Nikon Imaging
Japan
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大阪ニコンサロン 2014年3月

写真
ビジュアルアーツ専門学校・大阪
写真学科卒業制作選抜作品展
2/27 (木) ~3/5 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

プロの写真家になりたいと2年間学んできた学生たちの集大成である。
「写真は簡単には写らない」ことも知った。予想外に楽しく、面白いことも知った。自分の可能性を見つけるために、デジタルのみならず、モノクロ、カラーフィルム、ロケーション撮影からスタジオ撮影まで、表現のための方法と技術を実践的に学び、懸命に撮り続けてきた。
本年もゼミナール、表現実習の各クラスより選抜された作品を展示する。
カラー150点・モノクロ50点(予定)

団体のプロフィール

<ビジュアルアーツ専門学校・大阪>
大阪写真専門学校としてスタートし、写真表現と技術を教える学校として間もなく創立50周年を迎える。現在は写真のみならず映像、音響、声優などの学科をもち、優れた技術をもった表現者を育てる総合的な専門学校として各分野に多くの優れた人材を輩出している。

写真
2013 日本カメラフォトコンテスト展
3/6 (木) ~3/12 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

本コンテストは、1950年(昭和25年)創刊の『日本カメラ』(51年に月刊化)における誌上月例コンテストで、60年の歴史を有している。特色は、著名な写真家が1年間を通じて審査を担当、結果を毎月誌上で発表するとともに、毎月の入賞得点を年間集計して、年度賞を競うところにある(「ビギナーズ」は年間優秀作品賞)。
「モノクロプリント」「カラースライド」「カラープリント」「ビギナーズ」の4部門があり、「ビギナーズ」を除く3部門では、各部の応募点数が相当数に達し、しかも1年間平均して入賞しなければ年度賞の上位に入れないことから、入賞作品のレベルは高く、日本のアマチュア写真コンテストとしてはトップレベルにある。
2013年度の審査には、「モノクロプリント」の部を高梨 豊、「カラースライド」の部を鈴木一雄、「カラープリント」の部を川田喜久治、「ビギナーズ」の部を小澤太一の4氏があたり、総応募点数は80,000点以上にのぼった。
今回は、各部門の代表作品を応募時のオリジナルのまま(「カラースライド」はダイレクトカラープリント)展示する。

団体のプロフィール

<日本カメラ社>
1948年7月7日東京・銀座に光芸社として創立。同年10月隔月刊誌『アマチュア写真双書』を創刊。51年3月『日本カメラ』に改題。51年7月月刊とする。71年に港区西久保巴町から現在の日本橋人形町へ移転。2010年、『日本カメラ』は創刊60周年を迎え、“写真とカメラのいまを発見する雑誌”として現在に至る。
現在、月刊誌のほか、日本カメラMOOK各種、『写真の教室』、『カメラ年鑑』、写真集、単行本など多数出版。

juna21 インベ カヲリ★写真展

写真
やっぱ月帰るわ、私。
3/13 (木) ~3/19 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

「近々、終わらせる予定なのでその前に写真を撮ってもらえませんか?」
と言われて、作者はカメラを持って会いに行った。すでに身辺整理された部屋には、処分予定の服や家具が積んである。
写真を撮るより先に、まず相手の話を聞く。最近起こったこと、今考えていること、昔の話。「へー、すごいね! 面白いね!」素直に相槌を打っていると、相手もどんどんノってくる。用意されたロープや練炭や製造中止になった入浴剤。「これ、どうやって使うの?」などと聞きながら、世間的とは違う、その子の持っている「普通」に視点を合わす。
顔を撮る。衣装を着せて、動きの指示を出し、もっと怒りにみちた目を!と要求したりする。表情を作ったからといって、それが演技であるとは思わない。彼女たちの心象風景は、作者にいったん取り込まれ再構築された世界だ。
「幸せになったら、カヲリちゃんは撮ってくれなくなるんでしょ?」
と、ある日、誰かに言われた。そんなことはない。
社会へ適用するために擬態した姿を撮りたいわけではないから、自分の言葉で語ってくれる人に興味を持つだけだ。ふり幅のある情緒や、表現したいという自己愛は、女性の色気であると思う。人間とは、その人の持つエネルギーのことだから、顔や体を超えた先にある魂を写したいと作者は考えている。カラー約45点。

作者のプロフィール

<インベ カヲリ★>
1980年東京生まれ。写真家。女性のポートレートを10年以上、撮り続けている。2007年の初個展(新宿ニコンサロンJuna21)で三木淳賞奨励賞受賞(08年)。その後ロサンゼルス、バルセロナ、香港などでグループ展を行い、12~13年にかけてミラノで5ヶ月間の個展を開催。2013年6月、パリのフリーマガジン「TEiCAM BOOKS」にて特集号が組まれる。同年10月に写真集『やっぱ月帰るわ、私。』(赤々舎刊)出版。

ギャラリートーク開催のお知らせ

出展作家のインベ カヲリ★氏のギャラリートークを下記の通り開催いたします。
写真家・佐伯 慎亮氏と対談いたします。
皆さま、お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

日時:3月16日(日)14時~15時
参加:インベ カヲリ★ x 佐伯 慎亮(写真家)
 ※入場無料、予約不要です。当日は直接会場にお越しください。

juna21 寺崎 珠真写真展

写真
Rheological Landscapes
3/20 (木) ~3/26 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

神奈川県にある宮ヶ瀬ダム建設によってできた湖とその周辺を、約2年にわたって撮影した作品である。ダム自体は本来の機能を果たす一方、周辺地域を含めて整備がなされ、都心にほど近いこの場所は観光地として有名でもある。
しかし作者は、この場所に立ったとき、そのような中心的なものではなく、風景の細部や構成要素に魅かれた。
タイトル中の「Rheology」とはギリシャ語「Panta rhei(万物は流転する)」からなる造語であり、「rheo-」は流れを意味している。
あらゆるものが各々の速さで絶えず変化を続けているとともに、一つの大きな流れの中にある。
カラー約23点。

作者のプロフィール

<寺崎 珠真(テラサキ タマミ>
1991年神奈川県生まれ。2013年武蔵野美術大学映像学科卒業。13年第8回「1_WALL」審査員奨励賞(増田玲選)受賞。

藤岡 亜弥写真展

写真
Life Studies
3/27 (木) ~4/2 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

作者は文化庁海外派遣留学生として2008年から1年間ニューヨークを拠点に創作活動を始めた。その後さらに3年間ニューヨークに滞在し写真制作に励んだ。その4年間の成果が本展である。
作者のニューヨークでの表現活動は、必ずしもスムーズにスタートしたわけではなかった。経済的不安定や人間関係のストレス、もつれる愛など、生活のペースを獲得することすら困難な状況に陥ることもあった。
文化庁派遣留学生としての1年は、ニューヨークに順応する為の時間に費やすことになったと振りかえる。そしてようやくカメラを手にした。対象は虚言癖のあるボーイフレンド、マリファナ中毒の隣人、ルーズでナルシストなルームメイトなど。そして街頭の人々のスナップショットに集中してゆく。
しかし作者は、表現の対象は写している他者でなく自分自身であることに気づく。
被写体としてよく現れるのは、悲劇的にも見える子供たち、対照的に戯れる恋人たち、それらが交互に縄を編むように現れてくる構造は、悲嘆と願望との落差で翻弄された作者のニューヨークで体験した「Life Studies」である。
ニューヨークという大都市に渦巻く巨大なエネルギーの混沌。弱者と強者、軽さと重さ、その両極の間にのみ込まれ、膨張と収縮をくりかえしながら、写真を撮ることでようやく立ち上がってゆく作家の姿をここに見ることができる。カラー42点。

作者のプロフィール

<藤岡 亜弥(フジオカ アヤ)>
広島県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。1996年~98年台湾師範大学留学。08年文化庁海外派遣留学にて1年間ニューヨークに滞在。その後12年までニューヨークで活動。94年日本大学芸術学部芸術学会奨励賞、04年ビジュアルアーツフォトアワード、ひとつぼ展入選、10年日本写真協会新人賞受賞。広島を拠点に活動。
主な写真展(個展)に、96年「なみだ壺」(ガーディアン・ガーデン/東京)、「笑門来福」(WORKS H/横浜)、01年「さよならを教えて」、04年「離愁」(以上新宿ニコンサロン)、05年同展(ビジュアルアーツギャラリー/東京、大阪、名古屋、九州)、06年「私は眠らない」(銀座ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、09年同展(スペースAKAAKA/東京)、10年「Life Studies」(Dexon gallery/New York)、11年「Life Studies」「アヤ子江古田気分」(スペースAKAAKA/東京)、12年「離愁」(スペースAKAAKA/東京・ギャラリーG/広島)があり、グループ展に、05年「離愁」(ひとつぼ展)、「マリクレール ホワイトキャンペーン 2005」、06年「中国平遥国際写真フェスティバル」、「フォトグラフィティ1980−2005」(新写真派協会 ポートレートギャラリー)、10年“飯沢耕太郎が注目する女性写真家”(RICOH リングキューブ)、日本写真協会受賞作品展(フジフォトギャラリー)などがある。また、出版物に、『「シャッター&ラブ」16人の若手女性写真家』(インファス出版/96年刊)、『さよならを教えて』(ビジュアルアーツ出版/04年刊)、『私は眠らない』(赤々舎/09年刊)などがある。

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