Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン 2014年3月

日本カメラ社展

写真
2013 日本カメラフォトコンテスト展
2/25 (火) ~3/3 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本コンテストは、1950年(昭和25年)創刊の『日本カメラ』(51年に月刊化)における誌上月例コンテストで、60年の歴史を有している。特色は、著名な写真家が1年間を通じて審査を担当、結果を毎月誌上で発表するとともに、毎月の入賞得点を年間集計して、年度賞を競うところにある(「ビギナーズ」は年間優秀作品賞)。
「モノクロプリント」「カラースライド」「カラープリント」「ビギナーズ」の4部門があり、「ビギナーズ」を除く3部門では、各部の応募点数が相当数に達し、しかも1年間平均して入賞しなければ年度賞の上位に入れないことから、入賞作品のレベルは高く、日本のアマチュア写真コンテストとしてはトップレベルにある。
2013年度の審査には、「モノクロプリント」の部を高梨 豊、「カラースライド」の部を鈴木一雄、「カラープリント」の部を川田喜久治、「ビギナーズ」の部を小澤太一の4氏があたり、総応募点数は80,000点以上にのぼった。
今回は、各部門の代表作品を応募時のオリジナルのまま(「カラースライド」はダイレクトカラープリント)展示する。

団体のプロフィール

<日本カメラ社>
1948年7月7日東京・銀座に光芸社として創立。同年10月隔月刊誌『アマチュア写真双書』を創刊。51年3月『日本カメラ』に改題。51年7月月刊とする。71年に港区西久保巴町から現在の日本橋人形町へ移転。2010年、『日本カメラ』は創刊60周年を迎え、“写真とカメラのいまを発見する雑誌”として現在に至る。
現在、月刊誌のほか、日本カメラMOOK各種、『写真の教室』、『カメラ年鑑』、写真集、単行本など多数出版。

吉岡 さとる写真展

写真
何故、我々は存在するのか?
高エネルギー物理学の世界における視覚的研究/セルン
3/4 (火) ~3/17 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

“宇宙誕生の謎”。
作者は、この言葉に心をぐっと掴まれた。2005年、スタンフォード線形加速器センターに初めて足を踏み入れた時だった。
高エネルギー物理学研究所の加速器実験。極微の粒子を光の速さ近くまで加速させ、お互いに衝突させる。衝突した粒子から膨大なエネルギーが放出され、新しい粒子が誕生する。小さなビックバン。“神の粒子”。ピーター・ヒッグス教授の予測 / ヒッグス粒子。欧州合同原子核研究機構 / セルンでの巨大加速器実験、何兆回もの粒子の衝突の後に、その存在が証明された。2013年度ノーベル物理学賞となった。
2007年、作者はガスマスクを手に、ヘルメットを被り、避難用に空気圧がかかったエレベーターに乗りこみ、スイスの地下100メートルへ降り立った。そこでは“神の粒子”を見つける為の全周27キロの実験装置が、人の手によって創造されていた。
“宇宙誕生の謎。何故、我々は存在するのか?”
そんな思いの中、作者はひたすらシャッターを切った。カラー40点。

作者のプロフィール

吉岡 悟(ヨシオカ サトル)
1963年高知市生まれ。96年米国カリフォルニア州パロマ―カレッジ写真学科卒業。2001年卓越した能力を持つ外国人写真家として、米国永住権(E11ビザ)取得。07年活動の場所を米国から高知市に移す。
08年高エネルギー加速器研究機構&吉岡さとるコラボレーションカレンダー発行。米国エネルギー省/フェルミ国立加速器研究所&SLAC国立加速器研究所共同出版雑誌Symmetry magazine に、特集記事 gallery:satoru yoshioka 掲載。ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・フォトグラフィ、2008年度ベスト科学写真家に選出:アンディ/アダム ゴフ、NewScientist 写真編集員推薦。09年写真年鑑2009/インタビュー特集:2008この人:吉岡さとる。12年吉岡さとる作品集#1:「ビッグサイエンス スタンフォード線形加速器センター」、東京都写真美術館図書室に収蔵。13年いの町紙の博物館/土佐和紙とプラチナプリント/オルタナティブプロセス:新たな価値創造への試み展へキューレーターとして参加。
主な写真展(個展)に、92年シンクロニシティースペースギャラリー(ニューヨーク・米国)、96年ポラロイドギャラリー(東京)、97年シメイスペースギャラリー(サンディエゴ・米国)、01年ギャラリーパストレイズ(横浜)、04年フォトスヒィヤーギャラリー(ニューヨーク・米国)、05年シメイスペースギャラリー(サンディエゴ・米国)、06年ギャラリーパストレイズM/A(東京)、09年SPring-8/高輝度光科学研究センター(播磨・兵庫)、11年「何故、我々は存在するのか?」(ギャラリーアルテ・香川)、12年同展(沖縄科学技術大学院大学)などがあり、グループ展に、90年ベルリーニッシ・ギャラリー、マルティン・グロピウス・バウ(ベルリン・ドイツ)、94年シメイスペースギャラリー(サンディエゴ・米国)、99年「ヤンガーアート 2000-1 展」、01年「時の蘇生」柿木プロジェクト in Kochi (以上、高知県立美術館)、02年「ポラロイド写真の世界・時を超えて」(ポラロイドギャラリー・東京、大阪)、04年ダグラス・シメイコレクション展(リバーサイド美術館・米国カリフォルニア州)、05年カメラ・オブスキュラ 高知県立美術館舞台公演シリーズ VOL.32/クリエイション05(高知)、10年ラディウム‐レントゲンヴェルケ‐landschaft Ⅴ(東京)、11年TAIWAN PHOTO 2011/Photo Classic―株式会社フォトクラシック(台湾)、13年いの町紙の博物館/土佐和紙とプラチナプリント/オルタナティブプロセス:新たな価値創造への試み展(高知)などがある。

ゴトーマサミ 写真展

写真
Drifting
3/18 (火) ~3/31 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

3つの川が1つになり、大阪の北部を流れる淀川。昔から様々なものの糧となり、そして時々全てのものを飲み込んできた。その川は、訪れるものたちを決して拒みはしないが、甘やかしてもくれない。
10数年前、人生の漂流を始めた作者は、幼少の頃毎日遊んでいたその川を当てもなく訪れた。そこには、ここに好んで来たものや、否応無く来たもの、知らずに辿り着いたものや、置き去りにされたもの、流されてきたもの、飛んできたもの、捨てられたもの……様々なものたちが、互いを無視しながら、何の主張もせず、ただ淡々とそこに存在していた。
暫くそこに佇むもの、すぐに立ち去るもの、困って右往左往するものやずるずると深みにはまるもの、昨日まで生きていたもの、その痕跡。必死で存在し続けようとし、やがて消えゆく。
それらとの無言の対話は、漂流する作者に生きている実感と勇気を与え、その儚くも美しい様は、記憶するに十分値する一瞬であった。モノクロ40点。

作者のプロフィール

ゴトーマサミ
大阪市生まれ。2003年よりフリーランスで活動。モノクロ専門レンタル暗室「B工房」(大阪)代表。
主な写真展に、09年「近所の公園・Ⅰ」(ギャラリー遊気Q・大阪)、11年「道草をくう=近所の公園・Ⅱ=」(フォトギャラリー ナダール・大阪)、2人展「Plants」、12年「Plants Portrait」(以上、ギャラリー iTohen・大阪)、14年3月(予定)「淀川スタイル=近所の公園・Ⅲ=」(フォトギャラリー 壹燈舎・大阪)などがある。

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