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juma21
喜多村 みか写真展
[Einmal ist Keinmal]

11/29(火)~12/5(月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
「Einmal ist Keinmal(アインマルイストカインマル)」とは、「一度しか起こらなかったことは、一度も起こらなかったようなものだ」という意味のドイツの諺である。このように言われると、人が過ごしていく時間の中で起こるすべてのことが、軽々しくて、意味のないことのように感じられるかもしれない。人との出会いや、何かを思うこと、いろいろなものを見て聞いて感じること、そられすべてが何もなかったのと同じだと……。しかし、撮影者は「残したい」という欲求に突き動かされて、瞬間瞬間にシャッターを切る。だから、「一度しか起こらないこと」を「二度以上」眺めることができる。
Einmal ist Keinmalは本来、悲観的、虚無的な意味の諺だが、作者は肯定的な意味を含むものとしてとらえようとしている。なぜなら、同じことが何ひとつ起こらないということは、逆にそれは「一度も起こった」のであり、その瞬間はとても貴重だからだ。そして、「一度しか起こらなかった」ことは、一枚の紙の上に、確実にもう一度再現される。



<作者のプロフィール>
喜多村 みか(キタムラ ミカ)
1982年福岡県生まれ。2005年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。
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