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今回のマップと散策コース 街あるき
其の5 神田川下り 後編
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東京景をゆたかに描き、すべて開渠で流れる都市河川
井の頭池から発し、都心に向かってのどかに流れてきた神田川。新宿新都心を背にしてからは、雑踏をぬうように流れ、都会の繁華街をいくつも結び、緑ゆたかな東京景を描きます。あの有名なフォークソング「神田川」の歌詞に描かれたとされる界隈や、歴史深いエリア、おなじみのスポットなどが、この川沿いにはいくつも存在していました。
そんな川旅も、やがて隅田川が近づくにつれて、昔ながらの情緒が濃くなり、最後は屋形船のうしろ姿とともに放流を見とどけます。その瞬間に感じるささやかな達成感は、何とも言えぬ味わいです。全区間にわたり、閉じられることなく開渠で流れつづける神田川は、たいへん貴重な存在であり、東京の心のふるさとともいえるような気がしました。




1.新宿新都心のビル群を背にして、庶民的な沿線と交わり歩く。

作品01
1 末広橋にて
前編の終点、新宿区の淀橋から後編はスタートし、きれいに整備された遊歩道をしばらく歩きます。そして大久保通りと交わる地点が末広橋です。ここからも新宿新都心のビル群を一望でき、またちがったアングルで楽しめます。 このあともたいへん歩きやすい道がつづき、
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作品02
2 雑踏する橋の上で
JR高田馬場駅至近の「さかえ通り」という繁華街から路地に入り、清水川橋の上で東側をのぞんだ風景です。繁華街の人々の雑踏と、JR山手線や西武新宿線を行きかう電車の音を聴きながら、川はひたすら流れていきます。
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作品03
3 分水路で妙正寺川と合流
線路を越えて山手線の内側に入り、少し歩いて明治通りに出ると、高田橋です。ここには増水時の氾濫を防ぐために設けられた分水路があり、妙正寺川との合流点でもあります。通りの喧騒に負けじ劣らじ聴こえてくる、川の流れる音が印象的でした。
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作品04
4 高戸橋で都電に出合う
高田橋のすぐ横にある高戸橋です。ここは都電の行きかう場所でもあり、路面電車のあとを追いつつ、面影橋をめざします。背後に見える超高層ビル「サンシャイン60」と、ガタン、ゴトン、とのんびり行く路面電車のコントラストは、ぜひとも写しとめたい風景でした。
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2.アカデミックな界隈を流れる神田川。詩の舞台となった当時を偲んで。

作品05
1 梢の合間から
面影橋(橋そのものは、ごくふつうの場所です)を過ぎて、しばらく木々に囲まれた遊歩道がつづきます。三島橋で来た方向をふり返り、こずえの合間に聴く川のせせらぎで、足の疲れを癒しました。
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作品06
2 川のほとりの学生街
川沿いの小道です。 右の眼下には神田川、左側には民家やアパートが建ち並びます。川をはさんで右側の町名は、新宿区西早稲田。 じつは、かぐや姫の歌った「神田川」の歌詞に出てくる「横丁の風呂屋」とは、かつて西早稲田に存在していた銭湯なのだとか。
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作品07
3 風情ある江戸川公園
いつしか遊歩道は目白台からの通りと合流し、関口芭蕉庵、椿山荘の横を通り、そのまま江戸川公園へとつづきます。 このあたりはサクラの名所としても有名で、たいへん風情のある景観です。ロケや撮影も頻繁に行われているとか。 かつて江戸川と呼ばれていた神田川を見下ろせば、
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作品08
4 江戸川橋でお見送り
江戸川橋通りにやって来ました。 ちょうど地元のお祭りに遭遇し、みこしを入れて記念撮影!?
少し手前から川の頭上を首都高速が走り、神田川は高架下を流れることに。飯田橋の先までそれがつづき、歩いても、街の喧騒と車の排気ガスに

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3.街の喧騒をのみこんでひっそりと流れ、やがて茗渓を築く川の流れ。

作品09
1 仲良くゆらゆら
飯田橋から水道橋に向かって歩いている途中で、川に浮かぶふたつのゴムボールを見かけました。 ピンクとブルーのペアで、よりそったりはなれたりしながら、東へゆらゆらと流れていきます。 オフィスビルばかり目立つこんなところで落とし物?
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作品10
2 視界ひらけて
小石川橋で首都高速に別れを告げ、ようやく川面にも青空がもどってきました。向かって右手に折れた首都高速は、本流から分かれた日本橋川が連れて行ってくれました。 ビルの合間を流れ行くこのあたりの川は、まだ物流の役割も担っているのでしょうか。
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作品11
3 お茶の水む
JR御茶ノ水駅にやって来ました。 「お茶の水」の由来は、その昔、この界隈に存在した高林寺(現存せず)の湧水でお茶をいれ、それを当時の将軍秀忠が飲んだところ、たいへんおいしいとされたことからきているのだとか。 現在は駅の新御茶ノ水橋口の向かいにある交番脇に、
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作品12
4 御茶ノ水駅と聖橋
面影橋(橋そのものは、ごくふつうの場所です)を過ぎて、しばらく木々に囲まれた遊歩道がつづきます。 三島橋で来た方向をふり返り、こずえの合間に聴く川のせせらぎで、足の疲れを癒しました。
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4.夕暮れとともに昔ながらの情緒が浮かび上がる、川岸の街並み。

作品13
1 メロディを口ずさんで
御茶ノ水を後にして秋葉原方向へ歩き、最初の昌平橋でふり返って撮りました。 暮れはじめた夕日が川沿いの建物を照らし、ちょうど昭和30年代風の雰囲気をまとわせている気がします。 もともと私が「神田川」というフォークソングに思い描く風景は、こんな感じだったのですが、
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作品14
2 かつては交通のメッカだった橋
こちらも秋葉原の昌平橋です。橋のたもとに建つレンガ造りの建物は、すでに閉鎖してしまった「交通博物館」。その前身は廃駅となった中央線万世橋駅。昭和初期までは、ここが交通のメッカで、現在の秋葉原駅のような存在だったようです。
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作品15
3 夕暮れと船宿と
日没とほぼ時を同じくして、やっと柳橋へとたどりつきました。 橋の上から上流方向を望むと、右手に船宿が並び、屋形船を何艘も送り出しています。 思えば御茶ノ水、秋葉原、浅草橋とすすむにつれ、川岸の風情もどこかレトロチックになり、ここでようやく江戸の情緒がしのばれる思いです。
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作品16
4 河の流れを見とどけて
そして東を向けば、隅田川。 東京のさまざまな街並みを経て、たくさんの表情をみせてくれた神田川。 井の頭池からささやかに流れ出た水流が、こうして大河へ注ぎ、そして東京湾へ……と思うと、なんだかちょっぴり感動モノ。 神田川という河川が、とても身近に感じられるようになった
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御茶の水分水路の風景
御茶の水分水路の風景
神田川の分水路
神田川には、トンネルのような分水路がいくつかあります。高度成長期に行われた護岸工事にって、川の両岸と川床の三方をコンクリートが囲ってしまったため、たびたび発生する水害を防ごうと設けられたのです。コンクリートの護岸は川の汚染も加速化させ、ドブ川と化す深刻な時代もありましたが、現在では浄化もすすみ、御茶の水、水道橋、江戸川橋、高田馬場路に分水路が、そして調整池が設けられ、四季がめぐる神田川に再生されています。

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