私のNIKKOR | MY FAVORITE NIKKOR

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PAGETOP
Vol.
23

中村博之 × AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR

400mm f/2.8E。人と水の躍動を捉えた。

23
スポーツフォトの存在を知ったのは高校2年生のとき。偶然、書店で手に取った写真集がきっかけだった。その後、プロを目指すための写真学校に通いながら、水球部の顧問でもあった高校時代の担任の紹介で、水球を撮り始めた。プロのスポーツフォトグラファーとなり、さまざまな競技に接するようになったいまも、水球は魅力ある撮影対象のひとつである。今回は某大学の合宿に参加させてもらい、その練習風景を撮影した。当日は青空のもと、屋外プールでの撮影だった。レンズは、超望遠の400mm f/2.8E。
(次へ続く↘)

メインカット

・カメラ : D4S ・レンズ : AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR ・画質モード : 14ビットRAW(NEF) ・撮影モード : マニュアル、1/8000秒、f/4 ・ホワイトバランス : オート1 ・ISO感度 : 250 ・ピクチャーコントロール : スタンダード

作品2

・カメラ:D4S ・レンズ:AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR・画質モード:14ビットRAW(NEF)・撮影モード:マニュアル、1/8000秒、f/4 ・ホワイトバランス:オート1 ・ISO感度:320 ・ピクチャーコントロール:スタンダード
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蛍石レンズを採用することなどで色収差を抑えるとともに大幅な軽量化を図り、手ブレ補正効果4段※のVR機構には初の「スポーツモード」を搭載した先進の一本である。そしてボディーには同じく最新鋭機で、特にAFのスピードと精度が飛躍的に向上したD4Sを選んだ。撮影では、晴れた空からの強い光を活かし、選手の筋肉の動きや光を反射する水飛沫を捉えたいと考えた。プールサイドのさまざまな位置から、手持ちでの撮影を行う。「スポーツモード」のVRが常に安定したファインダー像をもたらし、まるでバーチャルな一脚を使っているようだ。
(次へ続く↙)
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ポジションによっては真逆光や半逆光になり、水面や水飛沫の乱反射も激しいが、ナノクリスタルコートの効果で視界もクリアーに保たれた。そして、ゴールに向かってボールが放たれる瞬間。鍛え抜かれた選手の肉体とダイナミックな水の動きが一体となった姿を捉えた。これからもスポーツフォトと生きる
―― 私のNIKKORで。

※CIPA規格準拠。

作品3

・カメラ:D4S ・レンズ:AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR・画質モード:14ビットRAW(NEF)・撮影モード:マニュアル、1/1600秒、f/2.8 ・ホワイトバランス:オート1 ・ISO感度:800 ・ピクチャーコントロール:スタンダード

INTERVIEW
MOVIE

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PHOTOGRAPHER

中村博之(なかむら ひろゆき)

NIKKOR

AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR

BEHIND THE SCENE

撮影レポート
01
快晴の屋外プールでの撮影

  • 快晴の空を映したような真っ青なプール


  • 強い陽射しの中で撮影ポジションを探る

今回は、首都圏の大学にある屋外プールで水球の撮影を行いました。幸運にも、一流選手が揃う強豪チームの練習風景を撮らせていただくことができました。この日は、朝から雲ひとつない快晴。強い陽射しでプールの水の色は透明感のある美しいブルーとなり、水面に反射する光がその色を際立てます。監督とコーチの紹介で選手の皆さんとも挨拶を交わしてから、いよいよ撮影開始。軽いウォーミングアップからの練習ですが、鍛え抜かれた選手全員がまっ黒に日焼けし、圧倒的な迫力。そして、黒い肌と白い水飛沫が絶妙のコントラストを生み出します。撮影前に中村先生がおっしゃっていた「選手の筋肉の動きと水の動きの一体感を狙いたい」という言葉の意味が少し理解できた気がしました。陽はどんどん高くなり光はいっそう強く射し、ポジションによっては、逆光や水面の乱反射など撮影の難しい状況も生み出していました。
02
軽さとスポーツモードのVR、優れた光学系が撮影をサポート

  • D4S+AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR


  • 様々なポジションから常に手持ちで撮影

この日、中村先生は選手の位置や光の条件を見て常にベストなポジションを選びながら移動し、手持ちで撮影を続けていました。使用したレンズは、AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR。軽い蛍石レンズを採用することなどで大幅な軽量化を実現した超望遠レンズです。蛍石は軽量なだけでなく色収差補正に大きな効果をもたらします。さらに、VR(手ブレ補正)機構にNIKKOR初となる「スポーツモード」を搭載。動く、止まるを繰り返すような被写体を撮影する際の手ブレを効果的に補正し、常に安定したファインダー像と撮影画像が得られます。 中村先生によると「軽くて取り回しがよい上に、さらにバーチャルな一脚を付けている感じ」ということでした。そして、ボディーはD4S。AFの精度とスピードを飛躍的に向上させたフラッグシップモデルで、まさに今回の撮影に最適です。また、NIKKORならではのナノクリスタルコートは、逆光や半逆光、水の乱反射によるゴーストやフレアの発生を最小限に抑えてくれます。軽く、手ブレに強く、逆光にも強いレンズが先生の撮影をサポートしました。
03
選手と水が一体となった瞬間を撮る

  • ゴール脇から撮影する中村先生


  • 撮影は日暮れの直前まで続いた

かなりハードな運動量をこなし続ける選手たち。中村先生は、シュート練習を集中して撮影し始めました。ゴールを前にしたオフェンスの選手たちは、立ち泳ぎの状態からとは信じられないほど水面から大きく飛び出し、鋭いシュートを繰り返し放ちます。その度にボールと選手の体にまとわりついた水が飛沫となって飛び散ります。中村先生はその瞬間を狙ってシャッターをきり続けました。その中の一枚が今回のメイン作品です。シャッタースピードは1/8000秒。そこには肉眼では見ることのできないダイナミックな水の動きが捉えられていました。光を反射して輝くその不思議な造形に眼を奪われます。そしてまさにボールを放とうとする選手の筋肉の躍動。アスリートと水と光が一体となった瞬間が写しとられていました。

こちらに掲載されている情報は、2014年8月現在のものです。

DATA

撮影日: 2014.6.15
写真家: Hiroyuki Nakamura
レンズ : AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR
カメラボディー : Nikon D4S
キーワード : スポーツ
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