Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

銀座ニコンサロン


水越 武写真展
[生命のゆりかご ―熱帯雨林]

9/6(月)~9/18(土)
10:00~19:00
9/12(日) 休館



<写真展内容>
1990年から2000年にかけ、作者は毎年赤道を中心とした東南アジア、中南米、アフリカのコンゴ河流域などの熱帯雨林に出かけた。
熱帯雨林は高温多湿の上に害虫、マラリア、毒蛇などのストレスが加わり、身も心も疲れる厳しい条件での撮影であったが、あとになって考えてみると、一番大変だったのはそこにたどり着くまでの困難と苦労であった。訪ね歩いた国々は生態系が破壊され、大なり小なり経済が悪化して国家や社会が崩壊し、激動の時代を迎えていて危険が伴っていたからである。
しかし、熱帯雨林は不思議に満ち、興味のつきない本当にすばらしい世界だった。色も形も大胆なデザインに彩られた多様な生き物たちが、そこには待っていた。曼陀羅の宇宙を見るような楽しさと面白さがあった。地球環境問題の未来に決定的な意味をもつ熱帯雨林を、その大きな特徴である生物の多様性という視点から、カラー120点、モノクロ15点で表現している。



<作者のプロフィール>
1938年、愛知県豊橋市に生まれる。58年、東京農業大学林学科中退。26歳から、田淵行男氏に師事し写真を始める。フリーの作家としてヒマラヤ、中国、アラスカなどの山岳を撮影。「穂高一光と風」「山の輪舞」「雷鳥」「森林限界」などの写真集を発表。その後、原生林に目を向け、日本、北米の森林、ボルネオ、中南米の熱帯雨林をテーマに撮影を続けている。日本写真協会年度賞(91年)、講談社出版文化賞(94年)、第18回土門拳賞(99年)を受賞。
ニコンイメージングプレミアム会員
ニコンイメージング会員