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新宿ニコンサロン


juna21
齊藤 宙展
[愚かさの傍観]

1/23 (火)~1/29 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
作品の被写体となっているのは、最盛期には「東の軍艦島」「雲上の楽園」と言われた巨大鉱山、岩手県旧松尾村に残る松尾鉱山の現在の姿である。
そこには人々がいなくなり、当時のままに時が止まっているが、かつての人々の生活や日々の記憶が密やかではあるが確実に残されている。そしてそれらが刻み込まれた一つ一つの部屋の中と、その窓の外に広がる、一度は人間の手によって大きく変えられてしまった風景が、留まることのない時間の流れの中で自然の中に還っていっていて、それぞれの風景、時間の対比によって現在も、世界の各地でさまざまな形で行われている資源の開発や環境破壊の辿るであろう未来の姿のように見える。
本展は、それらも凌駕するかのような自然という力の大きさ、そしてそれらを前にした時、我々人間は今、何をなすべきなのかを改めて考えることの重要性を示す記録である。モノクロ30点。



<作者のプロフィール>
齊藤 宙(サイトウ ヒロシ)
1984年岩手県生まれ。2005年日本写真芸術専門学校報道科鈴木ゼミ卒業。現在日本写真芸術専門学校勤務。
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