ガーデニング フォトライフ

ふりそそぐ日ざしに微笑むサクラ、そしてライトアップされた妖艶な夜桜も
2月末、のどかな光がふりそそぐ伊豆半島東海岸に位置する河津町に行きました。目的は早咲きのカワヅザクラ(河津桜)。「人口8000人の町に8000本の桜があります」という"サクラの里"の美しさは格別です。福渡雅子先生と一緒に、一足早い薄紅色の世界を楽しんでください。まずはサクラ全般の紹介から始めましょう。
バラ科サクラ属のサクラは東アジアに集中的に分布していますが、300以上ある品種の大部分は日本の自生品種と園芸品種です。日本のサクラは美しい花が特徴で一重、八重、菊咲き、二段咲きなどがあります。
ひとくちにサクラといっても6種類に大別されます。ヒカンザクラ群(カワヅザクラなど)、エドヒガン群(ソメイヨシノなど)、ヤマザクラ群(ヤマザクラなど)、マメザクラ群、チョウジザクラ群、ミヤマザクラ群です。
ひとくちにサクラといっても6種類に大別されます。ヒカンザクラ群(カワヅザクラなど)、エドヒガン群(ソメイヨシノなど)、ヤマザクラ群(ヤマザクラなど)、マメザクラ群、チョウジザクラ群、ミヤマザクラ群です。

ヒカンザクラ群カワヅザクラ

エドヒガン群ソメイヨシノ

ヤマザクラ群ヤマザクラ
サクラといえば日本の国花。でも、これは私たちの大好きなソメイヨシノではなく古代から自生していたヤマザクラです。古くからサクラの名所として名高い吉野山では多くがヤマザクラです。サクラ=ヤマザクラの時代が長く続きます。
1780年以降は一重のヤマザクラに変わって、華やかなヤエザクラが好まれます。
そして江戸時代の末期、染井の植木屋が「江戸に居ながら吉野の桜が見られる」という名コピーとともに「吉野桜」を売り出しました。それが大当たりして、明治にはいると吉野桜(のちにソメイヨシノと改名)は全国各地に植えられます。育成と保護がうまくいって、今やソメイヨシノは日本を代表する花になっています。
1780年以降は一重のヤマザクラに変わって、華やかなヤエザクラが好まれます。
そして江戸時代の末期、染井の植木屋が「江戸に居ながら吉野の桜が見られる」という名コピーとともに「吉野桜」を売り出しました。それが大当たりして、明治にはいると吉野桜(のちにソメイヨシノと改名)は全国各地に植えられます。育成と保護がうまくいって、今やソメイヨシノは日本を代表する花になっています。


花見弁当
サクラは古代から愛され、日本人の生活に深く根をおろしてきました。サクラの開花は農耕開始のめやすになっていたので、花見は"豊作を祈る祭り"であり"作柄占い"でした。サクラの「サは田の神」、「クラは神座」の意味を持つともいわれています。
この風習が平安貴族や宮人の「花の宴」となり、サクラ人気は高まっていきます。武家の時代が到来すると、花見文化は公家から武士へと伝わります。無類のサクラ好き・秀吉は豪華絢爛な「吉野の花見」と「醍醐の花見」を催して、茶や食事を供する大宴会を行います。
江戸時代になって、花見はやっと庶民にも広がります。八代将軍・吉宗が隅田川堤や飛鳥山にサクラを植え、庶民にも花見を許したからです。それとともに園芸品種も多く作られ、サクラの代名詞となったソメイヨシノが誕生するのです。成長が早く栽培しやすい、花つきがよいということで全国にサクラの名所が生まれます。
そして今、古代から継承されてきた花見文化は飲めや歌えの"宴会文化"になってしまった観があります。花を愛でる宴になるといいですね!
この風習が平安貴族や宮人の「花の宴」となり、サクラ人気は高まっていきます。武家の時代が到来すると、花見文化は公家から武士へと伝わります。無類のサクラ好き・秀吉は豪華絢爛な「吉野の花見」と「醍醐の花見」を催して、茶や食事を供する大宴会を行います。
江戸時代になって、花見はやっと庶民にも広がります。八代将軍・吉宗が隅田川堤や飛鳥山にサクラを植え、庶民にも花見を許したからです。それとともに園芸品種も多く作られ、サクラの代名詞となったソメイヨシノが誕生するのです。成長が早く栽培しやすい、花つきがよいということで全国にサクラの名所が生まれます。
そして今、古代から継承されてきた花見文化は飲めや歌えの"宴会文化"になってしまった観があります。花を愛でる宴になるといいですね!
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サクラは鑑賞するだけでなく、樹皮や木も利用できます。秋田県仙北市の特産品に樺(かば)細工があります。樹皮の模様や色つやを生かした茶筒や箸置きなどが食卓に彩りを添えてくれます。また、木は家具や建築材として、根は染料として役立っています。 |
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2月末、河津川の堤防は早咲きの品種・カワヅザクラのトンネルになっていました。1月下旬から開花が始まったサクラは1ヵ月以上、花をつけ続けます。古い木ほど、ゆっくりとたくさんの花を咲かせるとのこと。この町のみなさんは、カワヅザクラが散ると「本当の春が来た!」と感じるそうです。
1955年、飯田勝美さんが散歩の途中に河津川沿いで見つけたサクラです。自宅の庭先に移植してから約10年後、サクラは花をつけます。その後の調査で新種のサクラと分かり、カワヅザクラと命名されました。川沿いの並木は、この原木を接木して増やしたものです。


飯田家の原木
2月の上旬からゆっくりと1ヶ月かけて咲いてゆく早咲き品種で、淡紅色の花弁は直径約3cm。切れ込みの入ったふちのほうがやや色が濃くなっています。花は散るまで色が変わりません。早咲きオオシマザクラ系とカンヒザクラ系の自然交配種といわれており、樹皮は紫褐色で光沢があります。

つぼみ

花のアップ

樹皮

河津川の河口から約3キロ、堤防にピンクの帯が出現します。ここが「河津桜まつり」(2008年は2月9日〜3月10日開催)のメイン会場となります。会場内に架かる橋の上はどこも人気の撮影スポットです。川と両岸の桜がきれいに収まりますよ。お花見ハイキングコースのサクラのトンネルにもワクワク!
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6最も川下と3ほうせん橋付近はライトアップされます。ピンクの妖艶な夜桜に酔いそうです。 2中間部の菜の花ロード付近は、ピンクと黄色のコントラストが美しい場所です。下向きに咲いた花が目の高さにありますから接写も楽しめますよ。河原に降りれば目線がぐっと低くなるので、川面のきらめきとサクラの組み合わせなど変化に富んだアングルが記録できます。 4飯田家の原木はみごとな枝振りです。交通量の激しい町道沿いにありますから、気をつけて撮影してくださいね! |






今回は趣向を変えて、サクラのアレンジを紹介します。室内に花がある暮らしにはゆとりと季節感がただようだけでなく、お部屋が華やぎます。お庭では同じ環境下で育つ花を組み合わせて楽しみますが、フラワーアレンジならさまざまなお花を一緒に生けることができます。
フラワーアレンジには決まりごともありますが、まずはご自分のお好きな花を選んで、生けることを楽しんでください。女性だけでなく、最近は生け花をする男性が増えているようです。まずは"お花と遊ぶ""器に季節を盛る"、そんな感覚で生けてみませんか。
フラワーアレンジには決まりごともありますが、まずはご自分のお好きな花を選んで、生けることを楽しんでください。女性だけでなく、最近は生け花をする男性が増えているようです。まずは"お花と遊ぶ""器に季節を盛る"、そんな感覚で生けてみませんか。
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同系色の濃淡(例えばピンクからムラサキに)で花を選ぶと調和がとれます。また、上部には薄い色、下にいくにつれて濃い色の花をアレンジすると落ち着いた作品になります。花材を組み合わせるときには小さな花は上に、大きな花は下におくとよいでしょう。 テーブル向き:四方見(ラウンド)と呼ばれる形で、どの角度からみても同じようにお花をアレンジするスタイルです。 玄関向き:同じ位置から見る形で、三方見と呼ばれます。後ろが壁になる場所で使われるスタイルです。 |
春のよろこびを表現した和と洋のデザインを作ってみました。花材はまったく同じでチューリップ、菜の花、スイトピー、啓扇桜、雪柳、ビバーナム、リューココリーネ(ブルーの花)、ミスキャンタス(斑入りの葉物)です。
![]() 三方見のスタイルです。初めてアレンジに挑戦する方は作りやすい形だと思います。スタイルは三角形を描いて縦に細長く作っていきます。今回は、三角形のラインを作っているのは啓扇桜と雪柳です。 メインのチューリップで三角形を作って、そのすき間をうめるように逆三角形に菜の花を入れこみます。同じ高さに花が入らないように、少しずつずらし花と花のすき間をうめるようにお花を入れて行きましょう。上にはすき間を作り、下には花を多く入れるとバランスがよくなります。 |
![]() 四方見の変形のスタイルです。ちょっとお花や葉ものを個性的に使っています。メインのチューリップで、中心に三角を描きます。啓扇桜と雪柳、リューコリーネで高さと広がりを出します。特徴的なのは菜の花の仕立て方で、短く切って根元をうめました。ミスキャンタスでラインを作り、流れと動きを出してみました。ガラス器のなかのオアシス(吸水フォーム)を隠すためにハランを敷きつめました。ちょっとした工夫で、よりきれいに仕上がりますよ。 自然にはない独自のスタイルを作ることができるのが、こういったアレンジの特徴です。 |
さて、アレンジに挑戦!といっても何を買っていいのやらと思う方も多いでしょう。メインになる花・空間をうめる花・ラインを作る花と最低3種類を1本〜3本と奇数で買うと作りやすいでしょう。あと、お庭を見回して、枝についている葉っぱを活用してくださいね! 使えるお花はありませんか? ご自分で育てたお花を室内で楽しむのも楽しいですよ。お庭の仕立て方を参考に箱庭風アレンジメントを考えるもの面白いですね。お庭とアレンジメントの作品をフォトアルバムにしてみませんか。
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私が学んでいたイギリスでは、サクラ並木はあまり見たことがありませんでした。園芸学校の先生は落葉樹や常緑樹に囲まれたお庭のポイントにサクラやモミジをデザインして、それらを"Ornament tree"と表現していました。華やかさをもつ木だからこそ、シンプルな木々の中にアクセサリーのように目立つ作り方をしていたんでしょうね! 1本使いだからこそ映える使い方ですね! |
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日中は愛らしい姿のサクラを、夜にはライトアップされた妖艶なサクラを思う存分、写しました。カメラを抱えた楽しい小旅行の記録です。(夜桜の撮影には三脚をお忘れなく!)














