Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

ニコンサロン bis 新宿 2010年11月

ニッコールクラブきらり東海道支部

写真
花のある風景
10/25 (月) ~11/1 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

支部に所属する会員の住まいが群馬県から大阪府と広範囲にわたるため、テーマ決定は、会員だれもが撮影できる被写体であることから、生花に限らず「どこにでもある花」とした。
本展では、会員それぞれが心に感じた花を撮影した作品を展示する。カラー44点。

グループのプロフィール

2006年3月設立。最初の1年は10名でスタートし、2年後より22名に。支部員は、北は群馬から南は大阪まで在住。例会と撮影会を3カ月に1回開催。サロンドニッコール、ニッコールコンテストに挑戦しており、長岡賞(2名)、ニッコール大賞(5回)受賞者も在籍。

juna21 福添 智子

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青い鳥
11/2 (火) ~11/8 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

しあわせがこの手からこぼれてしまいませぬように
たおやかに流れるよくある祈り
それでもぽろぽろ失くしそうな そんな気配に包まれていた

先人の優れた作品と出逢い、心情、心境というものが、こんなにも投影されるものなのか!と作者は感銘し、その実に不確かな現象を信じて、肌身離さずカメラを持ち、自分の出逢う光景を撮ってきた。ふり返ると、傷心旅行の写真ばかり発表してきた。
2007年冬。夕陽のまぶしいいつもの帰り道。作者は、ふと前方にできた自分の影にハッとする。後ろを向くとタワーマンションがキラリと夕陽をはね返していた。しばらく見ないうちに駅の向こうは新交通の建設ですっかり様変わりしていた。
作者は、しばらくふさぎ込んでいた自分に気が付いた。季節の光や咲く花々が身に染みた。自分の住む都市を撮り歩こうと思った。今までもそうしてきたのだけれど、もっともっと撮ろうと思った。
展示する作品は、2008年、季節を巡りながら撮り重ねたものである。カラー45点。

作者のプロフィール

福添 智子(フクゾエ トモコ)
1974年大阪府生まれ。99年東京綜合写真専門学校写真芸術第一学科卒業。2000年より写真展を中心に作品を発表。同年ニコンサロン「Juna21」入賞。04年東京綜合写真専門学校校友会第3回「ヒヨシ賞」受賞。07年第28回写真「ひとつぼ展」入賞。

山本 孝之

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街・町の情景
11/9 (火) ~11/15 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

オフィス街など、都会的な響きのある「街」、路地裏など日常の生活の匂いのある「町」、「街」と「町」、それぞれの「まち」には、違ったイメージが漂っている。
本展では、その「街・町」を歩いてみて出会った、ちょっと見慣れない情景、何となくシュールな情景など、普段、私たちが何気なく通り過ぎている様々な情景を展示する。
作品を鑑賞すると、どこか知らない「街・町」を訪れて、不思議な未知なる体験をすることができるかもしれない。カラー45点。

作者のプロフィール

山本 孝之(ヤマモト タカユキ)
1945年東京都杉並区阿佐ヶ谷生まれ。56年二眼レフカメラ(ニッケンフレックス)で撮影し始める。79年一眼レフカメラ(ニコンFM)購入、本格的に写真活動を始める。98年ペンタックス・ファミリー山陰に入会、植田正治氏に師事。2000年渡里彰造氏の写真教室で学ぶ。04年読売写真大賞テーマ部門、二席入賞。07年フォトイメージエキスポ2007年自由部門、金賞受賞。07~08年鳥取県美術展、奨励賞受賞。08年日本カメラ月例コンテスト、年度賞第1位。08~10年二科会写真部展入選。二科会写真部鳥取支部、山陰YPC、ペンタックス・ファミリー山陰所属。写真展に、08年「子供の四季」(鳥取県米子市)がある。

大西 マサエ

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無心 ―MUSHIN―
11/16 (火) ~11/22 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

展示する作品は、作者の中に渦巻いているいかんともしがたい「おもい」を、目の前に広がる日常の中に投影し、ただひたすら「自分自身」を追いかけるように、無心に写し撮り、そしてその中に自身の本当の姿を見つけ出そうとしたものである。したがって作品には、精神的、心理的に共通することで構成されており、場所的、物質的な共通項はない。
また、全ての作品がポジフィルムによるものである。これは銀塩のもつよい意味での曖昧さやノイズ、そして奥深い質感と、見る者に与えるそこはかとない叙情や色香が、作者の中に常にある不安や焦りといった人間的な感情を、最も的確に表すことができるからである。
生身の心は、生身の手法によってこそ最大限に引き出されるような気がする。カラー40点。

作者のプロフィール

大西 マサエ(オオニシ マサエ)
大学卒業後、独学で写真を始める。2004年より個展、グループ展にてフィルムによる作品を発表し続ける。ニッコールクラブ岡山支部会員。岡山写真研究会会員。

juna21 堀川 烈

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奇妙な光景
11/23 (火) ~11/29 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

ビリーホリデーの曲に、「奇妙な果実」という曲がある。作者は、詳しく知るまでは、珍しい果物か何かだと思っていた。しかし本当のことを知ると、まったく違う意味だと分かった。その時、旅の好きな作者は、何度も奇妙な光景と出会ったことを思い出した。
路地を抜けて開けた場所に出ると、いきなり非日常が展開する。マスコミの情報や口コミの情報に接すると、作者はその光景に出会いたくて、旅に出る。最初の撮影場所(巨大なかぐや姫)の思い出は、作者がこの写真を撮影していく上での、大きなきっかけとなった。その時案内してくれた奈良の老婦人には、作者は今も感謝している。
「奇妙な果実」という曲と奈良の老婦人の存在が、この作品を撮るきっかけと撮り続ける原動力となった。カラー40点。

作者のプロフィール

堀川 烈(ホリカワ レツ)
1986年神奈川県川崎市生まれ。2003年富士フォトサロン新人賞受賞。08年徳島文理大学児童学科卒業。現在小松島市立芝田幼稚園勤務。
写真展に、03年「僕が大阪を好きな理由」(Juna21新宿・大阪ニコンサロン)、「大阪学」(富士フォトサロン)、05年「大阪人」(新宿ペンタックスフォーラム)などがある。

吉田 淳

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43枚の年賀状
11/30 (火) ~12/6 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

作者が結婚してから現在に至るまでの、43年間の年賀状の集成である。
夫婦二人だけの時から、家族が順々に増え、子供たちが成長し、一緒に写ってくれなくなり、夫婦二人だけの海外旅行での写真は、最初は白黒フィルム、次にネガカラーになり、2006年からデジタルカメラでの撮影である。プリントも、白黒の手焼き、ネガカラーの発注からプリンターでの印刷へと変わった。年賀状の文字も、子供が小さい頃はかわるがわる書かせていた。しかしワープロを使うようになってからは、多少絵を入れることもあったが、面白みはなくなった。
1979年度の春日大社での写真は、カメラに慣れない作者の父親にシャッターを押してもらったところ、ガクンガクンと押し込んだため全カットがブレてしまい、それを知った父親は大変悲しそうな顔をしたことなど、作者の懐かしい思い出である。
一市民の家族の平凡な歴史だが、ぬくもりに触れられる作品展である。カラー18点・モノクロ15点。

作者のプロフィール

吉田 淳(ヨシダ ジュン)
1941年福井県武生市生まれ。64年日本大学芸術学部写真学科卒業。65年読売新聞大阪本社写真部入社。2001年退社後、市役所広報課、地方アマチュアスポーツ新聞などでカメラマン活動を継続。大阪手作りカメラクラブ所属。

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