Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン 2012年8月

河野 謙児写真展

写真
Faces of the Navajo ナバホインディアンのポートレート
7/31 (火) ~8/6 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者がアメリカインディアンの今日の生活をカメラにてドキュメントしようと、アリゾナ州、ニューメキシコ州、ユタ州の3州にまたがって保留地を持つアメリカ最大の種族ナバホインディアン保留地を訪れたのは1974年春で、24歳のときであった。
あれから38年が過ぎ、ナバホの女性ルースを娶り、一人娘のさくらは二人の娘の母親となり、作者は未だ飽きることなくナバホを被写体として、広大な保留地を自分のスタジオに撮り続けている。
作者がナバホの赤い大地を訪れた事は、その時から作者を保留地に留まらせてしまった。特に南太平洋の島々で日本軍と戦ったナバホ暗号部隊との出会いは、作者の写真活動の起源となった。
本展では、作者がナバホ居留地に行って以来撮影した「WARRIORS/ナバホ暗号部隊」をはじめ、5つの企画の中から選抜したモノクロポートレート作品を展示する。モノクロ作品。

作者のプロフィール

河野 謙児(カワノ ケンジ)
1949年福岡県生まれ。73年渡米。アリゾナ州のナバホインディアン保留地を訪れ、以後ナバホをカメラでドキュメントしている。
著書に「WARRIORS:Navajo Code Talkers」「In the Fifth World」「Navajo Women」「ヤッテ ナバホ」などがあり、「WARRIORS」の写真展は、アメリカ国内で50回以上開催。

ギャラリートーク開催のお知らせ

作者によるギャラリートークを下記の通り開催いたします。
ぜひご参加下さい。

日時:8月1日(水)18:30~20:00
会場:新宿セミナールーム(ニコンプラザ新宿内)
※入場無料・予約不要です。当日は直接会場にお越し下さい。

全日本写真連盟

写真
全日本写真展2012
8/7 (火) ~8/18 (土)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

40回目を迎えた「全日本写真展 2012」のテーマは、身のまわりの暮らしや風俗、人間の営み、政治経済に至るまで、“あなたのセンスで現代を切りとろう”である。
展示する作品には、変貌する都市や農村、地方に残る昔ながらの暮らしなど、全日本写真連盟の会員をはじめとする全国のアマチュアカメラマンや高校生が、足で歩いて捜し出した“現代のひとコマ”が写し出されている。
本展は、「国際写真サロン」、「日本の自然」とともに全日本写真連盟が主催する代表的な公募写真コンテストで、一般の部、高校生の部の2部門に分けている。本作品展では入賞作品一般の部113点、高校生の部44点の合わせて157点を展示する。なお、入賞作品集を制作し、記録として残している。
本写真展は新宿ニコンサロンでの開催後、本年10月18日(木)~10月24日(水)、大阪ニコンサロンにおいても開催し、その後全国の主要都市を巡回する。

団体のプロフィール

全日本写真連盟は1926年(大正15年)に創設され、朝日新聞社が後援する全国的な組織で、現在約2万人の会員を擁する写真愛好家の団体である。

8/19 (日) ~8/20 (月)
休館

juna21 安井 みゆき写真展

写真
青い草
8/21 (火) ~8/27 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

西へ向かう車は、青い草原の中を進む。
何度目かの丘を越えたとき、草原から岩山が現れた。そして、後ろからは雨を予感させる黒い雲が追いかけてくる。その年のモンゴルは、うだるような暑さのせいで突然の雨も降りやすくなっていた。
陽射しが強かったところに雲がかかる。なぜかカメラをにぎる手に力が入り、車の座席から身体をはがした。
仲良くなった運転手のおじさんが「止めるか?」と目で合図をくれた。
車が停まり、みんなが手足を伸ばしているのを背に、1人で岩山へ向かう。山の正面に着いて高さを確かめると、登れそうな気がした。岩と岩の間に足をかけて山を登り切る。すると、岩場に1本の木が立っていた。上昇気流で集まった雲の間から、1本の木に強い光が注がれていた。
広大な土地を持つ国を訪れたことによって湧き上がる、外的または内的な自己の動きを示したカラー作品30点を展示する。

作者のプロフィール

安井 みゆき(ヤスイ ミユキ)
1982年神奈川県生まれ。川村学園女子大学文学部心理学科卒業。2007年渡部さとるワークショップ2Bへ参加。08年以降、写真展(個展・グループ展)で作品を発表している。

松井 一泰写真展

写真
幻の島
8/28 (火) ~9/10 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者は生業である牛乳配達の最中、気になる場所や時間帯に車を停めて暫く撮影したり、休日には車で各地を巡り、野宿で海の匂いや山の静けさを感じながら撮影している。
撮影していると、不意に写真だけが持っている特有の楽しく怪しい時空間ともいえる「ふっ」と今とは違う時間軸の様なものに入れる瞬間がある。
それは、まるで子供の頃の夏休みに異形の虫や爬虫類を捕獲するのに没頭した時間の様に。また、怖くてたまらない映画をゾクゾクワクワクしながら見てしまった様に。あるいは後の事は考えず、無茶ないたずらを企てて興奮した時の様に。
そんな幼い日々に感じた軽いトラウマや興奮の記憶を求めて繰り返し撮影し、徘徊し続けているのかもしれない。
そうした過程を経て現れてきた作品を並べてみると、まるで幻の孤島を徘徊していたかのような怪しい興奮に満ちあふれている。

作者のプロフィール

松井 一泰(マツイ カズヤス)
1973年生まれ。東京綜合写真専門学校及び同校研究科卒業。2009年第2回リトルモアブックス写真集公募展で祖父江慎賞、10年キヤノン写真新世紀で佳作を受賞。
写真展に、07年「MILD NATURE」(コニカミノルタプラザ)、08年「カントリーマアク」(新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン)などがある。

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