Nikon Imaging
Japan
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新宿ニコンサロン 2012年5月

広河 隆一写真展

写真
アフガニスタン -長過ぎた戦争
5/1 (火) ~5/14 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

2001年9月11日、アメリカでの同時多発テロのあと、10月に米軍はアフガニスタンを「テロの温床」として爆撃した。現地から伝えられる報道には、ほとんど被害者の姿がなかった。
11月、作者は現地取材を開始し、パキスタンの難民キャンプ、アフガニスタン国内、とくに北部の難民キャンプを取材。翌2002年、再びアフガニスタンを訪れ、アメリカの大学による「ボディカウント」に基づき、米軍の「誤爆」による被害地を取材した。そして2010年12月にアフガニスタンの米軍と、カブールの病院を中心に取材し、2011年10月に、アフガン爆撃から10周年の取材を行った。このときは米軍の従軍取材が主であった。米軍は撤退を宣言していたが、実際の最前線では何が行われているか取材することが目的であった。モノクロ42点

作者のプロフィール

広河 隆一(ヒロカワ リュウイチ)
1943年中国天津市生まれ。2歳の時日本に引き揚げる。67年早稲田大学卒業。卒業後イスラエルに渡る。70年帰国。以後中東諸国を中心に海外取材を重ねる。82年レバノン戦争とパレスチナ人キャンプの虐殺事件の記録でよみうり写真大賞受賞。83年IOJ国際報道写真展の大賞・金賞を受賞。89年チェルノブイリとスリーマイル島原発事故の報告で、講談社出版文化賞受賞。93年写真集「チェルノブイリから~ニーナ先生と子どもたち」で産経児童出版文化賞受賞。98年「人間の戦場」(新潮社)で日本ジャーナリスト会議特別賞受賞。99年「チェルノブイリ 消えた458の村」(日本図書センター)で平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞。2001年「チェルノブイリ 消えた458の村」でさがみはら写真賞、ノスタルギア賞の両賞を受賞。03年「写真記録パレスチナ」で土門賞受賞。日本写真協会年度賞受賞。04年フォトジャーナリズム月刊誌「DAY JAPAN」を創刊(編集長)。
2000年にチェルノブイリ救援の功績としてウクライナ大統領、国会議長から感謝状を贈られる。01年ベラルーシから国家栄誉勲章(フランシスコ・スコリナ勲章)を授与。11年ウクライナ有功勲章を授与。
DAYS被災児童支援募金代表。DAYS放射能測定器支援募金代表。未来の福島こども基金世話人。日本写真家協会会員。日本写真協会会員。チェルノブイリ子ども基金創設代表(現顧問)。パレスチナの子供の里親運動創設代表(現顧問)。日本ペンクラブ平和委員。

第18回酒田市土門拳文化賞受賞作品展
髙橋 ぎいち写真展

写真
芦川(あしがわ)―高齢・過疎の集落で―
文明社会における芦川住宅の精神性
5/15 (火) ~5/28 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

芦川集落は山梨県の富士河口湖町と笛吹市石和町という共に観光開発された都市のほぼ中間に位置し、御坂山塊を源流とした芦川が集落の中心を流れ、その両岸を高い山に囲まれた山間地域である。周辺に開発された都市があるにもかかわらず、ここは昔ながらの自然環境や生活習慣が生き続ける集落である。
昭和36年以降、炭焼きや農業を営み育てた子供たちは、村に仕事がなく、職を求めて多くが村外に出ていく流失減少が始まり、年々人口減少と高齢化が続いてきた。また、お年寄りが亡くなる、あるいは村外に住む子供の家に移ることでの過疎化で、多くの空き家が発生した。
こうした環境の下、住民は先人の築いた石垣文化や生活文化を大切に継承し、日々淡々と生活を続けている。作者は、文明社会において忘れがちな先人の知恵を大切に守り続ける芦川住民の精神性に感動し、これまで人物・環境・生活文化にレンズを向け、記録してきた。
本展では、写真集「芦川―高齢・過疎の集落で―」から選出した作品を展示する。カラー30点。

選考委員講評

人間が生きるとは何か。
今、日本が抱えている一番の問題点――人口減少と高齢化、過疎化を山梨県・芦川集落(笛吹市)にスポットを当て、昨年までの10年間撮り続けた記録写真。
芦川の山間集落の人口は現在500人以下で、65歳以上の高齢者は55%にのぼるという。
自己を一切排除したカメラアイは映像的には物足りなさも残るが、現実を忠実に記録することだけを心掛けている。まるでテレビドキュメンタリー番組を見ているようにスチール写真は語っている。特に家の中での記念写真に笑顔が多い。何度も通い、芦川を中心に住人と親しくなった賜物であろう。
人間は自然界に生かされている動物である。芦川を中心に自然を友として生き続ける人々、過疎化した空き家の家々、先人の知恵から生まれた石垣など、全てカラー写真でリアリティを演出している。現実を記録するには適切な選択であった。(藤森 武)

作者のプロフィール

写真

髙橋 ぎいち(タカハシ ギイチ)
1949年生まれ。68年青山デザイン専門学校(商業写真専攻)卒業。69年座間市役所勤務(消防職)。火災原因調査写真撮影に関わる。在職中より一般市民を対象に写真講座を開催。また、写真教室を開設し指導を行う。2008年座間市を退職。継続的に写真講座を開催。写真教室の開設・指導など、地域写真文化の普及活動に努める。11年写真集「芦川」を自費出版。総合写真祭「フォトシティさがみはら」実行委員。「フォトシティさがみはらサポーターズクラブ」事務局長。座間市写真連盟顧問。座間市主催写真コンテスト審査員。日本写真協会会員。
写真展に、2011年「芦川」(神奈川県座間市)、12年同(山梨県笛吹市)などがある。

juna21 青木 弘写真展

写真
ARAB SPRING ~アラブの春 リビア革命~
5/29 (火) ~6/4 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

2011年2月17日…
この日、リビアで「革命」が生まれた。

革命の連鎖が大陸を駆け抜ける。その黒く不透明な「何か」が、国全てを飲み込む。今までのものを否定し、新しく何かが生まれようともがき、苦しんでいる。
いったい何が正しいのか? 何が必要なのか? 何がゴールなのか?
誰もが、何もかもが全部当てずっぽうだと気付いていながら武器を持って立ち上がり、自由を求めて誰かを傷つけ、そして自ら傷ついていった。
まるで流行の病のように熱を帯びた「自由」を求めて様々な感情が飛び散る。人々は嘆き、悲しみ、勝利に喜び、そして憎む。革命という名の大義名分がまるで甘いフレンチトーストのように、真実をやさしく包み、怖いくらいピュアになっていく。
彼らと共に駆け抜けた暗黒の「冬」。ファインダーを通して見えた一筋の光。その光に導かれて、今、ゆっくりと「春」が訪れようとしている。モノクロ36点。

作者のプロフィール

青木 弘(アオキ ヒロシ)
1976年生まれ。写真家武政義夫氏に師事。英国留学を経て2002年よりフリーランスとして活動を始める。中東・アフリカの紛争地を中心に撮影を続けている。07年コニカミノルタフォト・プレミオ、さがみはら写真新人奨励賞受賞。
写真展に、個展「BORN UNDER FIRE -戦火の子どもたち-」(コニカミノルタプラザ/東京・相模原市民ギャラリー/神奈川・新宿ニコンサロン)、グループ展「FotoFreo2010 The City of Fremantle Photographic Festival」(Perth Australia)などがあり、作品は清里フォトアートミュージアムに所蔵されている。

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