Nikon Imaging
Japan
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銀座ニコンサロン


佐藤 篤展
[光陰の黙示]

1/31 (水)~2/13 (火)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
2/4 (日)、2/5 (月) 休館



<写真展内容>
アリゾナ・ニューメキシコ・モンタナ・ワイオミングなど、アメリカ西部各州の閉山した鉱山の町の建物や住居、広野の廃墟やゴーストタウンとなった町の住居などをおもに取材した記録である。
昔、人びとは富と豊かな生活を夢見て、仕事を求め、西部へ移った。鉱山で働き、高原を切り開き、開拓して農場を広げ、家族を養い、信仰を守り、生活を営む小さな町もつくり、幸福なひと時を共有して楽しんだ。
近代社会は経済と流通の発展に従い、産業の主体も移り変わって鉱山は閉山し、人びとは土地を離れて都市へ、都会へと移り住み替えている。
“光陰矢の如し”子供達が育ち、守った家は残され、朽ちるままその姿を示している。ホテル、教会などの建物は風雨と日差しの中に立ち尽くし、月日の明暗を感じさせてくれるが、木とレンガ造りの家は風化して消滅してしまう。
かつて幸福だった小さい思い出だけが残り、建物は何事もなかったように自然の中に帰り、人もまた無になる。
光と時の中に在る建物の風貌等を記録した作品である。モノクロ50点。



<作者のプロフィール>
佐藤 篤(サトウ アツシ)
1945年新潟県生まれ。69年日本写真学園卒業。72年より同学園助手、講師、教頭、教務顧問。2005年同学園閉校。同年4月より四谷写真塾を共同で設立。現在四谷写真塾講師。NHK学園講師。他
写真展に、2004年「風光の樹木」(新宿ニコンサロン)、06年「自然の刻印」(コダックフォトサロン)などがある。
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