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juna21
大竹 雅仁展 [transmigration ベナレスにて]
内倉 真一郎展 [ParaSite]

10/2 (木)~10/8 (水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休




[transmigration ベナレスにて]

<大竹 雅仁展>
「transmigration」とは「移動、輪廻」という意味である。
作者は作品を作る時、普段生活する自分の見知った「日常」という空間からかけ離れた「非日常」を持つ空間へと移動する。そういう物理的な移動により、言語、習慣、文化、宗教という要素が日本とは全く異なり、作者の持っている常識という概念が全く役に立たないところで生活する人々の「日常」に少しだけ入り込んでみる。そして彼らの「日常」を垣間見ることになるのだが、それは時に大きなショックを受けることにもなり、作者の固持する日本人としての常識などは簡単に破壊されてしまうことがある。しかし、それは必ずしも不快な経験ではなく、限定された自分の生活空間の中で、長い年月をかけて構築されてしまった作者の常識が崩壊し、それを超えた新しい価値観が形成されるきっかけにもなってくれる。そういう化学反応を起こすのに「transmigration」という手段は有効だと作者は思っている。
今回作者は、インド最大の聖地の一つであるバラナシへ渡航した。死や輪廻というものが、人々の生活の中でリアルな事実として存在しているバラナシ。そこには生と死の強いコントラストがあり、死というものを他人事ではない現実のものとして受け入れているからこそなのか、彼らの生は力強く輝いているようだった。カラー・モノクロ53点。



<作者のプロフィール>
大竹 雅仁(オオタケ マサヒト)
1975年生まれ。97年愛知大学法学部法律学科卒業。99年約2年間オーストラリア、アイルランド、イングランドに留学。2001年Art Institute of Seattle(アメリカ)商業写真コース入学。03年同校卒業。04年帰国。06年Black & White Magazine(アメリカ)2006 Portfolio Contest AwardsにてMerit Award受賞。
写真展に、2006年、個展「people」(ギャラリーカフェ「日和」)などがある。





[ParaSite]

<内倉 真一郎展>
作者を魅了させる瞬間――花は生肉のようにリアル。あふれる街頭のポスター。からみあう蟹。鳥。暴力的なエロスを放った女。ボロボロの爪のホームレスの足――これらは作者を惹きつけてやまない。
本展では、作者のただ欲望のままに写実した作品を展示する。カラー30点。



<作者のプロフィール>
内倉 真一郎(ウチクラ シンイチロウ)
1981年生まれ。2003年日本映像写真専門学校研究科卒業。「学校長賞」受賞。05年アートプラザスタジオ退社。
2002年度・2003年度清里フォトアートミュージアムにコレクションされる。2004年度・2005年度APA公募展入選。05年平間至賞「ハミングバード賞」。08年「81LAB.GALLERY」オープニング企画展に参加。グループ展「六本木心中」(表参道画廊)に参加。
作品掲載は、2007年「写真文化」誌、08年「フォトグラフィカ Vol.10」、「PHOTOGRAPHY MAGAZINE 81LAB」誌(9号・10号)などがある。
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