Nikon Imaging
Japan
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銀座ニコンサロン


Geoff Steven写真展
[Necessary Reflection]

2/28(月)~3/12(土)
10:00~19:00
3/6(日) 休館



<写真展内容>
この2年間、作者は作品集 “Necessary Reflection(反射~不可欠なもの)”を構成する一連の鏡像写真に取り組んでいる。 作者がこのシリーズを“Necessary Reflection”と名づけているのは、見る人が被写体とその反射像に内在するものに興味をもってくれることを願っており、瞬間をとらえながら、同時にいくつものイメージや直観を切り取った写真を撮ろうと心がけている。
本作品はすべて“在来技法”、つまり“瞬間”をフィルムにおさめる手法で撮影したもので、デジタル処理はされていない。どの写真もフレームの中に写る別のフレーム、イメージの中に写る別のイメージという構成になっていて、同じ場面、同じ瞬間を、二つの異なった視点から撮影している。
作品の全体を見ると、広い場所を表現していたり、狭い視角で撮影されていたりとさまざまだが、つねに一つの瞬間を二つの面からとらえている。そしてどの写真も、前からの光、後ろからの光、反射した光、投げかけられた光、コントラスト、影といった光のたわむれをとらえ、賛美している。またどの作品も、自然界の目をみはる美しさとともに、カメラの前に見えている光景と、カメラの後ろで起こっていることの信じがたいコントラストを双子の画像としてとらえている。
光の様相はさまざまに見えるが、その多くは同じイメージの中でとらえたもので、見る人の目をまどわせたいのではなく、楽しんでもらうために撮っていると作者はいう。
また作者は、この作品が見る人の知性をくすぐり、見て楽しいものであるように願うとともに、人々が立ち止まり、考え、そして、ものには必ず反射した像があることに気づく機会になることを願っている。
なお同シリーズの作品はすでにスウェ-デンとニュージーランドで公開されているが、2005年にはパリを皮切りにヨーロッパで公開の予定である。



<作者のプロフィール>
Geoff Steven(ジェフ ステーブン)
写真家、映画監督、テレビ番組制作者として知られ、映画作品には、伝統的な手法でニュージーランドを描いた力作“スキン・ディープ”などがある。同作品は1979年にニューヨーク近代美術館が公開した“現代の制作者/現代の映画”では一番はじめに紹介された。このほかにも多くの国で斬新なテレビ番組と映画の制作に取り組んでいる。
写真家としては、ニュージーランド、オーストラリア、アイルランドで活動しており、作品はオーストラレシア(オーストラリア、ニュージーランドおよび付近の南太平洋諸島の総称)、ヨーロッパ、アメリカを題材とする。
これまでオークランド市美術館で“小さな街の光景”展を開催したほか、オークランド博物館で開催した“アメリカン・パイ”展は、その後芸術評議会の後援を得てニュージーランド国内を巡回した。
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