Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 新宿 2013年4月

写真
2012年度 TopEye フォトフォトサロン入賞作品展
3/26 (火) ~4/1 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

ニコンイメージングジャパンでは、写真部で活動する中学、高校生の皆さんを応援する写真情報誌『TopEye』を年5回(4、6、10、12、2月)発行し、全国の中学校、高等学校の写真部に無料でお届けしています。
『TopEye』は1979年に創刊。以来30年余りに渡って多くの写真部の皆さんにご愛読いただいておりますが、その活動の主眼として創刊当時から開催している誌上フォトコンテストが「フォトフォトサロン」です。4月号を除いた年4回行われ、それぞれに「TopEye賞(最優秀賞)」および「準TopEye賞」各1点、「入選」3点、「佳作」5点を選出します。上位入賞者には表彰状の他にニコンデジタルカメラなどの賞品を贈呈する、本格的なコンテストです。毎回、数百名の中学、高校生から意欲的な作品が寄せられ、中にはプロの写真家にも劣らぬ技術と感性が発揮された作品も少なくありません。なお4月号では「先生だけのフォトフォトサロン」として写真部顧問の先生方から作品を募り誌上で発表しています。
今回の写真展では、2012年度の「フォトフォトサロン」「先生だけのフォトフォトサロン」における入賞作品を展示します。

juna21 アラタンホヤガ写真展

写真
草原に生きる-内モンゴル・遊牧民の今日
4/2 (火) ~4/8 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

20世紀末から内モンゴル自治区に住む遊牧民の伝統文化、昔からの生活様式や言葉が大きく変化している。
中国の経済成長を支えるため、石炭が大規模に露天掘りされ、地下水が枯渇し、草は育たない。広い範囲で遊牧生活が営まれなくなり、故郷を離れることを余儀なくされている遊牧民が増えている。それらと裏腹に、経済発展で、自動車、携帯電話やパソコンなどの便利な道具が遊牧民の生活に浸透してきた。彼らは自らこれを受け入れ、馬は車やバイクに、移動式ゲルは定住式レンガの家に変わった。
ナダムの祭りでは必ず競馬が行われる。昔は小さい子供が乗馬していたが、今は乗馬できる子供がいなくなり、しかたなく大人が乗るようになっている。このままでは伝統的な遊牧文化や昔からの生活様式が消えてしまいそうな危機感を覚えてしまうほどだ。
新しい文明の浸透。変化して行く遊牧民の何気ない日常生活。伝統文化。作者はこうした記憶の風景を次の世代に確かな形で残したくて、撮影を続けている。カラー約40点。

作者のプロフィール

アラタンホヤガ(Alatenghuyiga)
1977年11月中国・内モンゴル自治区・シリンゴル盟生まれ。2001年新潟産業大学に留学。09年3月新潟大学大学院修士課程修了。09年から2年間、民間企業に勤務。11年4月から日本写真芸術専門学校で写真を学ぶ。11年から4回にわたって内モンゴルを取材。

ニッコールクラブ池袋支部写真展

写真
憧憬
4/9 (火) ~4/15 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

ある日、見知らぬ町や公園で出会った景色。
郷里の里での懐かしい風景。
人々との会話。
 ……
遠い日々の思い出はいつしか「憧憬」となり、この胸のざわめきとときめきを表現しようと、撮影に取り組んだ作品である。
12人の仲間が、それぞれの思いを込めて、そんな“或る日”の写真を展示する。
カラー62点・モノクロ21点。

団体のプロフィール

<ニッコールクラブ池袋支部>
1996年11月設立。2001年よりグループ展を4回開催している(第1回、01年お台場テレコムセンター、03年第2回・05年第3回コニカプラザ、09年第4回ニコンサロンbis新宿)。

写真
2013 東日本読売写真クラブ連合展
4/16 (火) ~4/22 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本連合展は、東日本の読売写真クラブ(YPC)ごとにテーマを決め、競り合うグループ対抗戦で、1995年の第1回を皮切りに今回で18回目を迎える。
会員は、所属する各クラブのそれぞれそのテーマに向かって一年がかりで作品作りに励み、膨大な数の作品が地区ごとの例会に提出される。そこで勝ち抜いた作品が代表作品となって本展に展示され、最終審査を迎える。
審査基準はテーマ性や群写真としてのまとまりなどが重んじられ、優れた単写真を集めただけでは勝ちぬくことができない。
歴代の最優秀クラブ賞を最も多く獲得しているのは6回の埼玉YPCで、前回は東京YPCが「東京色」で受賞をした。
管洋志氏、熊切圭介氏、竹内敏信氏らの写真家が歴代の審査委員を務められ、応募点数は開催ごとに増加する傾向にある。カラー119点(予定)。

団体のプロフィール

読売写真クラブ(YPC)は、読売新聞社が母体となり全国の写真愛好家が集う写真クラブである。現在、全国に39クラブ6000名を超える会員が在籍する。1982年、宇都宮市に一番目となる栃木YPCが発足してから今年で31年目、自主独立による運営を基本とし、各YPCがそれぞれ例会、撮影会、勉強会、作品展などを通して活動を行っている。
YPCの特徴は、各クラブの例会などに、読売新聞社の現役カメラマンや写真家が精力的に出向き、審査やセミナーを行っていることである。また、審査で選ばれた上位作品は読売新聞の地域版に掲載されることも魅力の一つとなっている。さらに全国レベルの写真コンクールや撮影会なども定期的に開催されており、初心者から上級者まで自分に合った参加が可能である。

juna21 和田 悟志写真展

写真
すべてそこにある
4/23 (火) ~4/29 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者の地元は福島第一原発から約65キロメートル離れているのだが、高い放射線の線量が計測されており、いわゆるホットエリアが点在している。また、地震の被害も大きかった。
作者は東日本大震災・原発事故をきっかけに、自分自身の出自を強く意識するようになった。そして、“故郷がいつか失われるかもしれない”という寂寥感に駆られ、以前にも増して、しっかりと故郷と向き合って写真に収めようと努めた。
一方、震災以前より『vanishing』というこの世の無常観をイメージ化、つまり“永遠不変のものはない”という現実を示唆する風景写真のシリーズを制作中だった。それらは野焼きや火山、霧などがモチーフとなっているのだが、いつしか作者は、『vanishing』の作品群と故郷の景色とを重ねて見るようになっていた。今回展示するのは、故郷の写真と『vanishing』とを掛け合わせたものである。
とはいえ、この作品は大きな矛盾をはらんでいる。それは、地元で写真を撮り続けているうちに、『vanishing』の主題(現実)と作者の感情に乖離が生じてきたからだ。
作者は、地元の風景が以前から何ら変わることがない、という錯覚にとらわれるようになっていった。もちろん、実際には、あらゆる変化が起きているのだが…。これらの作品は、こうした作者の感情と現実とをすり合わせることにも意義がある。
このように考えると、あくまでも震災や原発事故は、今回の作品のきっかけに過ぎず、それよりも、無意識のうちに、時間の経過が作者に与えていた影響のほうが大きかった。
今回、1つの形にまとめはしたが、これは完結ではなく、これからも続けていく作品だという。「すべてそこにある」というタイトルの“すべて”には、作者自身の安堵感も不安感もがないまぜになっていて、相反する様々な要素をも含んでいる。カラー約30点。

作者のプロフィール

和田 悟志(ワダ サトシ)
1980年福島県生まれ。2003年早稲田大学第一文学部卒業。06年から瀬戸正人氏のワークショップに参加。12年第7回写真「1_WALL」審査員奨励賞(増田玲選)受賞。
写真展に、09年「LAND」(PLACE M/東京)、12年ポートフォリオ展「ROOMS floor-1」(PLACE M/東京)に参加、などがある。

吉田 功写真展

写真
廃校の行方
4/30 (火) ~5/6 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者が廃校を撮り始めた昭和58年頃、廃校は過疎化の地域に見られる現象だった。それは、市町村合併による統合施策や農林業の衰退という社会情勢の変化に伴う少子化の影響もあっただろう。
しかし最近は、都市圏の郊外でも廃校の数が増えている。急激な少子高齢化の進展、産業構造の変化などで住宅団地を中心に、局地的に就学人口が減っているからだ。
いずれの場合でも、子どもたちは学んだり、泣いたり、笑ったり、遊んだたくさんの思い出の学び舎を失うことになる。
本当にさびしく、懐かしく思い返す廃校は、今後どうなるのだろう。モノクロ50点。

作者のプロフィール

吉田 功(ヨシダ イサオ)
1944年埼玉県飯能市生まれ。77年「フォト・コン」テープサークル受講。81~83年三軌展、84年二科展入選。2008年日本写真家協会(JPS)展入選。10年二科展「フェーズ・ワン」賞会友推挙。日本写真作家協会(JPA)会員

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