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新宿ニコンサロン


juna21
西村 康展
[彼女のタイトル]

11/27 (火)~12/3 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
化粧をして、普段着から仕事用の衣装に着替えていく過程で気持ちを高揚させていく。その時、彼女は現実の世界から別な世界へと渡っていくように見えた。だが、もしかするとその反対だったかもしれない。作者はその二つの世界の隙間に入り込もうとして彼女を撮り続けた。
彼女がある日ふと口にした「私は生(なま)」という言葉が、今も作者の耳に残っている。入れ墨・火傷・リストカット・手術痕などの傷の絶えない体、恍惚・おびえ・不安がつのる表情に、口紅やアイシャドーが彩られていく。
カメラ-ビデオ-彼女、という交換不可能な「見る/見られる」関係性を身体で感覚し、写真に写る彼女を他者として―ただの写真として―作者は対峙せざるを得なくなった。
一年半の彼女のドキュメント記録から見えてくる世界を展示する。
カラー30点・モノクロ25点。



<作者のプロフィール>
西村 康(ニシムラ ヤスシ)
1982年宮城県生まれ。2003年専門学校東京ビジュアルアーツ卒業。03年photographers' gallery に参加。
写真展に、04年「An obscure place」(熊本県立美術館分館展示室3/photographers' gallery exhibition 火の国展にて)、「one's eyes」(photographers' gallery 東京)、05年「EYES' BOX」(photographers' gallery 東京)、「Do THE RIGHT THING」(BankART Studio NYK神奈川/photographers' gallery 横浜展「借りた場所、借りた時間」にて)、「ブロードウェイ」(photographers' gallery 東京)、06年「Video」(八戸市美術館/ICANOF Media Art Show 2006「TELOMERIC vol.3」にて)、「cinema」(photographers' gallery 東京)がある。
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