴に、14年「キヤノン写真新世紀」佳作、15年「写真1_WALL」審査員奨励賞がある。

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