Nikon Imaging
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PC NIKKOR 19mm f/4E ED 旧製品

製品特長

建築・インテリアの撮影に最適な超広角PCレンズ

PCレンズは、シフトやティルト機能を使った「アオリ撮影」が可能です。アオリ撮影では、レンズの光軸を操作することにより、カメラアングルによる主要被写体の歪みを補正したり、奥行きのある主要被写体の手前から奥まで全体にピントを合わせることができます。
PC NIKKOR レンズシリーズで最も短い焦点距離19mmの画角は、大判・中判カメラで建築物やインテリアを撮影する際に使用頻度の高い画角に相当。ニコンFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラを用いて、多くの建築写真家にとって馴染みのある使いやすい画角で撮影することが可能です。

「PC」は、Perspective Controlの略です。
PC NIKKOR 19mm f/4E ED 01
焦点距離:19mm シャッタースピード:2.0秒(電子先幕シャッター) 絞り:f/10 シフト量:-4mm(フォール) フォーマット:ニコンFXフォーマット
© Adrien Barakat
PC NIKKOR 19mm f/4E ED(カメラ装着時)
室内撮影イメージ

アオリ撮影による表現の幅をさらに拡大する新機構

レンズ全体を回転させるレボルビング機構に加え、アオリ撮影の自由度を高める「PCレボルビング機構」を新たに採用。これにより、シフトとティルトの作動方向を平行から直交まで自由に設定できるため、多彩な撮影意図にあわせた的確なアオリ操作が可能です。また、シフト位置をなめらかに微調整可能でロック操作が不要な新シフト機構により、アオリ撮影時の操作性も向上。さらに、指あたりを考慮した設計で快適なアオリ操作が可能です。

レンズ全体を回転させる(レボルビング)
レボルビングレバーを押しながらレンズの四角い部分を持って回すと、左右90°までレンズ全体を回転させることが可能です。
シフトとティルトの作動方向の関係を変える(PCレボルビング)
PCレボルビングレバーを押しながら回すと、ティルト機構部が0°~90°の範囲で回転し、シフトとティルトの作動方向の関係が変えられます。
シフトとティルトが平行になっている状態
PCレボルビングを使って、シフトとティルトを直交にした状態

高画素機の実力を最大限に引き出す高い光学性能

画像周辺部までの高い解像力と優れた像面の平坦性を実現しており、超広角19mmで捉えた画像のすみずみまでを、精細に描写します。また、EDレンズ3枚の採用で色収差を低減するとともに、非球面レンズ2枚の採用でディストーションや球面収差などの諸収差を効果的に補正。さらに、レンズに斜めから光が入射するような状況においても、ナノクリスタルコートがゴーストやフレアを効果的に低減し、クリアーな画像が得られます。最新の光学設計による高い光学性能が、高画素デジタル一眼レフカメラの能力を最大限に引き出します。

葉の葉脈まで解像し画像の周辺部まで高精細に描写。

シフト撮影時
赤枠内を拡大

ナノクリスタルコートの効果イメージ図

ナノクリスタルコートは、他の多層膜コーティングに比べて反射率をさらに低く抑えるとともに、より広い波長域、角度範囲での反射防止を可能としました。
PC NIKKOR 19mm f/4E ED 02
焦点距離:19mm シャッタースピード:1/60秒(電子先幕シャッター) 絞り:f/11 シフト量:+8mm(ライズ) フォーマット:ニコンFXフォーマット
© Adrien Barakat

非球面レンズの球面収差の補正イメージ図

ディストーションの補正イメージ
ディストーションの発生を抑え、歪みのない画像へ
球面収差の補正イメージ
レンズ中心周辺から連続的に屈折力を変化させる

防汚性能と耐久性に優れたフッ素コート採用

メンテナンス性の高いニコン独自のフッ素コートをレンズの最前面に採用しています。ニコンのフッ素コートは、優れた防汚性能で汚れが付着しにくく、付着した場合も簡単に拭き取りが可能。極めて耐久性が高く、コーティングが剥がれにくいため、その効果が長期間持続します。また、反射防止効果もあり、クリアーな画像の撮影にも貢献します。

フッ素コートの効果イメージ図
PC NIKKOR 19mm f/4E ED動画
動画の解像度は閲覧するデバイスや回線速度に応じて調整される場合があります。

さらに充実したPC NIKKORレンズシリーズ

アオリ撮影を実現するニコンのPC NIKKORレンズシリーズがさらに充実。PC NIKKOR 19mm f/4E ED、PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED、PC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D ED、PC-E Micro NIKKOR 85mm f/2.8Dの計4本のラインナップにより、被写体に応じたレンズ選択が可能です。

2016年10月時点。

シフトやティルト機能を使ったアオリ撮影

高い建物を地上から見上げて撮影すると、通常撮影では、地上から屋上にかけて撮影距離が変わるため上がすぼまって写ります。このとき、レンズ面と像面が建物と平行になるようレンズ系を像面と平行に上に移動させると(ライズ)、ゆがみを補正できます。逆に下へ移動させると(フォール)、ゆがみを大きくして遠近感を強調できます。被写体の水平・垂直の傾きを自由に加減できるため、特にゆがみを嫌う建築や商品の撮影に有効です。

カメラを上に向けて撮影
被写体に正対して撮影
被写体に正対したままレンズをシフトさせて撮影

シフト撮影

通常撮影

こちらの画像はPC-E NIKKOR 24mm f/3.5D EDで撮影しています。

商品撮影等で、奥行きのある被写体を斜め上などから撮影すると、通常撮影では、ピント面が像面と平行にあるためごく限られた範囲にしかピントが合いません。このとき、レンズ系をピントを広く合わせたい面の傾きに合わせて傾けると、絞り値を変えて被写界深度を深くしなくても、被写体の面全体にピントを合わせられます。逆に傾けると、ピントが合う範囲を極端に狭めることができるので、被写体の前後を大きくぼかしたいポートレート撮影などにも有効です。

ティルトしてない状態
ティルトした状態

ティルト撮影

通常撮影

こちらの画像はPC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D EDで撮影しています。
イラストはイメージです。
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