Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン 2015年3月

日本カメラ社

写真
2014 日本カメラフォトコンテスト展
2/24 (火) ~3/2 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本コンテストは、1950年(昭和25年)創刊の『日本カメラ』における、誌上月例コンテストがはじまりで、著名な写真家が1年間を通じて審査を担当し、毎月誌上で発表、さらに毎月の入賞得点を年間集計して、年度賞(「ビギナーズ」は年間優秀作品賞)を競うところに特長がある。
部門は、「モノクロプリント」「カラースライド」「カラープリント」「ビギナーズ」の4部門で、2014年度の審査員は、モノクロプリントの部を田村彰英、カラースライドの部を米 美知子、カラープリントの部を横木安良夫、ビギナーズの部を小澤太一の4氏が務め、総応募点数は約6万6千点以上にのぼった。

日本カメラ社

1948年7月7日東京・銀座に光芸社として創立。同年10月隔月刊誌『アマチュア写真双書』を創刊。51年3月『日本カメラ』に改題。51年7月月刊とする。71年に港区西久保巴町から現在の日本橋人形町へ移転。2010年、『日本カメラ』は創刊60周年を迎え、“写真とカメラのいまを発見する雑誌”として現在に至る。
現在、月刊誌のほか、日本カメラMOOK各種、『写真の教室』、『カメラ年鑑』、写真集、単行本など多数出版。
【ホームページ】http://www.nippon-camera.com

加藤 國子写真展

写真

3/3 (火) ~3/16 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者は鄙びた里の鎮守の杜の思いがけない美しさに魅せられて、この8年ほど滋賀県内の観光客の訪れることもないような神社を訪ね歩き、撮影してきた。
どこの神社も集落の人の月当番が落ち葉を掻き、下草を刈り、本殿や拝殿の掃除を怠りなく、清らかに守られていた。
この小さき島国は、歴史始まる以前より台風や地震、それに伴う大雨、洪水、津波や地滑りなどの天災に遭遇してきた。古事記などに記される神々については研究している人に任せ、作者は、神社というのは、抗いようもなく再々繰り返される災害への恐れから、安らかに暮らせる日々を願う人々の祈りから始まったのではないかと思っている。
近年もテレビで映し出される未曾有とか想定外と表現されるような阪神の震災、東北の震災など、近くは御嶽山の噴火の様子に胸がつぶれる思いをした。神戸の震災の折に目にした風景に、作者は、神はこんなことをしていいのかと胸が震えたが、そう言いながら、やはり神戸の生田神社は思いのほか早々と再建され、年の初めには、またの穏やかな1年を神に祈る初詣の人でにぎわっている。
抗いがたい天災に、神頼みではどうにもならないと知りつつ、それでも頼りたい、頼ってしまう、そんな人々と神々のつながりの長い歴史を思いつつ撮影した作品である。モノクロ46点。

作者のプロフィール

加藤 國子(カトウ クニコ)
1942年生まれ。退職後、インターネットでホームページを作り、琵琶湖の写真を撮ってアップしたのが写真を始めたきっかっけとなる。一眼でという勧めにニコンD80を購入し、故安岡孝治氏に2年ほど手ほどきを受ける。また、いくつかの教室やワークショップにも在籍。現在は気ままに写真を楽しみ、ブログ「にごろぶなの歌」、Facebookに毎日写真をアップしている。
主な写真展に、2002年「時の過ぎゆくままに」(コンタックスサロン京都)、12年「近江風土記 祈りの風景」(滋賀県立近代美術館)、13年6月同展(ギャラリー PlaceM)、11月同展(ギャラリーら・しい/奈良県當麻)があり、大阪写真月間「写真家150人の一坪展」、ギャラリーの企画展などにも参加している。

馬場 さおり写真展

写真
2.7% ~若年性乳がんを発症した私~
3/17 (火) ~3/30 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

2014年1月、作者はステージⅡb期の若年性乳がんと診断された。
若年性の乳がんは、乳がん患者全体のたった2.7%にすぎない。また、若年性は一般的に予後が悪いという事を知り、作者は生まれて初めて自分の「死」というものに向き合う事になった。
乳がん手術は、女性の大切な、目で見える部分にメスが入る。それは、女性にとって、とても辛い事であることは言うまでもない。特に若年性乳がんの患者は、未婚や出産経験のない人が多い。どんなに乳房再建手術の技術が高くなっても完全に元に戻す事は不可能であり、また、ホルモン療法が可能ながんのタイプであれば、長ければ10年にも及ぶ治療も必要になる。その間の妊娠出産は諦めなければならない。つまり、人間として、そして女性としての生き方そのものにも影響してしまう。
作者は、セルフポートレートを撮り始めた。
手術が終わり、抗がん剤、放射線治療と、苦しい日々が続いた。髪、眉毛をはじめ体毛がすべて抜け落ちた。しかし抗がん剤治療が終わり、徐々に髪が生えてくると、まるで心の中の霧が晴れた様に、とても元気な自分に戻れた気がした。
これからも作者の治療は続く。
本展が若年性乳がんについて少しでも知るきっかけになってくれることを作者は願っている。カラー約50点。

作者のプロフィール

馬場 さおり(ババ サオリ)
1978年生まれ。九州産業大学大学院芸術研究科写真領域在学中。2013年米国National Geographic 誌英語版8月号に、編集者選出でYour shot掲載。14年同誌WEB版Assignments & Stories 編集者選出で‘Time Capsule’に掲載(11月)。
主な写真展に、13年「Colors」(ソラリアパークサイドギャラリー/福岡市)、「on the way ~道の途中~」出品、「Bachata en Fukuoka」(新宿コニカミノルタプラザ)などがある。

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