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新宿ニコンサロン


後藤 俊夫展
[満蒙開拓の村へ]

9/19 (火)~9/25 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
「戦後60年、満蒙開拓の村へ」をテーマにした作品である。
作者は、かつて1000以上あった開拓団の分布を示す「満州開拓民入植図」を手掛かりにして、主に黒龍江省の入植地が密集している地域――東と北はロシア国境、西は内蒙古の東部までの延べ7000kmを、2004年晩秋、05年の早春と初秋の3回、車で走る撮影旅行を行った。
作者は、敗戦時の逃避行や帰国までの生活を綴った多くの回想や記録を読んだが、彼らが鍬を振るった大地、戦後取り残されて暮らした異郷の村はどんな所だったのか、判然としない点が残った。しかし60年後の今日でも、自然の山河と昔を偲ぶ農民の生活は残っているはずで、作者はこの地の今の姿から往時の片鱗を窺うことにして、「この辺に昔、日本の農民はいましたか」と尋ね歩いた。
作者自身の生きた時代の歴史を学び直す中で出会ったテーマだが、残留孤児となった人達は作者と同世代であり、静かに余生を過ごす自身と比して考えずにいられなかった。モノクロ45点。



<作者のプロフィール>
後藤 俊夫(ゴトウ トシオ)
1938年茨城県生まれ。62年から県立高校教員(英語)。99年定年退職。在職中、写真部顧問、県高文連写真部事務局を勤める。現在茨城県美術展写真部会員。高写研フォトン茨城会員。
写真展に2003年「黄土高原の村」(コダックフォトサロンギャラリーI)がある。
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