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ニコンサロン bis 大阪 2010年10月

juna21 村上 将城

写真
es anschauen
9/30 (木) ~10/6 (水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

ドイツに限らず、ヨーロッパの多くの国では大小関係無く全ての通りに名前が付けられている。日本では大通りに名前が付けられていることはあるが、小さな通りまで名前が付けられていることはほとんどない。京都の通りの多くは名前を持つが、大半は大通りを起点とし、その通りからどの方角を向き、何本目にあたるかを示しているものだ。つまり、小さな通りはそれ固有の名前を持っているわけではない。そのため、ドイツではどんな小さな通りでもそれぞれ独自の名前を持っていることが、日本人である作者にとって、非常に興味深いことであった。
作品の撮影場所Bitterfeldは、作者が滞在していたLeipzigから列車で約20分の所にある旧東ドイツの街だ。かつて東ドイツ時代には化学産業で栄えたが、工場からの排煙、排水が原因で深刻な公害を引き起こした。東ドイツ側での、他都市も含んだ公害問題は89年に東西ドイツが統一された後に明るみとなる。その中でもBitterfeldはドイツ国内だけでなく、ヨーロッパで最も汚染された街とも言われている。
公害の原因となったBitterfeldの工業施設はその後取り壊され、今はほとんど残っていない。しかし建物は無くとも、当時の面影を残す通り名は現在でもそのまま残っている。工業にちなんだ名前だけでなく、他にも滑稽な通り名も多数存在している。
ある通りは新しく開発された工業地帯の一角に、また別の通りは街から離れた場所にぽつんと鎮座している。
これらの通りは目まぐるしく変わる時代の流れの中で一体、何を見て来たのだろうか。それぞれの通りの端に立ち、そこを起点として眺める通りの景観と、通りから眺める街の景観を撮影しながら作者は一人、思いを馳せる。
通り達は、これからも変わり行く街の姿を眺め続けていくのだ。カラー作品。

作者のプロフィール

村上 将城(ムラカミ マサクニ)
1978年生まれ。2002年名古屋外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。08年より愛知県立芸術大学美術研究科メディアデザイン領域に在籍中。08~09年ライプツィヒ視覚芸術アカデミー(ドイツ)Heidi Speckerクラス研究生。
日本、ドイツにて個展・グループ展多数開催。

写真
第3回田淵行男賞写真作品公募受賞作品展
10/7 (木) ~10/13 (水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

田淵行男記念館では、開館20周年を記念して2009年7月から2010年2月末まで、山岳写真、自然写真分野の新人発掘を目的とした写真公募を行った。
本展は、応募作品の組写真129作品のなかから選ばれた最優秀賞にあたる第3回田淵行男賞など7作品を展示する。カラー40点、B全パネル5点。

団体のプロフィール

田淵行男記念館開館20周年記念事業の実施を通して、安曇野市名誉市民で山岳写真家、高山蝶の研究家として活躍し、自然保護思想の普及に先駆的な活動を示した故田淵行男氏の業績を顕彰し、安曇野市の芸術文化の向上ならびに観光振興を図るために、記念事業の円滑な実施運営に当たることを目的としている。

それぞれの最寄駅

写真
ニッコールクラブ四支部合同写真展
10/14 (木) ~10/27 (水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

通勤、ショッピング、行楽と、生活上欠かせないのが鉄道。そんな生活に密着した鉄道最寄駅。
日々利用する最寄駅、過去に長く利用した駅、旅で出会ったその最寄駅、そんな思い出深い駅を東京、長野、山梨、愛知のメンバーで記録したものである。

内藤 成敞

写真
PARK COSMOS (青い惑星)
10/28 (木) ~11/3 (水)
【10/28(木)‐10/31(日)】11:00~19:00
【11/1(月)‐11/3(水)】10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

公園にはそれぞれに個性があり、独特の何かを持っている。それがモニュメントであったり、噴水であったり、池や広場や丘であったりする。
作者はいくつかのシンボルに惹きつけられて、近郊の公園に通った。この空間の持つ魅力は整備された美しさと、広々とした面積と、雑踏から隔離された静寂さにある。しかし、よく観察するとこの造られた領域も不変ではない。季節・天候・時間・光・影などに影響されて、その姿を変える。特に雲の存在は大きく、様々な模様を描きながら眼前の造形を修飾する。条件に恵まれると、見慣れた景色が『未来的・SF的景観』に変身する。この『不思議な光景』は空想と錯覚が創造する仮想現実かもしれない。本展では、作者がそんな幸運を楽しみながら自然が演出する『SF的映像』を集めた作品を展示する。カラー40点。

作者のプロフィール

内藤 成敞(ナイトウ ナリアキ)
1939年広島市生まれ。64年京都大学医学部卒業。83年写真を始める。85年有野永霧氏に師事。「サークル・アイ」入会。93年兵庫県写真作家協会入会。97年「写塾・AIM」入会。
写真展に、2004年「ワンダーランド(USJ)」(リーガロイヤルギャラリー/大阪)、05年グループ展「イベリアの薫り・五人展」(Space Pibot)などがあり、写真集に、1994年ポートフォリオ「時の揺らぎ」がある。

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