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juna21
Gim Eun Ji展 [ETHER]
村田 卓也展 [住み慣れた家]

7/30 (木)~8/5 (水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休




[ETHER]

<Gim Eun Ji展>
想像の世界を開くのは、ごく普通の生活空間にある些細な隙間である。
作者の作品は、作者の記憶が出発点。記憶というものがひとつのイメージを引きだし、作者はそれを再現する。そして作者の記憶に基づいて、作品を見る人を、見るものの世界と想像の世界を行き来させる。それは作者の生活のある一面を取り出し、作品に再現させることにより、馴染みあるもの、馴染みのないもの、また、事実とフィクションの世界を行き来させることである。
また、テーマと対象物を解釈する一次元的なアプローチを抜け出て、心理的なドラマを促進する語り手としての多次元的変化を導入することである。同時に、特定の感情、関連した情報が網のように織られていることから、湧き出てくるのである。
このことが私たちにもたらすものは、
・快適ではない複雑な感情
・肯定的、否定的な相対する感情
・あるひとつの面に偏ることのできない複雑な感情の表現
・傷つきやすい心
・未来の心を投影する、際限のない普遍性
・現代人の心理的貧弱さ
・概念と意味の漠然としたつながり
のようなものである。
Etherというのは、光の波を運ぶ媒体というコンセプトである。アインシュタインの相対性理論の後では、このEtherは意味がない。この概念は、今では証明をする必要のない想像的なコンセプトである。
西洋では、Etherは新鮮できれいな空気に使われている。東洋では、中国の哲学者Dam Sa Dongの解釈は、Etherは世界に充満している細かい粒子で、五感では感じることができないもの。また、日本の岩井俊二監督の「All About Lily Chou Chou」という映画では、メンタリティの媒体としているようである。
また、Etherは、実際のものであり、世の中に存在することを可能にする光の媒体である。同時に、Etherは、閉ざされた心が他の人の心の音を聞く媒体でもある。
作者は、Etherが持つこの特性に関心をもっている。
作者の作品、それは日常の状況における不可思議な語り手として、想像力を刺激するものであり、これらの作品というものは、想像的な材料のコンセプトに基づいている。
作者のEtherは、現実的な世界に溢れている不可思議な想像や感情で、作者の作品の基礎となっている記憶が媒体となり、見る者の想像力をかきたてる。



<作者のプロフィール>
Gim Eun Ji
1984年韓国ソウル生まれ。2008年韓国BFA Chungang大学写真科卒業。
写真展に、個展2008年「Gana Art space」、「boda」(以上ソウル)、グループ展に06年「Chung Ang Art Center, anseong」「boda, Seoul」「fantasy, Seoul」、07年「Chung Ang Art Center, anseong」などがある。





[住み慣れた家]

<村田 卓也展>
いつも通る県道をそれると、
そこにはいつもと違う生活があった。
同じ時代に住んでいながら、
私たちとは異なる日常を送っているように見える。
植物に囲まれた家。
生活のにおいが染みついた部屋。
どんな人が住んでいて、
どんな暮らしをしているのだろう。

今日まで生きながらえたこれらの家は、
そのまま日常の繰り返しの中で保守され住み続けられている。
腑分けされ意味化されたものだけを陳列する博物館でもなければ、
廃墟という抜け殻でもない。
私たちとは異なる体温と手触りを、ここには感じる。



<作者のプロフィール>
村田 卓也(ムラタ タクヤ)
1974年埼玉県生まれ。2000年日本写真芸術専門学校卒業。
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