Nikon Imaging
Japan
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銀座ニコンサロン


笠木 絵津子写真展
[KAOHSIUNG 台湾高雄 1928-2003]

9/21(火)~10/2(土)



<写真展内容>
展示する写真は、コンピューターによって構築された「ふたつの時間を持つ写真」である。
ふたつの時間とは、モノクロ写真による母の時間とカラー写真による作者の時間で、この「「過去の写真」が入り込んだ写真」は、1998年に作者の母親が亡くなった時、生前の母親の写真を使って、亡くなった母親と対話するという超時間の写真を創ったことに始まる。 2003年には、幼い時の母親が写った1928年(昭和3年)頃の作者の祖父のアルバム写真の中に作者が入り込んだ写真を創った。そして今回は、そのアルバム写真の地である台湾高雄に作者が現実の旅をし、撮った写真の中に戦前の高雄の写真を入り込ませて創作した作品である。
祖父の家族写真、台湾総督府が撮らせたらしい戦前の高雄の写真、着物を着た母親の自写像、2003年の高雄の写真など、さまざまな写真たちが織り成す相対論的時空系の中を、作者の母親と作者が渡り歩く作品は、「写真」の中でふたつの時間が相互作用し、啓示のように新たな世界が立ち上がる。 なお展示する作品は、1m×8mなどの大画面インクジェット・プリントによるカラー10点である。



<作者のプロフィール>
1952年兵庫県生まれ。77年奈良女子大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了。92年ニューヨーク大学大学院芸術学部スタジオ・アート専攻修士課程修了。2003年、第26回写真新世紀展において奨励賞を受賞。
主な写真展(個展)に、88年「TRISTAN―素粒子からの贈り物」(銀座ニコンサロン)、91年ミクストメディア・インスタレーション「THE THIRD SEX」(80ワシントンスクエアイーストギャラリーズ/ニューヨーク)、02年「Mother’s Dress」、03年「Imagination Daughter」(以上、銀座コバヤシ画廊)などがあり、グループ展に、94年「音楽とアートの記念祝典」にてインスタレーション「定家卿に捧ぐ」を実施(岐阜県神岡鉱山東大宇宙線研究所スーパーカミオカンデ地下洞)、03年「幻想と幻視―混在領域と領域侵犯―展」(平塚市美術館)、04年「今日の日本現代美術―共生する美術」展(宇徳ギャラリー他/韓国ソウル―予定)などがある。
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