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juna21
竹内 花子展 [THE DAY]
John Sypal展 [Nebraska, The Good Life]
寺川 紀子展 [スイッチ オフ]
上木 健裕展 [Formosa]

12/1(木)~12/6(火)
10:00~18:00





[THE DAY]

<竹内 花子展内容>
3年経った今でも、ここで多くの人が涙している。なぜ、NYという大都会が狙われたのか。あれほどの惨事を部外者のようにしか感じない日本人がいる。しかし、本当に部外者なのか。作者は「私も当事者の一人かもしれない」と思い、いま自分にできることは何かをずっと考えていた。そして、ここにある多くの悲しみを体全部で感じ、それを誰かに伝えたくてシャッターを切った。



<作者のプロフィール>
竹内 花子(タケウチ ハナコ)
1981年福岡県生まれ。2004年九州産業大学芸術学部写真学科卒業。同大学院芸術研究科写真専攻博士前期課程入学。
2005年個展「上海人―Old Shanghai―」開催(新宿コニカミノルタプラザ・フォトプレミオ)。





[Nebraska, The Good Life]

<John Sypal展内容>
作品は2002年から2004年にかけて、ネブラスカ州とサウスダコタ州で撮られたものである。その前年、作者は日本に留学していた。そのときに世界を探求する手段として写真を撮り始めたのだが、帰国後は、外国生活経験者の例に漏れず、より豊かな感受性をもって自分の郷里を見るようになった。そして、日本で写真を撮っていたときと同じようにカメラを操作しながら、カメラというツールを通して、周囲と向き合い、関わりを持つようになった。作者のアメリカ中西部に対する見方は、アメリカ大衆文化が見ているものとは違っている。マスメディアがこぞって宣伝するようなステレオタイプよりも、そこの人々、そこの土地が作者の興味を惹く。
今回の作品は、作者が生まれ育った場所を改めて視覚的に理解する試みとして撮影したものだ。作者にとって、写真を通しての反応であり、質問であり、記録でもある作品。モノクロ35点。



<作者のプロフィール>
John Sypal(ジョン サイパル)
1979年アメリカネブラスカ州生まれ。2003年ネブラスカ大学卒業。同年、個展「日本人」開催(ネブラスカ州リンカーン市ロタンダギャラリー)。2004年千葉県松戸市に移住。





[スイッチ オフ]

<寺川 紀子展内容>
家族。それは作者にとって絶対なものだ。守りつづけたい人たちだ。
彼氏。それは作者の居場所だ。幸せにしてあげたい男だ。
写真。それは作者の最高の相方だ。
ずっと一緒にいたい対象。
この写真たちは、作者そのものであり、そこに作者の生活が丸出しにされている。カラー150点。



<作者のプロフィール>
寺川 紀子(テラカワ ノリコ)
1984年京都府生まれ。京都芸術高校卒業。現在ビジュアルアーツ大阪専門学校在学中。





[Formosa]

<上木 健裕展内容>
台湾には日本語でものを考え、日本語で思い出話を語る人々がいる。日本統治時代に生まれ、日本人として青春時代を過ごした老人たちである。当時、台湾人の家庭では日本語で話すことが奨励され、完全に日本語で会話する家の門前には、「国語家庭」という札が下げられた。
先の大戦では、多くの台湾青年たちが日本軍兵士として戦地に赴き、若い命を散らした。それでもなお日本統治時代を懐かしみ、日本を愛している老人たちに、作者は幾度も出会った。
戦後60年、日本人がアメリカを手本として得たもの、失ったものがある。与えられた民主主義、ハンバーガーとポテトフライ。だが、いつの間にか、日本人は東洋人としても半端になり、日本人としてのアイデンティティを失った、と作者は感じている。
だから、日本の原風景を求めて、今年も台湾を歩いた。今も日本統治時代の足跡が数多く残る台湾の田舎町。ファインダーの距離計の向こうに、作者は故郷の風景を重ねていた。耳を澄ませば、細い路地の隙間から美しい日本語が聞こえてきた。



<作者のプロフィール>
上木 健裕(ウエキ タケヒロ)
1976年兵庫県生まれ。高校卒業後ニュージーランドに留学。現在、東京工芸大学大学院在学中。
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