Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

新宿ニコンサロン




新宿ニコンサロン / ニコンサロン bis
フォトシティさがみはら2008
プロの部 入賞作品展

2/3 (火)~2/16 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
2/11 (水)、2/12 (木) 休館



<写真展内容>

●相模原市総合写真祭「フォトシティさがみはら」について
写真は、芸術写真から家族写真まで広い地盤を持ち、その卓越した記録性と豊かな表現機能により、多くの人に感動を与えるものであるとともに、私たちの生活にとても身近な存在である。
相模原市では、豊かな精神文化が求められる新しい世紀の幕開けにあたり、写真文化にスポットをあて、これを「新たなさがみはら文化」として全国、世界に発信することを目指して、総合写真祭「フォトシティさがみはら」を2001年にスタートさせた。
この写真祭は、新たな時代を担うプロ写真家の顕彰と、写真を楽しむアマチュアに作品の発表の場を設けるとともに、市民が優れた芸術文化に触れたり、それぞれの場に参加できたりする市民参加型の事業で、写真をキーワードとして、時代と社会を考え語り合うことで、新世紀における精神文化の育成に貢献することを基本理念にしている。
また2006年には、地域における写真文化の振興に顕著な貢献をしたとして社団法人日本写真協会が主催する「日本写真協会賞・文化振興賞」に、相模原市総合写真祭フォトシティさがみはら実行委員会が選定された。

●受賞作品について
本写真展では、2008年10月に開催された第8回写真祭プロの部において、広義の記録性の分野で活躍している中堅写真家の中から「さがみはら写真賞」1名、新人写真家の中から「さがみはら写真新人奨励賞」2名、また、アジア地域で活躍している写真家を対象にした「さがみはら写真アジア賞」1名の入賞作品を展示する。
「さがみはら写真賞」には、中野正貴氏の『MY LOST AMERICA』が選ばれた。本作品は、1977年から1996年のアメリカの大都市を丹念に取材したものである。
「さがみはら写真新人奨励賞」に選ばれた朝海陽子氏の『Sight』は、自宅で思い思いに映画を見ている人々の独特な姿を撮影した作品で、同じく同賞に選ばれた元木みゆき氏の『息の結び目』は、北海道の牧場一家の日常を扱った作品である。また、「さがみはら写真アジア賞」に選ばれたインドネシアの写真家ランス・ブラウマントヨ氏の『Soul Odyssey』は、中近東の聖地を巡礼のように巡ったものである。




<入賞者のプロフィール>

●さがみはら写真賞
中野 正貴(ナカノ マサタカ)
1955年8月2日福岡県生まれ。56年より東京在住。79年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン科卒業。写真家・秋元茂氏に師事。80年フリーランス・フォトグラファーとして独立。以来、数々の雑誌表紙撮影や広告撮影で活躍。鋭い感性と巧みな空間把握に定評がある。暖かみを帯びた色調は、独自の空間を表出する。変貌し続ける人口過密都市、「東京」の無人の「瞬間」を追い求め、8×10の大型カメラで10年余の歳月をかけ撮影した写真集『TOKYO NOBODY』はベストセラーとなった。
受賞:2001年 写真集『TOKYO NOBODY』により日本写真協会賞新人賞受賞。05年写真集『東京窓景』により第30回木村伊兵衛写真賞を受賞。
写真展:2000年「TOKYO NOBODY」(リトルモア・ギャラリー/東京)、01年「日本写真月間 日本写真協会賞受賞展」(富士フォトサロン/東京)、02年「SHADOWS」(リトルモア・ギャラリー/東京)、「風景論(平野正樹/鈴木理策/中野正貴)」(東京都写真美術館)、05年「コニカミノルタプラザ 第30回木村伊兵衛賞受賞作品展」(中野/東京)、「時代を切り開くまなざし―木村伊兵衛賞の30年」展(川崎市民ミュージアム/川崎)、06年『TOKYO SITE MANIA』(アートアンリミテッド/東京)、07年「MY LOST AMERICA」(リトルモア・ギャラリー/東京)など多数。
写真集:『TOKYO NOBODY』(リトルモア)、『CUBA Dia Y Noche』(求龍堂)、『SHADOWS』(リトルモア、『東京窓景』(河出書房新社)、『MY LOST AMERICA』(リトルモア)、『TOKYO FLOAT』(河出書房新社)
 
●さがみはら写真アジア賞
LANS BRAHMANTYO(ランス・ブラウマントヨ)
1966年インドネシア・スラバヤ市生まれ。ヴィジュアル・コミュニケーションのコンサルティング会社および書籍出版会社を経営する企業家。米国・デンバー大学で電子工学士、同大学院で情報工学修士を取得。デジタル・ドラム・スキャンニング、デジタル・イメージング、ピエゾグラフィーに精通。2002年、写真撮影の旅を開始し、主に人間的興味、景色、建築や通りなどの写真を撮影。彼の「Soul Odyssey」の写真シリーズは多くの新聞で高く評価された。ライカ・カメラ社にも賞賛され、ライカ・フォトグラフィー・インターナショナル(LFI)誌でも取り上げられ、名門のパリ写真賞(Paris Photographie de la Prix、略称PX3)を受賞。現在ジャカルタ在住。
 
●さがみはら写真新人奨励賞
朝海 陽子(アサカイ ヨウコ)
1974東京生まれ。98年ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン写真学部卒業。2002年「2002年度ヤング・ポートフォリオ」、08年「第9回フォト・プレミオ特別賞」受賞。なお作品は、上海美術館、清里フォトアートミュージアムにコレクションされている。
主な個展:1999年「The Book of Memory」(ギャラリーMole/東京)、07年「Trigger」(ツァイト・フォト・サロン/東京)、08年「Sight」(フォト・プレミオ コニカミノルタプラザ)
主なグループ展:2003年「2002年度ヤング・ポートフォリオ展」(清里フォトアートミュージアム/山梨)、07年「Japan Caught by Camera: Works from the Photographic Art in Japan」(上海美術館)、08年「第9回コニカミノルタ フォト・プレミオ年度賞 受賞写真展」(コニカミノルタプラザ)
 
元木 みゆき(モトキ ミユキ)
1981年千葉市生まれ。2005年東京造形大学デザイン学部デザイン学科視覚伝達専攻卒業。現在、東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻在学中。03年第21回ひとつぼ展入選、05年第22回ひとつぼ展グランプリ受賞。07年三木淳奨励賞受賞。08年写真新世紀優秀賞受賞。
主な個展:05年「第22回ひとつぼ展 グランプリ受賞展」『学籍番号011145』、飯沢耕太郎企画展『わ・る・つ』、07年ニコンサロンJuna21『息の結び目』など。
ニコンイメージングプレミアム会員
ニコンイメージング会員