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小島 康敬展 [Boroughs of New York]
山市 直佑展 [アジアン・トゥディ]

6/25 (木)~7/1 (水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休




[Boroughs of New York]

<小島 康敬展>
ニューヨーク。Manhattan、the Bronx、Queens、Brooklyn、Staten Islandの5つのBorough(区)よりなり、常に爆発的なエネルギーを発し続けている混沌とした街。
作者はこの町に移り住んで3年目になる。
ニューヨークは、9.11以降、格段に安全になったと言われるが、それでも少しはずれへ行くと、虐げられた人々や寂れた光景が心に刺さり、時に背筋の冷たくなる瞬間に出くわすこともある。
ひっそり佇むニューヨークの日常の風景は、ニコリと笑い掛けてくる訳でもなく、温かくも冷たくもない。ただゆっくりと作者の時間と場所の感覚を麻痺させていく。これは、ひとりの日本人がニューヨークの5つの区を歩き、収めた風景の記録である。



<作者のプロフィール>
小島 康敬(コジマ ヤスタカ)
1977年東京都生まれ。2000年国学院大学文学部卒業。07年International Center Of Photography General Studies Program 卒業。2006-2007 ICP Director’s Scholarship Award 受賞。作品は「アサヒカメラ」(2008年10月号)に掲載され、清里アートフォトミュージアム、ヤングポートフォリオ(2007・2008)にコレクションされている。
写真展に、2008年「The Abandoned」(Place M)がある。





[アジアン・トゥディ]

<山市 直佑展>
グローバリゼーションによって情報や移動の行き来は容易になった。「世界は狭くなった」と言われ、われわれ個人も海外へ簡単に出ることができる。その流れに乗り、作者もいろいろな土地や街を訪れてきた。
しかし、そこにあった風景は東京のそれと似ていた。都市には箱型のビルが並び、郊外には集合住宅が連なり、スーツや洋服を着た人々が歩いている。
「似ている」ということは「違う」ということであるから、似た部分に目が向くほどにその差異―つまり国や文化の違い―が見えてくるものの、作者は「発展」に向かう一つの大きな流れを感じずにはいられなかった。
作者は、その「発展」によって画一的になっていく風景と、それでも依然として残り続ける風景との曖昧な境界を写したいと思い、カメラを肩に歩き、見てきた。そこにあるのは当たり前の風景・生活だが、その「当たり前」がどういうことなのか疑問に感じてほしいと願っている。



<作者のプロフィール>
山市 直佑(ヤマイチ ナオスケ)
1985年生まれ。2007年日本写真芸術専門学校卒業。卒業と同時に同校助手となる。08年3月退職。4月横浜国立大学入学。現在在籍中。
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