ガーデニング フォトライフ

春の花の中から、人気の高い「オダマキ」「ヤグルマギク」「キンセンカ」の話です。
●学名:Aquilegia flabellata Sieb. et Zucc
●和名:苧環
●英名:Columbine


「勝利の誓い」など勇ましい花言葉を持つ花ですが、ラテン名にはいろいろな説があり、ラテン語のAquilaは「ワシの爪」の意味。これは、曲がった「距(花の後方部)」がワシの爪に似ているから。そのほかにも、ラテン語のAquaは「水」の意味。それと「lego=集める」に由来して、「距」の基部に集まる分泌物からこのような名前がついたとも言われています。和名は、花の形が、つむいだ麻糸を、中が空洞になるように円く巻きつけた「苧環」に似ていることに因んでついたとされます。

●学名:Centaurea cyanus L.
●和名:矢車菊
●英名:Cornflower


学名は、ギリシャ神話に出てくる「ケンタウルス」の一人、ケイロンがこの植物を薬草として用いたことに因んでつけられています。「感謝」や「幸福」など穏やかで優しい花言葉で知られる花ですが、そこにはドラマチックな物語があります。毒矢で殺されたケンタウルスを、ケイロンがこの植物の花びらをふりかけると、生き返ったという伝説が残されています。cyanusは「青い」という意味。今は青や白、ピンクなどの品種もありますが、もとの花色は青のためです。

●学名:Calendula officinalis L.
●和名:金盞花
●英名:Pot Marigold


ラテン語の「calendae」は、「小さな暦・小さい時刻」と呼ばれ、絶え間なく開花する花のため、この名前がついたと言われています。「悲観」や「繊細な美」などデリケートな花言葉のある花ですが、アポロンの恋仲を密告した水の精クリティが、自分を恥じて空を見続けて体がキンセンカになってしまったという伝説も残っています。和名の金盞花は、花の形が盞(さかずき)に似ていることから命名されています。室町時代には、すでに元三の祝い花に用いられていたようです。
