Nikon Imaging
Japan
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銀座ニコンサロン


小林 伸一郎展
[亡骸劇場(ナキガラゲキジョウ)]

7/10 (月)~7/22 (土)
10:00~19:00
7/16 (日)、17 (月)休館



<写真展内容>
1990年代前半から日本全国の廃墟を漂流しながら、同時に完成に向かう建造物を独自の視線で表現、発表してきた作者の最新作である。
遊園地に放置されたメリーゴーランド、モーテルのダブルベッドに原色の壁紙、小学校の教室に残された地球儀や黒板。
誰もいない空間にひとり佇み、当時の男や女、子供たちの笑い声、さまざまな哀歓の気配を強く感じながら、人々の記憶から消え去った様々な物たちを、かけがえのない亡骸としていとおしみ、大切に記録した作品である。
本展に展示する作品は、写真集『亡骸劇場』(講談社・2006年6月刊行予定)からオリジナルカラープリント50点を厳選したもので、作者が巡り歩いた土地で出逢った昭和の残像である。
過去にタイムスリップしてアナログな時代を垣間見たとき、日々多忙な現代を生きる誰もが懐かしさに満たされるひとときを過ごすことができる。



<作者のプロフィール>
小林 伸一郎(コバヤシ シンイチロウ)
1956年東京生まれ。専修大学経済学部卒業。88年(株)スタジオライズを設立。91年準太陽賞(平凡社)、94年コニカ写真奨励賞受賞。
写真展(個展)に、「Tokyo Bay Side」「AMERICAN TWINS」「NEXT CITY」「MACHINE」「NO MAN’S」(ニコンサロン)、「CHANEL LUMIERE TOWER」(東京都写真美術館)などがあり、グループ展に「東京国際写真ビエンナーレ」「手探りのキッス 日本の現代写真」(東京都写真美術館)など多数。
写真集に『廃墟遊戯』『廃墟ゆく』『廃墟漂流』『NO MAN’S LAND 軍艦島』『HITOGATA』『JAPAN NEW MAP』『CHANEL LUMIERE TOWER』などがある。
なお、東京都写真美術館、シャネル株式会社に作品が所蔵されている。
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