Nikon Imaging
Japan
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銀座ニコンサロン


奧 伸之写真展
[aura]

1/4(水)~1/14(土)
10:00~19:00
1/8(日) 、9(月・祝)休館



<写真展内容>
絵を描いているとき、じっと対象と向き合っていると、いつの間にか時間の感覚がなくなり、絵筆が独りでに動き出すような特別な現象が起こることがある。対象と描く人との間に現れるある種の神秘的な精神状態だ。
作者が写真を撮っているときも、同じ状態が現れる。絵を描くよりも、写真撮影は動的あるいは瞬間的なアプローチの連続であるため、ここがどこなのか、いつからここに来て撮り始めたのかが曖昧になる。空間や時間の軸を失ったとき、いつもと違う知覚状態が起こり、普段では感じることができない対象と撮影者だけの関係性が訪れる。それは鋭敏でありながら、快い安堵感をともなう極めて幸福な時間だ。
それは撮影者自身が意識的につくり出し得る状態ではなく、自然、人、物などから発せられるアウラのような美しさや心地よさが喚起してくれるものなのだ。
“見るべきものは多く、美しいものは満ち溢れている”
これらの写真群は、日常を少し離れた旅先で、作者が対象と分かち合えた幸せな時間を、そして「その時」「そこ」に立ち現れた特別な関係性を写しとめたものである。カラー41点。



<作者のプロフィール>
奧 伸之(オク ノブユキ)
1964年奈良県生まれ。2002年個展「ファインド アンド リプレイス」(新宿ニコンサロン)、03年個展「ファインド アンド リプレイス2~そこに在るイメージ~」(銀座ニコンサロン)開催、05年グループ展「須田―政塾大阪第4期修了展」(Gallery Nadar・大阪)出展。03~05年モノクロ写真誌『ナチュラルグロウ』3年間連続掲載。
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