Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 大阪 2013年5月

juna21 佐藤 静香写真展

写真
たくと
4/25 (木) ~5/1 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

作者は弟の名付け親である。
3人目の弟は、作者が12歳のときに生まれた。もう6年生ということもあり、作者にも命名権が与えられた。
なんとなく弟が生まれることに不満をもっていた作者だが、そうなると任されたような気になり、毎日名前について考えた。
そんな時だった。
「これは“タクト”と言います。」
音楽の先生が指揮棒について説明をしていた。
響きが気に入ったと家族に告げたら、作者以上に母親が気に入り、彼は「巧都」となった。
弟は今、12歳。
久しぶりに実家へ帰ると、弟の顔つきが大人びていて驚いた。心なしか声は低くなり、身長も抜かされてしまっていた。
毎日一緒にすごしている家族は、ゆるやかな変化で気付かないのだろう。作者だけが弟の変化に戸惑っていた。カラー約30点。

作者のプロフィール

佐藤 静香(サトウ シズカ)
1986年三重県生まれ。ユマニテク調理製菓専門学校卒業。喫茶店勤務ののち広告代理店勤務を経て上京。カメラマン宮木和佳子氏に師事。「ケーキも焼けるカメラマン」として、スイーツからプロレスまで撮影する。
2011年グループ展「えだまめ」(ギャラリー・ルデコ/東京・渋谷)に参加。

写真
2012年度 TopEye フォトフォトサロン入賞作品展
5/2 (木) ~5/8 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

ニコンイメージングジャパンでは、写真部で活動する中学、高校生の皆さんを応援する写真情報誌『TopEye』を年5回(4、6、10、12、2月)発行し、全国の中学校、高等学校の写真部に無料でお届けしています。
『TopEye』は1979年に創刊。以来30年余りに渡って多くの写真部の皆さんにご愛読いただいておりますが、その活動の主眼として創刊当時から開催している誌上フォトコンテストが「フォトフォトサロン」です。4月号を除いた年4回行われ、それぞれに「TopEye賞(最優秀賞)」および「準TopEye賞」各1点、「入選」3点、「佳作」5点を選出します。上位入賞者には表彰状の他にニコンデジタルカメラなどの賞品を贈呈する、本格的なコンテストです。毎回、数百名の中学、高校生から意欲的な作品が寄せられ、中にはプロの写真家にも劣らぬ技術と感性が発揮された作品も少なくありません。なお4月号では「先生だけのフォトフォトサロン」として写真部顧問の先生方から作品を募り誌上で発表しています。
今回の写真展では、2012年度の「フォトフォトサロン」「先生だけのフォトフォトサロン」における入賞作品を展示します。

山初 律子写真展

写真
はじまりの島
5/9 (木) ~5/15 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

作者の住む兵庫県にある淡路島や淡路島の南にある沼(ぬ)島(しま)に暮らす人たちは、『古事記』に記された「おのごろ島」が、自分たちの島であると信じている。
作者は数年に亘ってこれらの島を訪ね、人々の島に対する愛情や誇りを目にしてきた。単に行事としての祭祀ではなく、心から国生みの神、海の神、山の神を畏れ敬うその姿は、現代という現実の問題の中にありながら、時間を遥か垂直に下降していくかのようで、この島と、島の人々の暮らしのなかに、確かに「古代」が今も息づいているのだと感じた。
本展に展示する作品は2008年から12年8月にかけて撮影したもので、国生みの神話を意識しながらも、今の島人の暮らしを大切に撮影したものである。
人智の及ばぬ自然の力に謙虚である人々の姿を見ていると、作者は、もう一度自分たちの国が自然と共に生まれ直していくことを願わずにはおれず、本展はその大切さを今に伝えているという。カラー40点。

作者のプロフィール

山初 律子(ヤマハツ リツコ)
写真展に、2007年「子狐の舞う島で」(銀座ギャラリーアートグラフ)、08年同展(池田市立ギャラリー)などがある。

読売新聞中部支社展

写真
写真グループ展「神宮の四季」
5/16 (木) ~5/22 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

悠久の時を重ねる鎮守の森・伊勢神宮では、20年に一度、社殿や神宝を造り替える式年遷宮が1300年も続いている。今も古式に従い行われる儀式は、伊勢神宮のみならず、その回りの町々にも伝統が引き継がれている。
読売新聞中部支社では、遷宮に向けて着々と準備が進む伊勢神宮と、それを拠りどころとしている人々の表情を写真連載「神宮の四季」で紹介してきた。
本展では、掲載写真のみならず、新たに撮り続けている写真も展示する。カラー40点。

団体のプロフィール

読売新聞中部支社写真グループは、伊勢神宮やその周辺の人々を長期に取材し、2009年4月から12年3月まで読売新聞で写真連載「神宮の四季」を掲載。中部写真記者協会賞の企画部門で09年、11年、12年と優秀賞などを受賞。

西田 勝彦写真展

写真
近在の記憶
5/23 (木) ~5/29 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

作者の住む山科は、京都市の周辺部の一角をなし、かつては1、2の工場とわずかに建ちはじめた新興住宅を除いては、農村風景を濃厚に残す一帯であった。
しかし高度経済成長以降、とりわけ70年代に入ると耕作地が急速に開発され、まさに田圃1枚ごとに住宅やそれにともなう商業施設などが建っていくという状況で、日本の多くの地域でも見られた農地と住宅などが混在する風景となった。バブルの崩壊以降も状況は変わらず、京都の場合、市内中心部や観光地の様々な景観規制が厳しい分、周辺部では住宅開発の無秩序さが際立ったとも言える。
展示する写真は、主として十数年前のそういった山科の風景と生活の一端を撮ったものであり、良くも悪くも現在の自分たちの生活環境を形づくってきた過程の記録でもある。カラー40点。

作者のプロフィール

西田 勝彦(ニシダ カツヒコ)
1947年滋賀県生まれ。関西大学卒業。
写真展に、99年「私景山科」、2001年「YAMASHINA Ⅱ」、03年「大阪らいぶ」、07年「ケータイで綴るカンレキ日和」、09年「邂逅の町」、11年「嵐山好日」などがある。

大阪写真月間 2013

写真
写真家150人の一坪展
5/30 (木) ~6/5 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

写真文化の発展と普及に寄与することを目的に、毎年6月1日の「写真の日」を中心とした期間に東京と大阪で開催されるのが「写真月間」である。
「大阪写真月間」は2000年の暮れに「東京写真月間」(日本写真協会主催)の呼びかけに応じてスタートし、02年6月に初めて「大阪写真月間2002」を開催した。
今年の「大阪写真月間2013」は12年目となり、本年も大阪市内のギャラリーを使い、写真家約150人が1人一坪(1.8m四方)を使って展示する「写真家150人の一坪展」と、一般の写真愛好家1000人が1人一枚を展示する「私のこの一枚・1000人の写真展」の二つの写真展のほか、高校生による「ハイスクール・フォトアワード」、「小学生のための写真教室」、記念シンポジウムなどを併催する。
メインイベントである本展の特色は、写真を表現手段として作品を制作している人なら、作品内容や方法はもちろんのこと、年齢、性別、国籍、職業などに関係なく参加できるところにある。また、展示するギャラリーや壁面の場所も抽選で決定するので、いっさいの審査や選別は行わない。写真展にポリシーやテーマを求める人は、この何でもありの写真展に「展としてのポリシーがない」という異論を唱えることもあるが、80歳を超える超ベテラン作品の横に、孫のような18歳がはじけるような写真を並べる、そんなお好み焼き的「ごちゃ混ぜ感」が本展の魅力である。
この「写真家150人の一坪展」では、観客は内容も方法も異なる150の写真表現作品に出会うことになり、150の個性の中に、きっと気に入る作品があるはずである。

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