ニコンサロン bis21

安博久展
[里山点描]
4/25(火)～5/1(月)
10：00～19：00（最終日は16：00まで）
会期中無休

＜写真展内容＞
茨城県北部の奥久慈地方には、四季おりおりに彩を変える自然豊かな里山が点在しているが、里山はただ美しいだけではなく季節や時刻でいろいろな表情を持っている。
作者はそんな里山に魅せられて10年近くも通い続けているが、ふと立ち止まった道端には無造作に捨てられた五右衛門風呂が作者を見つめていたり、赤い椿咲く納屋の土壁には農具がひっそりと眠っていたりする。里山は美しく爽やかなだけではなく、無言で何かを叫んでいるようだ。何気なく通り過ぎてしまいそうな片隅で、そういった時の流れを形や彩、光や影を通して語りかけているようでもある。身近な里山のそういった環境の変化に目を向け、撮影したカラー45点。

＜作者のプロフィール＞
安博久（ヤスヒロヒサ）
1950年茨城県生まれ。88年茨城写真サロン推薦、96年個展「スケッチ土浦」（土浦街角ギャラリー）開催、97年茨城県芸術祭会友、2001年茨城県芸術祭会員、02年二人展「水戸日常への旅」（水戸NHKすいーとぴあ21）開催。