talk! talk! talk! 女優・野村真美さん |
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久しぶりに写真を撮ることを意識しながらの旅はいかがでしたか?
そうですね、やはりこの瞬間を味わい損ねる! と思ってしまい、カメラを取り出すことを躊躇した場面もあったんですが、それでも撮影モードに切り替えることに慣れてきたら、撮ることも旅も十分に楽しめました。 アフリカの旅で出会った被写体で特に印象に残ったものはなんでしたか?
いろいろありますが、朝食のときに私のオレンジジュースのコップの中に入ってしまった蜂ですね(Photo's作品紹介の1番の写真)。「あっコップの中に何か入った」と思って見てみたら、蜂だったんです。よくよく見ると、ジュースの水面を波立たせて、溺れまいとして必死でもがいていたんです。それを見た瞬間に、これを撮りたい!と、とても強く思いました。 一見、色合いがかわいらしくてキュートな写真なのかなと思いますが、よく見ると蜂が生きようともがいているわけですね。
そうなんです。私の中では「生と死の狭間」っていう題名がついています(笑)。蜂を見た瞬間、本当に一生懸命に生きようともがいていて、心を打たれたんですね。ギリギリの状況で生きようとしている姿に、とても感じるものがあって、私はこういうものが撮りたいんだと思ったんです。もちろん撮影したあと、すぐに蜂を助けましたけどね。 撮りたいテーマに気づいたのですね。
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はい。写真が面白いなと感じるのは、その人となりが出ることですね。山が好きな人は山を撮り、海が好きな人は海を、人が好きな人を撮るといったように、好きなものを撮るわけじゃないですか。だから、何を撮るかによって、自分が何に惹かれ、何に感じるのかがわかる。私の場合は、たとえば汗をかいて一生懸命生きている姿とか、生命の息吹みたいなものが感じられたとき、魂の叫びがあるようなもの、パッションがあるものに出会ったときにシャッターを押したくなるんです。 |
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野村さんの外見的な印象からは、意外なテーマのように思えます。
自分でも驚きました。真剣に写真と向き合うことで、自分が何に感じるか、より鮮明にわかりましたね。 なぜそういうものに自分がひかれるのか考えたことはありますか?
多分、私自身が子供の頃から逆境を乗り越えてきたというのが大きいと思うんです。いろいろなことがあったのですが、受け入れ、立ち向かって生きてきたので、そういった姿が出会った人や目の前の光景に見えると、心が呼応するんだと思うんです。たとえば、ハワイの美しい海を見たとき、とても感動しましたが撮りたいとは思わなかったんです。でも、発展途上国で出会った、必死に生きている人たちには撮りたいと、心を動かされました。やはり、自分が本当に撮りたいものっていうのは、自分が生きてきた経験、感じてきたものが影響する気がします。 写真を撮るときに大切にしていることはありますか?
そうですね、被写体に対して強い気持ちを持ってシャッターを押すということですね。写真は撮る人の心を写し出すものだと思うので、やはり撮る側の気持ちが入っていないと意味がないし、いい写真とは思えないんです。でも私の場合、写真を撮るときだけじゃなくて、多分何をするにも熱く取り組むタイプなのかな……(笑)。 |
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