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新宿ニコンサロン 2014年2月

juna21 武山 友子写真展

写真
甘い憂鬱
1/28 (火) ~2/3 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

午後の夕立、明け方の青、旅先の部屋、……
写真に写ったのは私自身なのだと思う。
どこか孤独を感じている。
だけど、誰も私の孤独を知らない。

カラー30点(予定)。

作者のプロフィール

武山 友子(タケヤマ ユウコ)
1978年生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。
写真展(個展)に、2004年「輪舞曲」、09年「星をよむように」(以上、Place M/東京・新宿)、12年「甘い憂鬱」(ギャラリー創/札幌)があり、主なグループ展に05年「J’en reve」(カルティエ現代美術館/パリ)、08年「滲‐shin‐」(ギャラリー法邑/札幌)などがあり、作品はカルティエ現代美術館、清里フォトアートミュージアムにコレクションされている。

写真
フォトシティさがみはら2013 プロの部入賞作品展
2/4 (火) ~2/17 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
休館:2/11(火)・12(水)

写真展内容

<相模原市総合写真祭「フォトシティさがみはら」について>
写真は、芸術写真から家族写真まで広い地盤を持ち、その卓越した記録性と豊かな表現機能により、多くの人に感動を与えるものであるとともに、私たちの生活にとても身近な存在である。
相模原市では、豊かな精神文化が求められる新しい世紀の幕開けにあたり、写真文化にスポットをあて、これを「新たなさがみはら文化」として全国、世界に発信することを目指して、総合写真祭「フォトシティさがみはら」を2001年(平成13年)にスタートさせた。
この写真祭は、新たな時代を担うプロ写真家の顕彰と、写真を楽しむアマチュアに作品の発表の場を設けるとともに、市民が優れた芸術文化に触れたり、それぞれの場に参加できたりする市民参加型の事業で、写真をキーワードとして、時代と社会を考え語り合うことで、新世紀における精神文化の育成に貢献することを基本理念にしている。
また、2006年日本写真協会より「日本写真協会賞・文化振興賞」、2011年日本写真家協会より「日本写真家協会賞」に、写真文化の振興と発展に顕著な貢献をしたとして、相模原市総合写真祭フォトシティさがみはら実行委員会が選定された。

<受賞作品について>
本写真展では、2013年(平成25年)10月に開催された第13回写真祭プロの部において、広義の記録性の分野で活躍している中堅写真家の中から選出された「さがみはら写真賞」1名、新人写真家の中から選出された「さがみはら写真新人奨励賞」2名、また、アジア地域で活躍している写真家を対象にした「さがみはら写真アジア賞」1名の受賞作品を展示する。
「さがみはら写真賞」には、東日本大震災において、“天が落ちてきた日”の時間の流れを目撃し、凝視してきた当事者の分身の写真をまとめた志賀理江子氏の『螺旋海岸』が選出された。本作品は、歴史的な文脈や社会的な関係を背負った客観的な写真ではなく、風景が虚体となってしまった土地の言葉にならない戦慄と、私たちの震災体験の核心が潜んでいる。
「さがみはら写真新人奨励賞」には、東日本大震災から35日後に撮影を開始し、2年半の間被災地のポートレイトを撮り続け、写真をとる根源的な意味を見出そうとした田代一倫氏の『はまゆりの頃に』と、作者のモデルを長くつとめた男性の死を様々な光景で包み込み、痛みと追悼の念の深く籠った私的な写真シリーズにまとめた野村佐紀子氏の『NUDE/A ROOM/FLOWERS』が選出された。
12回目を迎えた「さがみはら写真アジア賞」には、東トルコの貧しい、痩せた土地からやってきた大量移民が過酷な状況で暮らす地域を5年がかりで撮影したトルコの写真家クルサット・ベイハン氏の『AWAY FROM HOME (故郷から遠く)』が選出された。

さがみはら写真賞

写真

志賀理江子(シガ リエコ)
1980年愛知県生まれ。宮城県在住。ロンドン芸術大学チェルシーカレッジ・オブ・アート卒業。2008年写真集『CANARY』(07年赤々舎刊)、『Lilly』(07年アートビートパブリッシャーズ刊)で第33回木村伊兵衛写真賞受賞。09年ICPインフィニティアワード新人賞受賞。12年第28回東川賞新人作家賞。
主な個展に、03年「明日の朝ジャックが私を見た」(グラフメディアジーエム/大阪)、08年「座礁の記録」(フォトギャラリエット/オスロ)があり、主なグループ展に、06年「Re: search オーストラリアと日本のアートコラボレーション」(せんだいメディアテーク/仙台)、「Rapt! 20 contemporary artists from Japan」(セブンスギャラリー/メルボルン)、08年「トレース・エレメンツ 日豪の写真メディアにおける精神と記憶」(東京オペラシティアートギャラリー/東京)、「シンガポールビエンナーレ2008ワンダー」(シティ・ホール/シンガポール)、09年「日本の新進作家展 vol.7オン・ユア・ボディ」(東京都写真美術館)、「Twist and Shout: Contemporary Art from Japan」(バンコク芸術文化センター/タイ)、10年「あいちトリエンナーレ 都市の祝祭」(愛知県美術館)、「六本木クロッシング2010 芸術は可能か―明日に挑む日本のアート」(森美術館/東京)、11年「CLOSE YOUR EYES AND TELL ME WHAT YOU SEE」(ヨーテボリ美術館/スウェーデン)他。

さがみはら写真アジア賞

写真

Kursat Bayhan(クルサット・ベイハン)
1981年トルコ生まれ。イスタンブールのマルマラ大学コミュニケーション学科を卒業後、社会科学アカデミーで「戦争地域におけるフォトジャーナリズム」に関する研究プロジェクトを行う。また2003年からザマン・ディリーニュース紙の写真家として活動、世界各地の様々な事件や紛争の取材撮影を行った。ブルサのフォトフェスティバルなど多くの国際写真フェスティバルに参加している。

さがみはら写真新人奨励賞

写真

田代 一倫(タシロ カズトモ)
1980年福岡県生まれ。2010年九州産業大学大学院博士後期課程造形表現専攻満期退学。06年 アジアフォトグラファーズギャラリーの設立・運営に参加。
09年 photographers’galleryの運営に参加。第8回三木淳賞奨励賞受賞。
写真展(個展)に「浮憂世代」(Juna21新宿・大阪ニコンサロン)、「八幡」(アジア フォトグラファーズ ギャラリー/福岡)、「椿の街」(photographers’gallery/東京)などがあり、グループ展に「社会標本展」(ギャラリーON/ソウル)、「消滅の技法展」(福岡アジア美術館)、「Social Voyeurism」(ギャラリーアートリエ/福岡)、「クロッシング・カオス1999-2009」(銀座・大阪ニコンサロン)などがある。

さがみはら写真新人奨励賞

写真

野村佐紀子(ノムラ サキコ)
1967年山口県生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業後、91年より荒木経惟に師事。93年初の個展「針のない時計」を開催以降、東京を中心にヨーロッパ、アジアでも精力的に個展・グループ展を行い高い評価を得ている。
主な写真集に97年『裸の時間』(平凡社)、2000年『愛の時間』(BPM)、02年『黒猫』(t.i.g.)、05年『tsukuyomi』(マッチアンドカンパニー)、06年『近藤良平』(マッチアンドカンパニー)、08年『夜間飛行』(リトルモア)、08年『黒闇』(Akio Nagasawa Publishing)、12年『NUDE/A ROOM/FLOWERS』(マッチアンドカンパニー)など。

juna21 小野 淳也写真展

写真
相槌は残りの歳月に染みを付ける
2/18 (火) ~2/24 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者は祖父の写真を撮っている。
祖父は、作者が物心ついたときから、軽い認知症を患っていた。そのせいか、作者には祖父との思い出はほとんどない。そして作者が東京で暮らし始めたことで、祖父との距離はそれまで以上に遠くなった。
数年前、作者の身近な人が亡くなった。そのとき作者は無性に祖父のことを知りたくなった。家族なのにお互いのことを何も知らず、わずかな時間を共有することもないまま、二度と会えなくなるのはとても哀しいと思ったからだ。
作者と祖父との唯一のコミュニケーションは祖父と一緒に過ごし、写真を撮ることだった。祖父を撮ることで二人の時間を共有し、祖父の記憶を知っていく。
祖父は唐突に相槌をうつことがある。それは、作者が祖父を知ろうとすることを受け入れてくれている了承のサインのようであった。
祖父との距離は急には縮められない。あとどれだけの歳月が残されているのか分からないが、作者が祖父を知っていくことや、過ごした時間はこれからの二人に染み付いていく。
ゆっくりと確実に、二人は近づいている。カラー約15点。

作者のプロフィール

小野 淳也(オノ ジュンヤ)
1987年岡山県生まれ。2010年日本大学藝術学部写真学科卒業。
主な写真展に、2009年「また、あした。」(Juna21 新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン)、10年「東京」(nagune/東京都新宿区)、11年「Utopia」、「奇妙な夢の中で」、12年「bipolar disorder」、「TOKYO DARK」、「その日までの距離」、13年「遠回りする二人」(以上、TAP Gallery/東京都江東区)、「東京」(nagune)、「曖昧な二人、繰り返す普通」(TAP Gallery)があり、グループ展に10年「GAW展Ⅶ」(西脇市/兵庫県)などがある。

日本カメラ社展

写真
2013 日本カメラフォトコンテスト展
2/25 (火) ~3/3 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本コンテストは、1950年(昭和25年)創刊の『日本カメラ』(51年に月刊化)における誌上月例コンテストで、60年の歴史を有している。特色は、著名な写真家が1年間を通じて審査を担当、結果を毎月誌上で発表するとともに、毎月の入賞得点を年間集計して、年度賞を競うところにある(「ビギナーズ」は年間優秀作品賞)。
「モノクロプリント」「カラースライド」「カラープリント」「ビギナーズ」の4部門があり、「ビギナーズ」を除く3部門では、各部の応募点数が相当数に達し、しかも1年間平均して入賞しなければ年度賞の上位に入れないことから、入賞作品のレベルは高く、日本のアマチュア写真コンテストとしてはトップレベルにある。
2013年度の審査には、「モノクロプリント」の部を高梨 豊、「カラースライド」の部を鈴木一雄、「カラープリント」の部を川田喜久治、「ビギナーズ」の部を小澤太一の4氏があたり、総応募点数は80,000点以上にのぼった。
今回は、各部門の代表作品を応募時のオリジナルのまま(「カラースライド」はダイレクトカラープリント)展示する。

団体のプロフィール

<日本カメラ社>
1948年7月7日東京・銀座に光芸社として創立。同年10月隔月刊誌『アマチュア写真双書』を創刊。51年3月『日本カメラ』に改題。51年7月月刊とする。71年に港区西久保巴町から現在の日本橋人形町へ移転。2010年、『日本カメラ』は創刊60周年を迎え、“写真とカメラのいまを発見する雑誌”として現在に至る。
現在、月刊誌のほか、日本カメラMOOK各種、『写真の教室』、『カメラ年鑑』、写真集、単行本など多数出版。

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