大阪ニコンサロン

加藤文彦写真展
[クワイエットライフ　サボテンの神秘生活]
7/28(木)～8/2(火)
10：00～18：00
会期中無休

＜写真展内容＞
作者とサボテンとの出会いは、ずっと以前、自転車でメキシコを旅したときに溯る。砂漠に生える西部劇でおなじみのサボテンを見る毎日、最初は何も気にならなかったのに、サボテンと一緒に灼熱の太陽に焼かれているうちに、不思議な連帯感が湧いてきた。あまりの暑さに人間は水をガバガバ飲まないではいられないのに、サボテンは体の中に水をいっぱい溜めこんでいて涼しい顔をしている。それ以来、すっかりサボテンの虜になってしまい、写真を撮り始めた。
サボテンは種類が多く、植物の中でも「不思議」な存在。形態は多種多様でも、一つ一つのサボテンのフォルムはシンプルで美しい。サボテンという植物を撮ることで、作者は多くのことを学び、深い啓示を与えられた。サボテンは永遠のテーマ。これからも不思議な美しい姿を撮り続けられることに、作者は無上の喜びを感じている。モノクロ50点。

＜作者のプロフィール＞
加藤文彦（カトウフミヒコ）
1951年大阪市生まれ。商業写真スタジオ勤務を経て独立後、加藤写真事務所設立。現在フリーで建築写真家として活動中。
写真展に、89年「中米写真漫遊記」(スタジオcoco)、91年「night lights」(四谷FLOG)、92年「night lights」(京都prinz)がある。