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juna21
三國 菜恵展
[真昼の月]

12/18 (火)~12/28 (金)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
多分、写真を撮る誰もが、写真の「あたらしさ」とは何だろう、写真に出来ることは何だろうと、考えていると思う。
作者は、写真の一番の強みは「言葉にならないもの」が写ることだ、と考える。
例えば、朝起きた窓辺に満ち溢れた光に、昼下がりの風に、視野の隅でふわりと揺れたカーテンに、何とは言えないけれど、言葉が浮かぶよりも先に、不思議と心がさらわれてゆく瞬間がある。作者はそれをそのままに撮ろうと思った。作者の師は「見たままに、いいな、と思ったままに撮るんだよ」と口ぐせのように語っていたが、そのように作者自身の生きる、小さく狭い世界のすべてに目を凝らし、シャッターを切った。
すると、触れられそうで触れられないものやどこか得体の知れないもの、ここにあってここにないようなもの、そして、漠とした明るさを含んだものが、写りはじめた。
作者は、それが何かに似ているな、と思った。まるで真昼の月みたいだな、と思った。
カラー37点。



<作者のプロフィール>
三國 菜恵(ミクニ ナエ)
1984年横浜市生まれ。2003年多摩美術大学美術学部芸術学科入学。瀬戸正人ワークショップ「夜の写真学校」第6期生。06年、写真展「真昼の月」(新宿PLACE M)開催。
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