Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 新宿 2012年1月

年末年始休館
12/30 (金) ~1/4 (水)
写真
第59回ニッコールフォトコンテスト入賞作品展
第1部モノクローム 第4部U-31(UNDER31)
1/5 (木) ~1/16 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展は、ニッコールクラブが主催する第59回ニッコールフォトコンテスト(平成23年度)に入賞した作品を一堂に展示するものである。
ニッコールフォトコンテストは、世界中の写真愛好家に広く門戸を開き、写真芸術の発展と写真技術の向上を図るとともに、写真を通じて友好を深めようという趣旨のもとに行われるもので、ニッコールクラブ創立以来毎年行い、今回で59回を数える。
今回も3月から募集を開始して7月上旬に締め切り、応募点数は44,197点(第1部8,645点、第2部21,742点、第3部8,281点、第4部5,529点)となった。
入賞作品の内訳は、第1部82点、第2部105点、第3部65点、第4部23点と決定した。
なお作品は、1月5日(木)~16日(月)まで新宿ニコンサロンにおいて第2部カラー入賞作品と第3部ネイチャー入賞作品を、またニコンサロンbis新宿において第1部モノクローム入賞作品と第4部U-31(Under31)入賞作品をそれぞれの会場で同時開催する。

<審査員>
海野和男、大西みつぐ、織作峰子、川上義哉、管 洋志、田沼武能、ハナブサ・リュウ、藤岡亜弥(敬称略・五十音順)

会場写真

写真

米山 悦朗

写真
風に吹かれて -モンゴルの草原から-
1/17 (火) ~1/23 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

2005年秋から足掛け7年、作者はモンゴルの草原に使い古しの車を駆って、馬と遊牧民の生活を追う旅を続けている。
通訳兼運転手を連れた一人旅で、北はロシア国境のフプスグル湖やオプス湖、南は中国国境のザミンウードやゴビ砂漠、西はカザフスタン国境のウルギー、そして東は中国に近いバローンオルトの間を行ったり来たりしながら撮影をしている。
原則は遊牧民のゲルに泊めてもらうか田舎の商人宿を渡り歩くことで、遊牧民の生活に触れることである。
本展では、これまでに撮影してきた10万点に近い映像の中から、草原の風、そして人と馬との繋がりをテーマに、モノクロ作品を展示する。
なお、昨年横浜において同名の写真展を開催したが、内容はほぼ入れ替えたものを展示する。
モノクロ作品。

作者のプロフィール

1935年生まれ。横浜国大工学卒業後、総合商社勤務を経て現在に至る。日本写真作家協会会員。二科会写真部会友。
写真展に、2007年「アッサラームアレイクム」(新宿ニコンサロン)、09年「伊那谷に生きる」(新宿シリウス)、10年「風に吹かれて」(横浜トヨタハートフルプラザ)などがある。

会場写真

写真

juna21 田中 雄一郎

写真
大サンパウロ
1/24 (火) ~1/30 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

作者は都市を歩くこと、見ること、聴くこと、そして撮ること。その繰り返しをずっと続けてきた。
2010年の5月の終わりから3ヶ月間、南米最大の都市サンパウロの街をせっせと歩き回った。混沌とした街は通りごとに顔を持ち、起伏に沿って造られた道は曲がりくねり、北へと昇る太陽はあっという間に方向感覚を失わせた。
大通りから路地に入ると、そこには延々と住宅街が広がり、閑静な住宅街の先には突然スラム街が現れる。繁華街の活気とは明らかに異なり、緊張感を伴う活気がそこにはある。その先には何事もなかったかのように落ち着いた家々が連なる。
雑多なものが街中に溢れ、それらは隠すことも隠されることもなく存在し、街には生命力が漲っている。幸福や暴力すらも、路地を曲がればそこに存在するかのようであり、何が現れようと不思議ではなかった。そこには絶えず、予測することもできない緊張感が私を包んでいた。
地形だけではない、起伏に富んだサンパウロの街を一括りにすることなど出来るはずもなく、ただ、ひたすらに歩くことで、サンパウロの街はその面積以上に作者の中で広がり続けた。展示する作品は、それらの断片である。モノクロ67点。

作者のプロフィール

1978年埼玉県生まれ。2002年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。06年「第9回岡本太郎記念現代芸術大賞展」特別賞、07年「第10回岡本太郎現代芸術大賞展」特別賞(ともに角文平氏との共作)受賞。
写真展・個展に、02年個展「死旅」(市ヶ谷フォトスペース光陽/東京)、03年「side menu」(横浜LIGHT WORKS)、04年「陽の当たる場所」、05年「I SEE,BUT I CAN'T SEE ANYTHING」(以上、銀座GARELIE SOL)、06年「己に帰れ」(横浜牙狼画廊)、07年「ATLAS」(銀座GARELIE SOL)、08年同、09年「ATLAS BLACK」(以上、アジアフォトグラファーズギャラリー/福岡)があり、グループ展に、98年「ヤング・ポートフォリオ展」(清里フォトアートミュージアム)、06年「第9回岡本太郎記念現代芸術大賞展」、07年「第10回岡本太郎記念現代芸術大賞展」(ともに角文平氏との共作。以上、川崎市岡本太郎美術館)、「プレリュード筑豊」(アジアフォトグラファーズギャラリー/福岡)、「デジタルアートフェスティバル東京2007」(ともに角文平氏との共作。パナソニックセンター東京)などがある。

会場写真

写真

フォトシティさがみはら2011 プロの部入賞作品展
1/31 (火) ~2/13 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
休館:2月11日(土)・12日(日)

写真展内容

<相模原市総合写真祭「フォトシティさがみはら」について>
写真は、芸術写真から家族写真まで広い地盤を持ち、その卓越した記録性と豊かな表現機能により、多くの人に感動を与えるものであるとともに、私たちの生活にとても身近な存在である。
相模原市では、豊かな精神文化が求められる新しい世紀の幕開けにあたり、写真文化にスポットをあて、これを「新たなさがみはら文化」として全国、世界に発信することを目指して、総合写真祭「フォトシティさがみはら」を2001年(平成13年)にスタートさせた。
この写真祭は、新たな時代を担うプロ写真家の顕彰と、写真を楽しむアマチュアに作品の発表の場を設けるとともに、市民が優れた芸術文化に触れたり、それぞれの場に参加できたりする市民参加型の事業で、写真をキーワードとして、時代と社会を考え語り合うことで、新世紀における精神文化の育成に貢献することを基本理念にしている。
また2006年には、地域における写真文化の振興に顕著な貢献をしたとして社団法人日本写真協会が主催する「日本写真協会賞・文化振興賞」に、相模原市総合写真祭フォトシティさがみはら実行委員会が選定された。
<受賞作品について>
本写真展では、2011年(平成23年)10月に開催された第11回写真祭プロの部において、広義の記録性の分野で活躍している中堅写真家の中から「さがみはら写真賞」1名、新人写真家の中から「さがみはら写真新人奨励賞」2名、また、アジア地域で活躍している写真家を対象にした「さがみはら写真アジア賞」1名の入賞作品を展示する。
「さがみはら写真賞」には、来年本土復帰40年を迎える沖縄で、冷たい鉄条網に分断された土地に生きる人々の内なるソウルをとらえた石川真生氏の作品『FENCES, OKINAWA』が選出された。
「さがみはら写真新人賞」には、東京の地下に縦横無尽に張り巡らされた地下水道の世界を四半世紀にわたって撮り続けてきた白汚澪氏の作品『地下水道』と、故郷への帰省をきっかけにそれまで行ったことのない様々な土地を自由に旅するようになった写真家の、日常では味わえない濃密で不思議な時間の記録と記憶を表した本山周平氏の『日本 2001-2010』が選出された。
「さがみはら写真アジア賞」には、ミャンマー軍事政権下の人権侵害の影響から七万人以上ものチン族難民がインド東部の州ミゾラムでの生活を余儀なくされている実態を扱ったヴィージェイ・ヴィラフランカ氏の『A Race Divided』が選出された。

さがみはら写真賞

写真

石川 真生(イシカワ マオ)
1953年沖縄県生まれ。74年ワークショップ写真学校「東松照明教室」入学。
主な写真展:77年「金武の女たち」、87年「LIFE IN PHILLY」(以上、ミノルタフォトスペース/東京)、99年「日の丸を視る目」(2000年まで全国各地で巡回展)、2003年「KEEP IN TOUCH: POSITIONS IN JAPANESE PHOTOGRAPHY」(カメラ・オーストリア特別企画展に参加。カメラ・オーストリアギャラリー/グラーツ市美術館内・オーストリア)、04年「沖縄ソウル」(横浜市立美術館企画展「ノンセクト・ラディカル 現代の写真Ⅲ」に参加。PS1 コンテンポラリーアートセンター・アメリカ近代美術別館企画展「永続する瞬間―沖縄と韓国、内なる光景」に参加)、09年「フェンス OKINAWA」(那覇市民ギャラリー)、10年「セルフポートレート携帯日記」「日の丸を視る目」(TOKIO OUT of PLACE/東京)など多数。
主な著書:82年「熱き日々 in キャンプハンセン!!」(共著・あーまん出版)、89年「フィリピン」、90年「港町エレジー」、91年「仲田幸子一行物語」(以上、自費出版)、95年「沖縄と自衛隊」(高文研)、96年「これが沖縄の米軍だ」(共著・高文研)、「沖縄海上ヘリ基地」(高文研)、2002年「沖縄ソウル」(太田出版)、06年「シマが揺れる」(共著・高文研)、10年「LIFE IN PHILLY」(Gallery OUT of PLACE/ZEN FOTO GARALLERY)、「FENCES,OKINAWA」(未来社)
受賞歴:77年「金武の女たち」でミノルタアマチュア写真大賞、95年「沖縄と自衛隊」で沖縄タイムス芸術選賞奨励賞、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞、99年「日の丸を視る目」で週刊現代ドキュメント写真準大賞

さがみはら写真アジア賞

写真

Veejay Villafranca(ヴィージェイ・ヴィラフランカ)
1982年マニラ(フィリピン)生まれ。2006年フリーの写真家となり、AFP通信、ロイター通信、ワールド・ピクチャー・ネットワーク、国連の仕事に携わる。08年マニラの危険なスラム街バセコ地区の元ギャングの人生に関するプロジェクトで、ロンドンのイアン・ペリー・スカラシップを獲得。本シリーズはこれまでロンドンやリトアニアで展示されている。現在はロンドンのゲッティ・イメージズのグローバル・アサイメントの仕事のほか、個人のプロジェクトとしてフィリピン人の信仰、東南アジアの不法難民や難民キャンプでの生活に関するシリーズを展開している。

さがみはら写真新人奨励賞

写真

白汚 澪(シラオ レイ)
1965年高知県生まれ。89年東京写真専門学校卒業。スクール・オブ・ビジュアルアーツ(ニューヨーク)に全学費奨学生として入学。91年芸術学士号(BFA)取得。ヘリオギャラリー(ニューヨーク)主催国際写真コンペティション最優秀賞受賞。92年帰国。その後フリーランスカメラマンに。99年富士フォトサロン新人賞受賞。2000年上野彦馬賞日本写真芸術学会奨励賞受賞。10年写真集『地下水道』上梓。国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」受賞。

さがみはら写真新人奨励賞

写真

本山周平(モトヤマ シュウヘイ)
1975年熊本県八代市生まれ。2000年東京ビジュアルアーツ専門学校写真学科研究科卒業。第20回キヤノン写真新世紀佳作。01~06年photographers’ galleryにて活動。09年~東京ビジュアルアーツ専門学校写真学科非常勤講師。
写真展:07~09年ギャラリー街道にて連続展など、国内外で個展、グループ展多数開催。
主な写真集:05年『世界Ⅰ』(photographers’ gallery刊)、『In-between5 ルクセンブルグ オランダ』(EU・ジャパンフェスト日本委員会刊)、06年『SM TABLOID BOX』、09年『写真の手帖全集』(以上、私家版)、10年『日本 2001-2010』(蒼穹舎刊)

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