Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 新宿 2013年2月

juna21 佐藤 静香写真展

写真
たくと
1/29 (火) ~2/4 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者は弟の名付け親である。
3人目の弟は、作者が12歳のときに生まれた。もう6年生ということもあり、作者にも命名権が与えられた。
なんとなく弟が生まれることに不満をもっていた作者だが、そうなると任されたような気になり、毎日名前について考えた。
そんな時だった。
「これは“タクト”と言います。」
音楽の先生が指揮棒について説明をしていた。
響きが気に入ったと家族に告げたら、作者以上に母親が気に入り、彼は「巧都」となった。
弟は今、12歳。
久しぶりに実家へ帰ると、弟の顔つきが大人びていて驚いた。心なしか声は低くなり、身長も抜かされてしまっていた。
毎日一緒にすごしている家族は、ゆるやかな変化で気付かないのだろう。作者だけが弟の変化に戸惑っていた。カラー約30点。

作者のプロフィール

佐藤 静香(サトウ シズカ)
1986年三重県生まれ。ユマニテク調理製菓専門学校卒業。喫茶店勤務ののち広告代理店勤務を経て上京。カメラマン宮木和佳子氏に師事。「ケーキも焼けるカメラマン」として、スイーツからプロレスまで撮影する。
2011年グループ展「えだまめ」(ギャラリー・ルデコ/東京・渋谷)に参加。

写真
フォトシティさがみはら2012 プロの部入賞作品展
2/5 (火) ~2/18 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
休館:2月11日(月)・12日(火)

写真展内容

<相模原市総合写真祭「フォトシティさがみはら」について>
写真は、芸術写真から家族写真まで広い地盤を持ち、その卓越した記録性と豊かな表現機能により、多くの人に感動を与えるものであるとともに、私たちの生活にとても身近な存在である。
相模原市では、豊かな精神文化が求められる新しい世紀の幕開けにあたり、写真文化にスポットをあて、これを「新たなさがみはら文化」として全国、世界に発信することを目指して、総合写真祭「フォトシティさがみはら」を2001年(平成13年)にスタートさせた。
この写真祭は、新たな時代を担うプロ写真家の顕彰と、写真を楽しむアマチュアに作品の発表の場を設けるとともに、市民が優れた芸術文化に触れたり、それぞれの場に参加できたりする市民参加型の事業で、写真をキーワードとして、時代と社会を考え語り合うことで、新世紀における精神文化の育成に貢献することを基本理念にしている。
また、2006年日本写真協会より「日本写真協会賞・文化振興賞」、2011年日本写真家協会より「日本写真家協会賞」に、写真文化の振興と発展に顕著な貢献をしたとして、相模原市総合写真祭フォトシティさがみはら実行委員会が選定された。
<受賞作品について>
本写真展では、2012年(平成24年)10月に開催された第12回写真祭プロの部において、広義の記録性の分野で活躍している中堅写真家の中から選出された「さがみはら写真賞」1名、新人写真家の中から選出された「さがみはら写真新人奨励賞」2名、また、アジア地域で活躍している写真家を対象にした「さがみはら写真アジア賞」1名の受賞作品を展示する。
「さがみはら写真賞」には、1992年から2012年にわたって日本各地の山村や離島といった辺境の地の“孤立した風景”を撮影した北島敬三氏の作品『ISOLATED PLACES』が選出された。
「さがみはら写真新人奨励賞」には、明治と大正生まれの老夫婦との出合いから死までをつづったドキュメンタリーの古賀絵里子氏の作品『浅草善哉』と、3.11以後、巨大な力が過ぎ去った事後の風景が秘める多様な質の影と空無の蠢きを写しとめた笹岡啓子氏の『Difference 3.11』が選出された。
「さがみはら写真アジア賞」には、陽光に輝く世界的なリゾートのゴールドコースト(オーストラリア)が様々な犯罪が多発する犯罪都市として名高いにもかかわらず、犯罪を生み出す温床が巧妙に隠蔽されて見えなくなっていることを写した、シンガポールの写真家イン・アング氏の『You Think You’re Safe Here(あなたはそこが安全だと思うだろう)』が選出された。

さがみはら写真賞

写真

北島 敬三(キタジマ ケイゾウ)
1954年長野県生まれ。1975年、「ワークショップ写真学校」の森山大道教室で学ぶ。1976年、森山らとともにイメージショップ「CAMP」を設立。1979年、毎月連続の写真展「東京」(CAMP)を開催し、同時に『写真特急便 東京』(全12冊)を刊行、翌年に『写真特急便 沖縄』(全6冊)を刊行する。1981年にはニューヨークに滞在し、翌年に刊行した写真集『NEW YORK』で木村伊兵衛賞を受賞。その後もニューヨーク、ベルリン、ソウル、香港、パリなど、世界の都市に滞在し、「北島敬三1975-1991 コザ/東京/ニューヨーク/東欧/ソ連」(2009年、東京都写真美術館、東京)や「TOKYO-E」(2011年、LE BAL、パリ)など、国内外での写真展を多数開催。2007年には「USSR1991」の写真展で伊奈信男賞を受賞。2010年には、日本写真協会作家賞、東川賞国内作家賞を受賞。2012年春にドイツSTEIDL社より『写真特急便 東京』の復刻版『PHOTO EXPRESS TOKYO』が刊行。現在は2001年に創設した共同運営ギャラリー「photographers' gallery」を拠点に、「PORTRAITS」「PLACES」などを制作・発表している。

さがみはら写真アジア賞

写真

Ying Ang(イン・アング)
1980年シンガポール生まれ。オーストラリアのボンド大学コミュニケーション学科を卒業後、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ大学大学院の修士号を政治学で取得した。写真教育を受けていないが、大学を卒業後のヨーロッパ旅行で写真を撮り、社会学や人類学のツールとして写真を活用し始める。その後、ニューヨークのICPのドキュメンタリー写真とフォト・ジャーナリズムのクラスを修了、「ウォール・ストリート・ジャーナル」や「ダス・マガジン」などに写真を掲載される一方、NPPAの女性フォト・ジャーナリズム賞(2009年)を受賞している。

さがみはら写真新人奨励賞

写真

古賀絵里子(コガ エリコ)
1980年福岡県生まれ。2002年写真ワークショップ コルプス20期参加、2003年上智大学フランス文学科卒業、現在フリーランスの写真家として広告撮影や講師、TV出演等で活動する傍ら、2009年より和歌山県高野山へ通い新作撮影を続けている。受賞/2004年「浅草善哉」フォト・ドキュメンタリー「NIPPON」2004(ガーディアン・ガーデン)個展/2004年「浅草善哉」ガーディアン・ガーデン(東京)、2008年「浅草善哉」エモン・フォトギャラリー(東京)、2010年「浅草善哉」ソラリアパークサイドギャラリー(福岡)、2012年「浅草善哉」エモン・フォトギャラリー(東京)グループ展/2003年「CORPUS 20」ギャラリールデコ(東京)、2007年「2006年度ヤングポートフォリオ」清里フォトアートミュージアム(山梨)2008年「平遥国際写真フェスティバル」(中国)、2009年「Happy Maker in 高野山 2009」(和歌山)、2010年「2009年度ヤングポートフォリオ」清里フォトアートミュージアム(山梨)、2011年「2010年度ヤングポートフォリオ」清里フォトアートミュージアム(山梨)、2011年「Happy Maker in 高野山 2011」(和歌山)著作等/2006年写真集『フォト・ドキュメンタリー「NIPPON」』/ガーディアン・ガーデン、2011年写真集『浅草善哉』/青幻舎コレクション/清里フォトアートミュージアム(2006,2009,2010)、フランス国立図書館(2006)、エモン・フォトギャラリー(2008,2012)

さがみはら写真新人奨励賞

写真

笹岡 啓子(ササオカ ケイコ)
1978年広島県生まれ。東京造形大学卒業。「SASAOKA Keiko 2001-2007」(タマダプロジェクトコーポレーション・東京、2008 年)、「PARK CITY」(銀座ニコンサロン・東京、2008 年)、「CAPE」(photographers’ gallery・東京、2010年)ほか個展、グループ展多数。2008年、「VOCA展2008」奨励賞受賞。2010年、日本写真協会新人賞受賞。写真集に『PARK CITY』(インスクリプト、2009年)、『EQUIVALENT』(RAT HOLE GALLERY、2010年)。2012年より写真冊子『Remembrance』(KULA)を不定期刊行中(1~10号まで既刊)。

juna21 高島 空太写真展

写真
ざわつき
2/19 (火) ~2/25 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

世界の存在に確信を見いだせない。自分自身を認識することもできず曖昧性、不安に包まれる。
しかしその中で曖昧さや不安を感じない瞬間がある。その瞬間をざわつきと作者は呼んでいる。
対象に関係なく、突然ざわつきに包まれる。その一瞬を本来の様態に限りなく近い状態で撮り溜めることで認識に近づいていけると思い、写真を手段にして蓄積させている。終わっていくそれらの内と外との対面へと導く。そうやって世界のパズルを完成させようとしている。そのような思いのもと、作者は写真を撮っている。
また、自分の写真が誰かの内に存在する世界の一枚になることができれば、それは自己の認識の大きな手がかりとなる。
しかしながら作者は、完成はしないとも思う。だからこそ撮っていくという。
本展は、2012年に撮影したざわつきを中心に構成している。モノクロ40点。

作者のプロフィール

高島 空太(タカシマ クウタ)
1988年山梨県生まれ。山梨大学芸術運営コース卒業。写真新世紀東京展2012佳作入選。

東北芸術工科大学映像学科写真ゼミ
卒業制作展
2/26 (火) ~3/1 (金)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

東北芸術工科大学映像学科写真ゼミの卒業制作作品である。
一人ひとりがそれぞれの方法で写真と関わり、自分自身と写真の在り方、または世界との在り方を探求しながら制作活動を行ってきた作品を展示する。
出品者:菅野百合恵・山﨑未央・制野麻美・福士和希・小松 翔

学校のプロフィール

東北芸術工科大学は山形市にある東北地方で唯一の芸術大学である。
東北芸術工科大学デザイン工学部映像学科写真ゼミでは、映画やアニメーション、CG、写真というメディアを使っての自己表現を模索し、研究している。

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