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大阪ニコンサロン


藤田 満展
[(イトナミ)(ケイ)
なおうつくしき田舎町にて2000~2006]

12/14 (木)~12/19 (火)
10:00~18:00
会期中無休



<写真展内容>
風土に根ざして、人の手で物が作られ生産され、静かでゆるぎない暮らしがある。人は見えないけれど、この辺りいったいに、生活のリズムのような空気が動いている。
さまざまな姿かたちも、意図してデザインされたものではない。自然への感謝と、生業からの必然と、必要か不必要かの区別と、そして山河の地形に寄りそうことにより、成るべくしてこうなったという造形秩序があり、それでいて肩肘はらない多様さをもち、層の厚い調和を得ている。
繁栄などという晴れがましいことではなく、ごく普通な田舎の町として生きてきた。
時勢の経済の仕組みのもと、都市や郊外の生態系が変わっていくなかで、いまなお、じっとそこになる風景を展示する。モノクロ80点。

撮影地:北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、新潟県、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、岐阜県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、奈良県、兵庫県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、佐賀県、長崎県



<作者のプロフィール>
藤田 満(フジタ ミツル)
1934年東京生まれ。53年東京都立港工業高校卒業。54年よりカメラ店店員、DPE店暗室マン、印刷会社写真部勤務、制作会社写真部などを経て、66年(有)フジタマン写真事務所(主な業務は都市、現代建築、伝統古建築の撮影)を開設。80~89年東京綜合写真専門学校講師、91~95年武蔵野美術大学講師、95~2006年東京綜合写真専門学校講師(いずれも非常勤)を務める。71年産業広告デザイン賞受賞。87年郵政省DM大賞受賞。95~01年佐賀広告賞4回受賞。
写真展に2000年「立ち止る風景」(新宿ニコンサロン)、02年「立ち止る風景」(銀座大黒屋ギャラリー)などがあり、著書に「フォーヴの旗手里見勝蔵」(78年・読売新聞社)、「暮れなずむ里 五箇山」(82年・桐原書店)、写真集「覊旅」(2000年・文遊社)などがある。
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