Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 大阪 2015年11月

中塚 八男写真展

写真
しじま
10/29 (木) ~11/4 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

作者は、2013年5月頃から廃校になった小学校を訪ねて撮影することが多くなった。
廃校のありさまは、他の施設に転用され新しく今に生き続けている学校、取り壊されて記念碑だけになってしまった学校、住民の手によって清掃され美しく保たれている学校、放置され荒れ果てていくままになっている学校とさまざまである。
置き去りにされた学校に、一歩足を踏み入れると、それは静寂の世界。
その静寂に身を置くと、何かしら聞こえてくるような気がする。
教室から、廊下から、グラウンドから、悲喜こもごもの声々がする。
訪ねた小学校の多くに百周年の記念碑が建っている。長くさまざまな歴史の中で、何人の子供たちがどんな思いを抱いて、巣立っていったのだろう。
廃校は、今、多くの子供たちの思いや、それを導いた人々の思いを包み込んで、“しじま”の中に泰然としている。カラー35点~40点。

作者のプロフィール

中塚 八男(ナカツカ ヤツオ)
1948年滋賀県生まれ。本展が初の写真展である。

読売写真クラブ

写真
第20回読売写真クラブ西日本選抜展
11/5 (木) ~11/11 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

「読売写真クラブ」(YPC)は、読売新聞社がバックアップし、全国各地の写真愛好家によってつくられたクラブである。本展では、読売新聞社の大阪本社管内 (YPC西日本)にある11のYPCが一堂に会し、近畿2府4県のYPC (大阪、京都、神戸、奈良、滋賀、和歌山) と、中四国地方の岡山、広島、山陰(鳥取県)、愛媛、高知のYPCから選ばれた作品を展示する。
「YPC」は、読売写真クラブのローマ字表記「YOMIURI PHOTO CLUB」の頭文字をとったもので、83年に東京本社管内の栃木県宇都宮市に設立されて以来、北は北海道から、南は鹿児島県までの39クラブ、会員数約6,000人までに広がっている。大阪本社管内 (YPC西日本) では近畿2府4県と中四国地方に設立し、各クラブとも順調に会員数を伸ばしている。
各YPCの運営や活動は、会員の創意により自主的に行うことが基本で、月例会、研究会、写真講座、撮影会、写真コンテストなどの催しを行っており、月例会での審査の結果、優秀な作品は読売新聞紙上や、YPC会報「フレンズ」などに掲載している。また、YPCごとに独自に写真展を開催しており、全国の各YPCの活動はよみうり写真大賞事務局のホームページで紹介されている。モノクロ・カラー計90点。

グループのプロフィール

【読売写真クラブ】
読売新聞社がバックアップし、全国各地の写真愛好家によってつくられたクラブ。83年に栃木県宇都宮市に設立。以来、現在は、北海道から鹿児島県まで39クラブ、会員数約6,000人までに広がっている。

juna21 山本 雅紀写真展

写真
山本家
11/12 (木) ~11/18 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

本展は作者の家族を撮影した写真展である。
作者が小学校3年生のころ、一家は強制退去で家を追い出され、1カ月ほど車中生活を経験した。その後、子供は児童養護施設や乳児院へ預けられ、一家離散になった。2年と半年を経て再び家族一緒に暮らすことになったが、しばらくは貧しかったと作者は記憶している。家族一人ひとりでみても、いじめや引きこもり、病気や素行不良などそれぞれの過去があり、それが山本家の過去と絡み合って現在の生活や家族の関係がある。
そんな山本家は、人間臭くてありのままで、とても魅力的であり、作者の個性を目一杯満たしてくれる被写体である。ここが自分の出発点であり、帰ってくるところなんだと作者は認識することができた。
この作品をみて、共感する人もいれば拒否する人もいると作者は思う。何に共感しどう否定するのか。“自分にとって「家族」や「幸せ」とはどういうものか”、投げかけることができれば面白いと思っている。モノクロ44点。

作者のプロフィール

山本 雅紀(ヤマモト マサキ)
1989年兵庫県生まれ。2008年兵庫県立須磨東高等学校卒業。12年日本写真映像専門学校卒業。13年から14年までニュージーランドに1年間滞在。14年から京都新聞社写真報道部に所属。

juna21 TATSURO 写真展

写真
Coexist ~共生~
11/19 (木) ~11/25 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

アフリカ大陸を横断していると自然物と動物、人間が織りなす共生の幅の大きさに作者は気がついた。そこに人類が作り出した人工物が関われば共存の方法は多様化する。近代化し続ける今、これまで生息し続けた動物や自然は淘汰され、自然物と動物の共存は昔と同じではなくなった。作者自身、日々共生の幅は縮んでいるように感じていた。
しかし人類の起源であるアフリカ大陸では未だ地球の始まりのままの姿が残されている。その姿を横目に同じ大陸で進んで行く都市化、私たちはどこに向かって行くのだろう。
文明は数億年でリセットされ、また原始から始まるという。未だリセットされていない文明、地球は元ある姿へ戻っていくスピードを早めているように作者は感じている。

作者のプロフィール

TATSURO
1981年生まれ。広島市立基町高等学校時代より写真雑誌で数々の賞を獲得。大阪芸術大学在学中からフォトグラファーとして広告撮影に携わる。卒業後上京しスタジオアシスタントを経て24歳で目黒区に写真事務所を設立。雑誌、広告、書籍、CDジャケットの分野で、俳優・女優からスポーツ選手まで著名人撮影を主として活動。2015年目黒区に自社スタジオを設立。12〜15年の4年間、日本での撮影仕事の合間に短期バックパッカーとして80カ国に渡航し、15年「Limited Color」(キヤノンギャラリー銀座、梅田、仙台)での巡回展や、本展で作品を発表。
また、“写真作家たつろう”の写真家名で大阪・東京での路上販売を03年から07年まで5年間続け1万人以上に写真詩作品を届ける。その後6刷まで版数を重ねた『しんじてる。』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などの写真詩集も各出版社より多数刊行。
写真展(個展)に00年「写真作家たつろう展」(旧日本興業銀行広島支店)、10年「写真作家たつろう展」(カフェフランジパニ/六本木)、グループ展に01年「5color」(大阪)、11年「Professional photograph exhibition」(RECTO VERSO GALLERY/日本橋)がある。
写真集に、『伝えたい言葉』(新風舎 03年)、『あの言葉をこえて』(S-star-COURT 05年)、『伝えたい人がいる』(S-star-COURT 07年)、『しんじてる。』(ディスカヴァー・トゥエンティワン 08年)、『好きのカタチ』(エンターブレイン 09年)、『ぜったい大丈夫。』(青春出版 10年)、『つながってるよね。今もずっと、これからもずっと。』(中経出版 11年)がある。
ホームページhttp://ss-tatsuro.com

写真
2015年度 大阪芸術大学写真学科選抜展
NEXT
11/26 (木) ~12/2 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

大阪から写真の世界に新風を吹き込む、学生たちの力作を展示する。
小さくまとまった完成度の高い作品よりも、未知の可能性に賭けた表現の冒険を求めて。
カラー16点・モノクロ5点。

グループのプロフィール

大阪芸術大学写真学科全学年の中より選抜された学生21名。
代表者:飯沢耕太郎(大阪芸術大学客員教授/写真評論家)

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